— 目次 10 項目
chainhelm 専用の Aster 紹介コードは です。
2026-07-24 時点で、 新規ウォレットで実際に接続し、 紹介コードが適用されることを確認済みです。
紹介コードの適用は最初のウォレット接続時にしかできないため、 接続時に適用しておくことをお勧めします。
本記事では、 Aster 紹介コードを使った登録手順(ウォレット接続)を chainhelm 編集チームが実際に検証したうえで、 Aster の特徴、 日本での利用可否、 リスクもあわせて解説します。
Aster 紹介コード「140fcf」 は今も使えるか?
chainhelm 編集チームが 2026-07-24 に新規ウォレットで Aster に接続し、 紹介コード「140fcf」 が今も使えることを確認しました。
こちらの画像は、 検証時に撮影した実際の画面です。
画面に「Confirm binding this code?」 と表示されており、 紹介コード 140fcf が正しく適用されたことが確認できます。
chainhelm では、 常にコードの有効性を検証し、 利用可能であることを確認しております。
Aster 紹介コードでの登録手順
PC・ブラウザで接続する場合と、 スマホ(モバイル)で接続する場合に分けて解説します。
PC・ブラウザでの接続手順
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まずは、 Aster 公式ページ を開いてください(紹介コードが適用されたリンクです)。 開くと、 以下のような画面になります。
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招待コードを入力する
— 図 2招待コードの入力画面2026-07-24
紹介リンク経由で招待コード "140fcf" が 6 マスに自動入力された、適用前の状態。 出典: chainhelm 編集チーム chainhelm の紹介リンクからアクセスすると、招待コード欄の 6 マスに “140fcf” があらかじめ入っています。表示された内容を確認し、“Redeem invite code” をクリックしてコードを適用してください。適用すると、ウォレット接続の選択画面へ進みます。
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エコシステムを選ぶ
— 図 3エコシステムの選択2026-07-24
"EVM chains" と "Solana chain" の 2 択が並ぶウォレット接続ダイアログ。 出典: chainhelm 編集チーム “Connect your wallet” のダイアログが開いたら、“Select your ecosystem” の下から接続するチェーンを選びます。EVM 系のウォレットを使う場合は “EVM chains” を、Solana のウォレットなら “Solana chain” を選んでください。ここで “EVM chains” を選ぶと、ウォレット一覧の画面へ進みます。
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ウォレットを選ぶ
— 図 4ウォレットの選択2026-07-24
"Rabby Wallet" など複数のウォレットと "Log in with Email" が並ぶ接続一覧。 出典: chainhelm 編集チーム “Connect with Aster” の一覧から、普段使っているウォレットを選びます。この記事では “Rabby Wallet” を例に進めますが、“WalletConnect” や “Safe Wallet”、“Binance Wallet” も選べます。
ウォレットを持っていない場合は、上部の “Log in with Email” からメールで進む方法もあります。選んだウォレットをクリックすると、そのウォレット側の承認画面へ移ります。
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接続を承認する
— 図 5ウォレット接続の承認2026-07-24
接続先サイトとアカウントを示し、承認を待つウォレットの接続確認画面。 出典: chainhelm 編集チーム ここでウォレット側の承認を行います。パソコンの拡張機能(Rabby)では “Connect to Dapp” の画面で、接続先が “asterdex.com” であることと、接続するアカウントを確認し、“Connect” をクリックします。
スマートフォンの場合は “WalletConnect” のモーダルで、“Select Wallet” から使うウォレットアプリを選び、アプリ側で接続を承認します。承認すると、ウォレットが接続された状態で次の署名画面へ進みます。
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セッション鍵の署名を承認する
— 図 6セッション鍵の署名2026-07-24
操作が "ApproveAgent"、チェーンが "BNB Chain" と示された署名要求画面。 出典: chainhelm 編集チーム 続いて、取引用のセッション鍵を承認する署名を求められます。“Sign Typed Data” の内容で、操作(Operation)が “ApproveAgent” であること、チェーンが “BNB Chain” であることを確認し、“Sign” で署名します。これは取引セッションの鍵を承認する操作で、資金の移動ではありません。
なお、掲載している画面はパソコンの拡張機能のものです。スマートフォンでは、同じ内容をウォレットアプリ内で署名します。署名すると、次へ進みます。
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招待コードを紐付ける
— 図 7コード紐付けの確認2026-07-24
コード "140fcf" を示し、"Confirm" で紐付けを確認するダイアログ。 出典: chainhelm 編集チーム “Confirm binding this code?” の確認ダイアログで、表示されたコード “140fcf” を確かめ、“Confirm” をクリックします。これで紹介コードがアカウントに紐付きます。
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接続完了を確認する
— 図 8接続完了の取引画面2026-07-24
ウォレットが接続され、右上にアドレスが短縮表示された取引画面。 出典: chainhelm 編集チーム ウォレットが接続されると、取引画面(BTCUSDT の無期限)に戻り、画面右上にアカウントのアドレスが短縮表示されます。ここまでで、ウォレット接続と紹介コードの適用は完了です。
取引の前に資金を入れるには、右上の “Deposit” から入金へ進みます。
スマートフォン(iOS / Android)での接続手順
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まずは、 Aster 公式ページ をモバイルのブラウザまたはウォレットアプリ内ブラウザで開いてください(紹介コードが適用されたリンクです)。 開くと、 以下のような画面になります。
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招待コードを入力する
— 図 9招待コードの入力画面2026-07-24
紹介リンク経由で招待コード "140fcf" が 6 マスに自動入力された、適用前の状態。 出典: chainhelm 編集チーム chainhelm の紹介リンクからアクセスすると、招待コード欄の 6 マスに “140fcf” があらかじめ入っています。表示された内容を確認し、“Redeem invite code” をクリックしてコードを適用してください。適用すると、ウォレット接続の選択画面へ進みます。
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エコシステムを選ぶ
— 図 10エコシステムの選択2026-07-24
"EVM chains" と "Solana chain" の 2 択が並ぶウォレット接続ダイアログ。 出典: chainhelm 編集チーム “Connect your wallet” のダイアログが開いたら、“Select your ecosystem” の下から接続するチェーンを選びます。EVM 系のウォレットを使う場合は “EVM chains” を、Solana のウォレットなら “Solana chain” を選んでください。ここで “EVM chains” を選ぶと、ウォレット一覧の画面へ進みます。
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ウォレットを選ぶ
— 図 11ウォレットの選択2026-07-24
"Rabby Wallet" など複数のウォレットと "Log in with Email" が並ぶ接続一覧。 出典: chainhelm 編集チーム “Connect with Aster” の一覧から、普段使っているウォレットを選びます。この記事では “Rabby Wallet” を例に進めますが、“WalletConnect” や “Safe Wallet”、“Binance Wallet” も選べます。
ウォレットを持っていない場合は、上部の “Log in with Email” からメールで進む方法もあります。選んだウォレットをクリックすると、そのウォレット側の承認画面へ移ります。
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接続を承認する
— 図 12ウォレット接続の承認2026-07-24
接続先サイトとアカウントを示し、承認を待つウォレットの接続確認画面。 出典: chainhelm 編集チーム ここでウォレット側の承認を行います。パソコンの拡張機能(Rabby)では “Connect to Dapp” の画面で、接続先が “asterdex.com” であることと、接続するアカウントを確認し、“Connect” をクリックします。
スマートフォンの場合は “WalletConnect” のモーダルで、“Select Wallet” から使うウォレットアプリを選び、アプリ側で接続を承認します。承認すると、ウォレットが接続された状態で次の署名画面へ進みます。
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セッション鍵の署名を承認する
— 図 13セッション鍵の署名2026-07-24
操作が "ApproveAgent"、チェーンが "BNB Chain" と示された署名要求画面。 出典: chainhelm 編集チーム 続いて、取引用のセッション鍵を承認する署名を求められます。“Sign Typed Data” の内容で、操作(Operation)が “ApproveAgent” であること、チェーンが “BNB Chain” であることを確認し、“Sign” で署名します。これは取引セッションの鍵を承認する操作で、資金の移動ではありません。
なお、掲載している画面はパソコンの拡張機能のものです。スマートフォンでは、同じ内容をウォレットアプリ内で署名します。署名すると、次へ進みます。
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招待コードを紐付ける
— 図 14コード紐付けの確認2026-07-24
コード "140fcf" を示し、"Confirm" で紐付けを確認するダイアログ。 出典: chainhelm 編集チーム “Confirm binding this code?” の確認ダイアログで、表示されたコード “140fcf” を確かめ、“Confirm” をクリックします。これで紹介コードがアカウントに紐付きます。
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接続完了を確認する
— 図 15接続完了の取引画面2026-07-24
ウォレットが接続され、右上にアドレスが短縮表示された取引画面。 出典: chainhelm 編集チーム ウォレットが接続されると、取引画面(BTCUSDT の無期限)に戻り、画面右上にアカウントのアドレスが短縮表示されます。ここまでで、ウォレット接続と紹介コードの適用は完了です。
取引の前に資金を入れるには、右上の “Deposit” から入金へ進みます。
Aster 接続後にすべきこと
PC・ブラウザで入金する場合と、 スマホ(モバイル)で入金する場合に分けて解説します。
PC・ブラウザでの入金手順
“Deposit” から入金画面(“Account”)を開きます。“Deposit” タブが選ばれた状態で、入金先の口座(“Perpetual Account”)、ネットワーク(“BNB Chain”)、入金する通貨と金額(“Amount”)を指定します。BNB Chain を選んだ場合の入金目安は 1–3 分です。
必要に応じて “Auto-mint USDF” のトグルを使うほか、下部の “Buy/Deposit with Binance Pay” からの入金も選べます。
ネットワークの欄を開くと、入金に使えるチェーンの一覧が表示されます。“BNB Chain” が選択中で、ほかに “Ethereum”、“Arbitrum”、“Solana” から選べます。送金元のウォレットに合わせて、入金するチェーンを選びます。
通貨の欄を開くと、入金できるトークンの一覧が表示されます。“USDT” や “USD1”、“BNB” などから、入金する通貨を選びます。撮影用のアカウントのため、いずれの残高も 0 のままです。ここでチェーンと通貨を選び、金額を入力して入金を実行します。
スマートフォン(iOS / Android)での入金手順
“Deposit” から入金画面(“Account”)を開きます。“Deposit” タブが選ばれた状態で、入金先の口座(“Perpetual Account”)、ネットワーク(“BNB Chain”)、入金する通貨と金額(“Amount”)を指定します。BNB Chain を選んだ場合の入金目安は 1–3 分です。
必要に応じて “Auto-mint USDF” のトグルを使うほか、下部の “Buy/Deposit with Binance Pay” からの入金も選べます。
ネットワークの欄を開くと、入金に使えるチェーンの一覧が表示されます。“BNB Chain” が選択中で、ほかに “Ethereum”、“Arbitrum”、“Solana” から選べます。送金元のウォレットに合わせて、入金するチェーンを選びます。
通貨の欄を開くと、入金できるトークンの一覧が表示されます。“USDT” や “USD1”、“BNB” などから、入金する通貨を選びます。撮影用のアカウントのため、いずれの残高も 0 のままです。ここでチェーンと通貨を選び、金額を入力して入金を実行します。
本ガイドでは入金フォームでチェーンと通貨を選ぶところまでを扱っており、実際の送金は、入金するチェーンと通貨を確かめて金額を入力し、“Deposit” を押すことでご自身の操作で完了します(BNB Chain の入金目安は 1–3 分です)。
Aster 紹介コードは登録後に追加できない
紹介コードはウォレット接続時のみ適用可能で、 後付けはできません。
うっかり適用せずに接続を完了してしまった場合、 同じウォレットに後から紐づけ直す方法は用意されていません。
新しいウォレットで登録し直すという選択肢があるので、 検討してください。
- 接続時に紹介コード 140fcf の適用表示が出ているか(リンク経由で入った際に出る適用の案内を確認、 コード入力欄がある DEX ではその欄も確認)
- 接続後は Referral / Rewards ページを開き、 紹介が反映されているか確認する(コミッション率など紹介に紐づく表示は、 ウォレットを接続した後にのみ現れる)
◆ ◇ ◆
Aster のポイントプログラムとエアドロップ
Aster には取引や紹介に応じてポイントが貯まる制度があり、その延長線上に ASTER トークンのエアドロップがありました。ここでは制度の仕組みと、すでに実施されたエアドロップの実績を、事実として整理します。
ポイント制度とシーズン構造
Aster のポイント制度は「Aster points campaigns」と呼ばれ、現在は Aster Crystal(Stage 5)と Aster Convergence(Stage 6)という多段階のシーズンで運用されています。前身には Aster Gems や Spectra がありました。各シーズンには紹介ボーナスやチームブーストが用意され、新しく上場する RWA マーケットではポイントのブーストも行われます。
ポイントは主に取引量(出来高)と紹介から積み上がります。TGE 以前は、Aster Spectra の Stage 0/1 への参加、Aster Gems の配分、Aster Pro での取引ロイヤルティが、受給資格に結び付いていました。
ASTER トークンと過去のエアドロップ実績
ASTER は BNB Chain 上の BEP-20 トークンです。トークン生成イベント(TGE)の経緯と、それに伴うエアドロップの実施状況は次のとおりです。
プログラム全体で見ると、エアドロップに割り当てられているのは genesis の 53.5%(4.28B ASTER)で、これを約 80 か月かけて放出する設計です。ここで挙げているのはあくまで実施済み・確定済みの事実であり、今後の追加配布を示すものではありません。
公式の言質と受給の制限
Aster はエアドロップを TGE で提供済みとし、追加のトークン配布は約束していません。
この配布は、Sybil(なりすまし)やボットによるファーミング、wash trading(自己取引による水増し)といった批判を招きました。CEO は出来高の異常を「エアドロップ報酬を最大化しようとする opportunistic な API トレーダー」に帰し、ボット偏重との指摘を受けて一部の配分を調整・遅延させています。
受給には制限もあります。ToS の禁止地域に該当してジオブロックされたユーザーは対象外で、紹介の不正防止ルールにより自己紹介や複数アカウントは禁止されています。TGE 以前の受給資格も、文書化された参加ステージを満たしていることが条件でした。
Aster とは
ここからは紹介コードの話を離れて、Aster という取引所そのものを見ていきます。まずは規模と成り立ち、そして取引にかかるコストです。
規模と成り立ち — Binance 系列の perp DEX
Aster は無期限(perp)取引を主軸とする DEX で、DeFiLlama の perps ランキングでは上位に位置します。ただし、これらの数字はいずれも reported(自己申告)ベースで、DeFiLlama は Aster について Normalized(正規化)出来高を表示していません。検証済みの数値ではない、という前提で読む必要があります。
運営体制は、非カストディアルな perp DEX に典型的なもので、法人・法的な本社・登録法域はいずれも公開されていません。利用規約(ToS)は香港法に準拠します。出資は YZi Labs(旧 Binance Labs)で、Binance 創業者の CZ が公然と支持しており、CEO は「Leonard」という仮名(元 Binance と報じられています)で、チームの多くは匿名です。
扱う商品は幅広く、暗号資産の無期限に加え、米国・香港・韓国(KRX)株式の perp、RWA(現実資産)や pre-IPO(未公開株)の perp、予測市場までカバーします。現物取引や、ALP・asBNB・USDF/asUSDF といった Aster Earn の商品もあります。
アーキテクチャはハイブリッドで、Pro 版の無期限はオフチェーンで注文をマッチングしオンチェーンで決済する CLOB、AMM 型の「Shield Mode」、ALP 流動性プールを取引相手とする「1001x」を併用します。決済は 2026 年 3 月以降 Aster Chain L1(50ms ブロック、10 万超 TPS、ガス無料、注文の ZK 暗号化とステルスアドレス)で行われ、従来の商品や Earn の経路は BNB Chain・Ethereum・Arbitrum・Solana・SUI のマルチチェーンで残ります。
取引コストとネイティブ割引
取引コストは、取引手数料に加えて、ポジションの保有コストである funding(資金調達率)や、入出金・ガスのコストまで含めて見る必要があります。
- USDT 建て無期限
- メイカー 0% / テイカー 0.04%
- USD1 建て無期限
- テイカー 0.005%
- 株式 perp
- テイカー 0.009%
- 「1001x」モード
- 建て 0.08% + 決済 0.08%
上記は 2026-07-24 時点の per-contract(契約別)手数料ページの値です。なお、古い概要ページにはメイカー 0.01% / テイカー 0.035% という別の表記も残っており、参照するページによって数字が異なる点には注意が必要です。
funding は既定で 8 時間ごとに清算され、プレミアム指数と金利成分から算出されます。金利成分は通常 0.01% で、BNBUSDT では 0% です。極端な変動時には清算間隔が調整されることがあります。
メイカー手数料が全 perp で 0% というゼロフィー寄りのモデルのため、収益はテイカー手数料・funding・スプレッド・ALP の損益・清算から生まれます。一部の株式・RWA perp(NVDA や TSLA など)では、手数料がキャンペーンとして無料化されていました。
Aster の特徴
他の主要な perp DEX と比べたとき、Aster はどこで違いを出しているのか。そして逆に、別の選択肢が向くのはどんな場合かを整理します。
主な perp DEX と比べた差別化
天秤にかける相手として DeFiLlama が挙げるのは、カテゴリー首位の Hyperliquid、そして ApeX、Lighter、Grvt です。以下の特徴は、これらの venue と相対的に見たときの Aster の差別化点です。
既定でプライバシー
株式・RWA・pre-IPO まで
最大 1001 倍
Binance 系列
他の選択肢が向く場合と誰向きか
一方で、別の選択肢のほうが理にかなう場面もあります。まず、米国・カナダ・英国などの禁止地域のユーザーは、Aster の ToS によってジオブロックされ、そもそもフロントエンドにアクセスできません。この場合は、現実的に別の venue を使うことになります。
もう一つは、完全に検証可能で透明性のある出来高や、長い実績を重視するユーザーです。
総じて、プライバシー・扱う資産の幅・高レバレッジ・Binance 系列の流動性に価値を感じる層には向きますが、透明性と長い実績を最優先するなら、比較的若く出来高に議論のある Aster が最有力とは限りません。
Aster の規制動向
規制の観点では、Aster を「どの国からアクセスできるか」と「当局がどう動いているか」の二つに分けて見ると整理しやすくなります。
公式のジオブロック範囲とフロントエンド/プロトコルの二層構造
このジオブロックは、web やアプリのフロントエンド(インターフェース)の層で働きます。Aster は非カストディアルで、原資産のチェーンを運用したり資産を預かったりはせず、原契約(スマートコントラクト)自体はパーミッションレスです。つまり、フロントエンドのブロックとコントラクトの停止は、別のレイヤーの話です。
運用上は、制限地域からはフロントエンドにウォレットを接続できないようになっており、ToS は利用者に対して、正確な所在地の申告と、制限を回避しないことを求めています。ブロックが IP 単位なのか、ウォレットのスクリーニングなのかといった技術的な詳細までは明示されていません。
当局の動向と規制トラジェクトリ
株式・RWA・pre-IPO の perp や予測市場は、証券や事象を参照する合成デリバティブであり、証券法上のエクスポージャーを高めます。これは、米国などがジオブロックされている背景でもあります。
全体の方向性としては、自己抑制的な姿勢がうかがえます。米国・英国・カナダを先んじてジオブロックしつつ、証券性の高い合成 perp へ商品を広げており、Binance 系列であることも当局の注視を招きやすい立場です。もっとも、この掲載を除けば、Aster を名指しした処分や制裁といった enforcement は、2026-07-24 時点では確認されていません。
日本での Aster の利用可否
最後に、日本の読者にとっての位置づけを確認します。結論からいえば、日本から Aster を使うことは可能ですが、国内の登録制度の枠の外での取引になります。
日本から使えるか — 登録規制の枠外という位置づけ
日本居住者の Aster 利用を明示的に禁じる規定は見当たりません。日本の金融庁(FSA)による登録制度は、暗号資産交換業を営む事業者(取引所 operator)を対象としたものです。
そのため、Aster での取引は国内の枠組みの外で行われることになります。裏を返せば、その枠組みに伴う投資家保護は及ばない、という位置づけです。
レバレッジ規制(2 倍)と投資家保護の不在
日本では、登録済み事業者が扱う暗号資産デリバティブについて、個人のレバレッジが 2 倍に制限されています。Aster はこの枠組みの外で運用されるため、この上限は適用されません。
税務 — 雑所得としての自己申告
Aster での取引で得た利益は、雑所得(ざっしょとく)に区分され、税務署(NTA)への確定申告が必要です。オフショアかつ非カストディアルな環境では取引所からの税務レポートは期待できず、申告の負担は利用者側に帰します。
Aster 利用前に把握すべきリスク
利用前に把握しておきたいリスクを整理します。ここでの軸は、あなたの制御が及ばない protocol 側のリスクと、perp 取引そのものに内在する取引構造のリスクです。
protocol 健全性 — 監査範囲と管理権限の不透明さ
コントラクトのアップグレード可否やプロキシの構成、マルチシグの署名者・閾値、タイムロックといった管理権限の詳細は、確認できる範囲のドキュメントでは開示されていません。バグバウンティの公開もありません(オンチェーンガバナンスの ASTER/veASTER は、2026 年第 2 四半期に予定と告知されています)。
独立した保険基金は設けられておらず、無期限の取引相手は ALP 流動性プールが担い、清算を含む損益をこのプールが吸収します。ADL(自動デレバレッジ)の詳細は文書化されていません。これらは、あなたの制御の外にある権限・構造のリスクです。
取引構造リスク — 高レバレッジ・清算・オラクル
perp 取引そのものの中核リスクとして、レバレッジと清算があります。「1001x」モードでは最大 1001 倍(標準の板取引ではマーケットごとにこれより低い上限)のレバレッジが、KYC なし・自己保管・投資家保護なしの環境で即座に使えます。この構造自体がリスクであり、清算や funding の負担、ADL がそのまま利用者に及びます。
- Pyth
- 主(anchor)となる価格オラクル
- Chainlink
- クロスチェック用
- Binance Oracle
- フォールバック
「1001x」の価格供給は、上記のオラクルに依存します。Pyth と Chainlink の乖離が 1% を超えるとサーキットブレーカーが働き、取引が失敗する設計です。価格が構造的に外部のオラクルに依存している点は、取引構造上のリスクとして押さえておく価値があります。
インフラ・データ整合性と資金アクセス
データ整合性の面では、2025 年 10 月に DeFiLlama が、wash trading や検証をめぐる懸念から Aster の取引データを一時 delisting し(Aster の出来高が Binance の perp 出来高と近く推移していた点が指摘されました)、同月に「数字を検証できない」「ブラックボックス」という但し書き付きで relisting しています。2026-07-24 時点でも Normalized 出来高は表示されていません。この間、ASTER 価格はおよそ 10% 下落したと報じられていますが、これはエクスプロイトではなく、利用者資金の流出は生じていません。
中央集権的なポイントとしては、オフチェーンの板マッチングエンジン(従来設計)や、Binance 由来の API・インフラがあります。Aster Chain のバリデータ/シーケンサ構成の詳細は公開されていません。なお、6 つのウォレットが ASTER 供給の約 96% を保有するという報告もありますが、これは第三者による二次情報で、未検証です。
資金へのアクセスは、最終的に利用者自身のウォレット管理に依存します。自己保管である以上、秘密鍵の紛失リスクは利用者側にあり、フロントエンドのジオブロックや障害はパーミッションレスなコントラクトを止めませんが、実際にアクセスできるかどうかは、自分のウォレットを管理できているか次第です。