— 目次 12 項目
- 01 ApeX 紹介コード「0KNJQKCQ」 は今も使えるか?
- 02 ApeX 紹介コード「0KNJQKCQ」 の特典
- 03 ApeX 紹介コードでの登録手順
- 04 ApeX 接続後にすべきこと
- 05 ApeX 紹介コードは登録後に追加できない
- 06 ポイント制度は動いているが、トークンへの換算は公表されていない
- 07 ApeX Omni は zkLink X の上で板取引を回す perp DEX
- 08 24 時間出来高は 3 位、建玉と手数料収益は同じ順位に届かない
- 09 除外しているのは米国と制裁対象地域だけ、ライセンスはどの国にも無い
- 10 日本は ApeX の除外地域に入っていないが、金融庁への登録も無い
- 11 入金の前に見ておく設計上の弱点(即時アップグレード・継承された監査・ADL)
- 12 コードの適用は口座作成時の一度きり、確かめるのは自国での立ち位置と設計上の弱点
chainhelm 専用の ApeX 紹介コードは です。
2026-08-03 時点で、 新規ウォレットで実際に接続し、 紹介コードが適用されることを確認済みです。
ウォレット接続時に本コードを適用すれば、 取引手数料5%オフ が適用されます。 適用は最初の接続時にしかできないため、 その場で適用しておくことをお勧めします。
本記事では、 ApeX 紹介コードを使った登録手順(ウォレット接続)を chainhelm 編集チームが実際に検証したうえで、 ApeX の特徴、 日本での利用可否、 リスクもあわせて解説します。
ApeX 紹介コード「0KNJQKCQ」 は今も使えるか?
chainhelm 編集チームが 2026-08-03 に新規ウォレットで ApeX に接続し、 紹介コード「0KNJQKCQ」 が今も使えることを確認しました。
こちらの画像は、 検証時に撮影した実際の画面です。
画面に「Enter Invitation Details」 と表示されており、 紹介コード 0KNJQKCQ が正しく適用されたことが確認できます。
この画面は口座を作っている途中に開くもので、「Confirm Details」を押した時点で紐づけが確定します。適用できたかどうかは、ログイン後の referral ページにある「I’m Invited」タブでいつでも確かめられます。確定する画面と、あとから確認する画面は別なので、この 2 つを分けて覚えておいてください。
chainhelm では、 常にコードの有効性を検証し、 利用可能であることを確認しております。
ApeX 紹介コード「0KNJQKCQ」 の特典
本コードを接続時に適用すると、 ApeX で以下の特典が適用されます。
- 特典
- 取引手数料5%オフ
- 有効期限
- なし
- 対象
- 新規ユーザー
特典の適用には、 ウォレット接続時のコード適用が必要です。 適用忘れにはご注意ください。
ApeX 紹介コードでの登録手順
PC・ブラウザで接続する場合と、 スマホ(モバイル)で接続する場合に分けて解説します。
PC・ブラウザでの接続手順
- まずは、 ApeX 公式ページ を開いてください(紹介コードが適用されたリンクです)。 開くと、 以下のような画面になります。
2. 招待ページで「Log in」をクリック
招待リンクを開くと「Invite, Share, and Earn」と書かれた招待ページに移るので、見出しの下にある黄色い「Log in」をクリックします。未ログインのうちは右上のヘッダーにも同じ「Log in」だけが置かれており、新規登録もこのボタンから始めます。
3. ログイン方法にウォレットを選択
「Log In or Sign Up」のウィンドウが開いたら、「OR」の下に並ぶ「MetaMask」「Rabby」から使うウォレットをクリックします(ここでは「Rabby」)。上の「Email」欄にメールアドレスを入れて「Continue」から始める方法もありますが、ウォレットを選ぶとそのまま接続の手続きが始まります。
4. Rabby でサイトへの接続を承認
別ウィンドウで開いた Rabby の「Connect to Dapp」で、接続先の https://omni.apex.exchange と右上の「Arbitrum」を確かめ、下部の「Connect Address」で接続するアカウントを選んだうえで「Connect」をクリックします。接続先に心当たりがないときは「Cancel」で中止できます。
5. 2 件の署名リクエストを送信
サイト側の「Connect Your Wallet」に「Sign Message」と「Verify wallet compatibility」の 2 段が案内されるので、「Send Requests」をクリックします。署名リクエストは 2 件届きますが、署名は無料で取引は発生しないと注記されています。
6. 1 件目の署名(Onboarding)
Rabby に届いた「Sign Text」で、「ApeX Omni Mainnet」と「Action: ApeX Omni Onboarding」の 2 行を確かめて「Sign」をクリックします。用途に心当たりがないときは「Cancel」で拒否できます。
7. 署名を「Confirm」で確定
「Sign」を押すとボタンが「Confirm」に変わるので、そのままクリックして署名を確定します。確定するとサイト側の画面に処理が戻ります。
8. 互換性チェックの完了を待つ
サイト側に戻ると「Sign Message」にチェックが付き、「Verify wallet compatibility」が処理中の表示に変わるので、そのまま待ちます。処理が終わると 2 件目の署名リクエストが Rabby に届きます。
9. 2 件目の署名を承認
Rabby に届いた 2 件目の「Sign Text」が 1 件目と同じ内容であることを確かめて「Sign」をクリックします。ここまでで接続の署名は終わり、続いて口座作成の画面に進みます。
10. 「Create Account」で口座を作成
「Create Account」のウィンドウで「Create an Omni Account」と「Signature Verification」の説明を読み、確認の署名にガス代がかからないことと、「Terms of Use」「Privacy Policy」への同意チェックが入っていることを確かめます。確認できたら「Create Account」ボタンをクリックすると、口座鍵の署名リクエストが Rabby に届きます。
11. 口座鍵の署名(ChangePubKey)
Rabby に届いた「Sign Text」の内容が「ChangePubKey」になっていることを確かめて「Sign」をクリックします。接続時の署名とは別に、口座の鍵を登録するための署名で、対象の「AccountId」も一緒に示されています。
12. 口座鍵の署名を確定
ボタンが「Confirm」に変わったら、そのままクリックして口座鍵の署名を確定します。確定すると Rabby での操作は終わり、サイト側の画面に戻ります。
13. 「Welcome」で口座開設が完了
口座が作られると「Welcome」のウィンドウに切り替わり、「Complete Trading Suite: Perps, Vaults, Spot Swap」や「Earn ASPs (points) for Trading & Referrals」といった特徴が並ぶので、内容を確かめて「Start Trading Now」をクリックします。ここから招待コードの確認に進みます。
14. 招待コードを確認して確定
「Bind a Friend」のウィンドウでは「Enter Invitation Details」の欄に招待リンク経由のコード「0KNJQKCQ」が入っているので、コードが合っていることを確かめて「Confirm Details」をクリックします。欄が空のときは同じコードを入力してから確定します。
15. 接続完了と招待コードの反映
招待ページに戻ったら、ヘッダーにウォレットのアドレスと「Deposit」が並び、接続済みになっていることを確かめます。ページ上部の表示も「Invite」と「I’m Invited」の切り替えに変わり、下部の「My Invite Code」「My Referral Link」から自分の招待コードも確認できます。
スマートフォン(iOS / Android)での接続手順
- まずは、 ApeX 公式ページ をモバイルのブラウザまたはウォレットアプリ内ブラウザで開いてください(紹介コードが適用されたリンクです)。 開くと、 以下のような画面になります。
2. 招待ページで「Log in」をタップ
招待リンクを開くと「Invite, Share, and Earn」と書かれた招待ページに移るので、画面下部に大きく置かれた「Log in」をタップします。上部のヘッダーにも同じ「Log in」があり、どちらからでもログイン方法の選択に進めます。
3. ログイン方法にウォレットを選択
「Login or sign up」の画面が開いたら、下部に並ぶ「MetaMask」などのアイコンから使うウォレットをタップします。目的のウォレットが見当たらないときは「View all wallets」を開き、ウォレットを使わない場合は「Email」欄にメールアドレスを入力して右の矢印をタップします。
4. チェーンとウォレットを選択
「Connect」のシートが開いたら、「Select a chain」のプルダウンが「Arbitrum One」になっていることを確かめます。続けて「Select a wallet」の一覧から、使うウォレットのアイコンをタップします。
5. ウォレットアプリで 2 件を承認
「Connect」のシートで「Connect」をタップし、ウォレットアプリに切り替わったら 2 件のリクエストを承認します。署名は無料で取引は発生せず、承認後は自分で ApeX のアプリに戻る必要がある場合があると案内されています。
ApeX 接続後にすべきこと
入金に使えるチェーンは、Ethereum、Arbitrum One、BNB Chain、Base、Mantle の 5 本です。ただし Mantle の USDT(Bridged)は 2026-06-09 から入出金とも停止しているので、Mantle から USDT を送るつもりだった場合は別のチェーンを選ぶことになります。
担保に使える資産は 9 種類あります。証拠金と決済の通貨は USDT で、これに USDC、WBTC、WETH、ETH、cmETH、mETH、cbBTC、USDe が担保率つきで併用できます。公式ドキュメントは、ステーブルコイン以外の担保は値動きの影響を受け、取引中の証拠金に大きく効きうると注意を添えています。
ApeX には独立したブリッジ製品がありません。入金は zkLink X の多チェーン集約を通り、送信元チェーンの資産を対応担保に変換する Multichain Swap が入金の中に組み込まれています。そのぶん事前のブリッジ操作は不要ですが、費用がゼロになるわけではありません。取引のガスは運営が負担するので無料である一方、入金トランザクションの送信元チェーンのガスは自分のウォレットから払います。ここは最初に必ず出ていく費用なので、送金する分とは別にガス代を残しておいてください。
カード入金は 2026-07-04 から Alchemy Pay 経由で使えるようになりました。ただし対象はメール登録の Privy ウォレット口座だけで、本記事の手順で作るサードパーティウォレットの口座では使えません。初回に本人確認が求められる場合、それを実施するのは Alchemy Pay であって ApeX ではない、という切り分けも押さえておいてください。
最低入金額は、オンボーディングにも入金のドキュメントにも定めが見当たりません。つまり実際の下限は、送信元チェーンのガス代と、カード入金を使う場合の Alchemy Pay 側の制限で決まることになります。
ウォレットの接続と招待コードの適用まで終えたら、ヘッダーの「Deposit」から入金に進み、取引を始める準備を整えます。
ApeX 紹介コードは登録後に追加できない
紹介コードはウォレット接続時のみ適用可能で、 後付けはできません。
うっかり適用せずに接続を完了してしまった場合、 同じウォレットに後から紐づけ直す方法は用意されていません。
新しいウォレットで登録し直すという選択肢があるので、 検討してください。
- 接続時に紹介コード 0KNJQKCQ の適用表示が出ているか(リンク経由で入った際に出る適用の案内を確認、 コード入力欄がある DEX ではその欄も確認)
- 接続後は Referral / Rewards ページを開き、 紹介が反映されているか確認する(コミッション率など紹介に紐づく表示は、 ウォレットを接続した後にのみ現れる)
適用の可否が決まるのは「Bind a Friend」の画面だけです。これから始めるのであれば、コードが入った状態のリンクから入るのが確実です。
ポイント制度は動いているが、トークンへの換算は公表されていない
ApeX のポイントは 2 本立てで、今も動いているものと、すでに終わったものが同じ名前のもとで語られがちです。何がもらえるのかを判断する前に、まずどちらの話なのかを分ける必要があります。
現行は ApeX Social、Ape Season 1 は 2025 年 12 月に終了
常設のリワード制度にあたるのが ApeX Social で、ここで貯まるポイントを ASP と呼びます。今の口座で貯められるのはこちらです。もう一方の Ape Season 1 は 12 週間限定のポイントファームで、2025-10-06 に始まり 2025-12-28 に終わりました。Season 2 については「coming soon」と書かれているだけで、開始日の発表はありません。
上限を超えた分はその期間に加算されませんが、いったん獲得した ASP に期限はありません。なお上限の値そのものは運営が変更しうると公式ドキュメントに書かれており、公式チャネルで告知されると説明されています。制度の枠が固定されているわけではない、という前提で読む必要があります。
終わった Ape Season 1 の規模は、69,000,000 Ape Point のプールを 12 週で配り切るというものでした。過去にこれだけの原資が動いた記録として読む値であって、いま口座を作る読者が取りに行けるものではありません。
ポイントの貯まり方と、始める前に必要な ApeSoul
取引で貯まる分は式が公表されています。支払った取引手数料の 40% が ASP になる、というのが基本で、公式表記では Points = Trading Fees x 0.4 です。手数料を多く払うほど貯まる設計なので、ポイントのために取引量を増やせば手数料も増える、という関係になります。
始める前にひとつ手続きが要ります。ApeSoul のミントです。これは分散型 ID を表すソウルバウンドトークン(soulbound token)で、これを持たないと ApeX Social のポイントは貯まりません。取引を始めてから気づくと、それまでの分は戻ってこないので、口座を作った流れでミントまで済ませておくのが実務的です。
もうひとつの貯め方が、2025-01-09 に日次チェックインから置き換わった Trading Streak です。7 日連続で取引すると倍率が付きます。貯めた ASP は 20 ポイント、35 ポイント、50 ポイントの 3 段階で Mystery Box に使え、中身は USDT の取引ボーナス、ASP のボーナス、トークンのエアドロップ、現物の景品と説明されています。最上位の景品は複数の断片に分かれており、全部そろえないと受け取れません。
APEX トークンは 2022 年に発行済みで、配布は過去の施策が中心
APEX トークンの発行は 2022-04-27 に Bybit Launchpad 2.0 で完了しています。これから出るトークンを待つ構図ではない、という点が、この章全体の読み方を決めます。
過去の配布としては、ApeX Pro 時代の Trade-to-Earn 第 1 弾で 25,000,000 APEX、第 2 弾で 10,000,000 APEX、XP キャンペーンで 25,000,000 APEX が割り当てられ、OG NFT の保有者への配布も行われました。いずれもすでに終了した施策で、それぞれの実施日は公式のトークノミクス記事に記載がありません。
換算レートの公式説明は無く、制度の変更権は運営が持つ
ここが制度でいちばん大きな空白です。Ape Points や ApeX Social の ASP が APEX や将来のトークンに換算されるのかどうか、換算されるとしてどの比率なのか、公式の説明は一切ありません。Ape Season 1 の規約にいたっては、重み付けと計算式は非公開であると明記しています。ポイントを貯める行為に対して、運営は現時点で何の対価も約束していない、というのが記録から読み取れる全てです。
制度そのものについても運営が広い裁量を持ちます。公式の規約は、プログラムの修正・停止・中止を単独の裁量で行えること、活動の最終解釈権を運営が持つことを明記しています。報酬はオンチェーンでの検証と透明性監査を経るとも書かれていますが、その監査を実施するのも運営自身です。
受給資格には制限があります。1 ユーザーにつき 1 アカウントで、複数アカウントを使ったファーミングやボットの利用は禁止です。wash trading や相場操縦、その他の悪用行為が見つかれば即座に失格となります。プログラム期間中に発生した正の取引手数料だけが対象になり、マーケットメイカープログラムの参加者は Ape Point のブースターの対象外、Grid Bot と Vault の出来高はチーム集計から除かれます。
◆ ◇ ◆
ApeX Omni は zkLink X の上で板取引を回す perp DEX
紹介コードが開く先がどういう取引所なのかを、ここで一度まとめます。名前が同じでも中身が入れ替わっているため、検索で出てくる情報がそのままでは当てはまらない、というのがこの取引所の面倒なところです。
ApeX Pro から ApeX Omni への世代交代
いま「ApeX」で調べると、旧世代の ApeX Pro を前提にした説明がかなりの割合で残っています。板の仕組みも入金の経路も別物になっているので、他のサイトで見た手順が本記事と合わない場合は、まず世代を疑ってください。本記事が扱うのは、現在ただひとつの取引所である ApeX Omni です。
規模については、公式サイトが累計出来高 628.45B USD、累計取引 1.20B 件というカウンターを掲げています。これは運営自身が表示している数字で、第三者が検証したものではありません。
運営として名前が出る法人は 3 つ、個人名はどこにも無い
APEX DAO Inc.
APEX DAO LLC
セントビンセント及びグレナディーン諸島
問題は、この 3 つを突き合わせて説明した公式の資料がどこにも無いことです。法人登記も確認できませんでした。どれかひとつを本社として書いている記事もありますが、一次資料からはそう断定できません。
創業者や CEO、コアチームの氏名も出てきません。公式ドキュメントは「プロトコルは ApeX DAO が所有し統治する」とだけ述べ、個人名を 1 人も挙げていません。第三者情報として、Bybit が支援する Davion Labs がインキュベーターだとする記述はありますが、公式側では裏が取れていません。この構図が実際に何を意味するのかは、リスクの章で改めて扱います。
決済は Arbitrum One、注文は板(オーダーブック)で突き合わせる
ApeX Omni が載っているのは zkLink X という用途特化の ZK ロールアップです。ロールアップというのは、取引の記録を別の層でまとめてから土台のチェーンに預ける仕組みで、そのぶん処理が速くなり、費用も安く済みます。L2BEAT の記録では、zkLink X の決済先は Arbitrum One です。Arbitrum One 自体がイーサリアムのロールアップなので、ApeX Omni はその上に乗る L3 という位置づけになります。
注文の突き合わせ方は、多くの DEX が採る AMM ではなく、中央指値注文板(central limit order book)です。板の突き合わせはオフチェーンで行い、決済にゼロ知識証明を使います。約定の基準になるのは Last Price です。公式は、中央集権取引所と同じ注文種別と板の厚みを提供すると説明しています。
処理性能については主張が食い違っています。現行の公式ドキュメントは最大 10,000 TPS、2024 年の zkLink X 移行の発表では 3,000 TPS です。どちらも運営の自己申告で、第三者による検証はありません。
暗号資産以外の品揃えと、2026 年 8 月 5 日に閉じる Spot
扱う商品は暗号資産にとどまりません。暗号資産の無期限先物は最大 100 倍まで、米国株や ETF を参照する TradFi/株式 perp は最大 50 倍までで、こちらは Chainlink の RWA 価格フィードを使い 2025-11-04 に始まりました。ほかに Polymarket の板を引いてくる予測市場(Prediction Spot、2026-06-08 開始)、外部資金を預かって運用する Vaults、レンジ戦略を自動化する Grid Bot があります。
一方で Spot Swap は 2026-08-05 10:00 UTC に終了し、以後は Spot への入口がすべて閉じます。perp、TradFi perp、予測市場、Grid Bot、Vault は影響を受けません。Spot に置いたままの残高がある場合の扱いは、リスクの章で日付とあわせて整理します。
取引コストは maker 0.020% / taker 0.050%、ガスは無料で資金調達は毎時
VIP は 7 段あり、14 日間の出来高か、ステーキングした APEX と esAPEX の合計量か、有利なほうで判定されます。レベル 1 から 4 まではステーキングだけでも届きますが、レベル 5 から 7 は出来高でしか到達できません。判定は毎日 07:00 UTC のスナップショットから計算され、08:00 UTC までに反映されます。
ここで押さえておきたいのは、手数料がゼロにはならないという点です。maker が 0.000% になるのは VIP 5 以上、つまり 14 日間で 5 億 USD 以上を回した場合に限られます。taker はどれだけ上がっても下限が 0.025% です。ゼロ手数料をうたう取引所ではありません。
資金調達(funding)は毎時精算です。上限を超えた分を運営が吸収する設計であることは上の図のとおりで、授受が発生するのは精算時刻ちょうどにポジションを持っていた人だけです。時間をまたがない短期の売買であれば、この費用は発生しません。
ガスの扱いは入金の章で触れたとおりで、取引そのものは運営負担で無料、自己負担は入金時の送信元チェーンのぶんだけです。
手数料を下げるもうひとつの経路が APEX のステーキングです。25,000 でレベル 2、100,000 でレベル 3、250,000 でレベル 4 に届き、この閾値は 2025-05-14 に約 10 分の 1 へ引き下げられました。ただし前述のとおり、ステーキングだけではレベル 4 が上限です。
24 時間出来高は 3 位、建玉と手数料収益は同じ順位に届かない
出来高だけを見ると、ApeX は perp DEX の上位に食い込んでいます。ただし同じスナップショットの別の指標を見ると順位が変わります。3 つの数字を並べたうえで、そのズレが何を示すのかまで読んでください。
3 つの数字で見る立ち位置(出来高・建玉・プロトコル手数料)
出来高から見ます。DeFi Llama の正規化 24 時間 perp 出来高で ApeX は 3 位です(2026-07-29 時点)。正規化系列での値は 1,469,000,000 USD、報告ベースでは 1,489,000,000 USD で、この報告ベースの値を同じページが示す全プロトコル合計 21,522,000,000 USD で割るとおよそ 6.92% になります。この比率は chainhelm 側で割り算した値であり、DeFi Llama が公表している数字ではありません。
建玉に移ると順位が変わります。同じスナップショットを建玉で並べ替えると、ApeX は 10 番手です。24 時間出来高に対する建玉の比率はおよそ 8% で、上位の取引所より明確に低い水準にあります。回転の速い出来高と、滞留するポジションの少なさが同居している、と読めます。
3 つ目の手数料収益がいちばん説明を要します。24 時間の出来高に対して実現テイクレートを割り戻すと 0.002% 程度にしかならず、表示上の taker 0.050% とは桁がひとつ以上違います。候補として考えられるのは、VIP 上位層の低い実効レート、マーケットメイカーへのリベート、インセンティブ由来の出来高、DeFi Llama 側の集計方法などですが、どれが主因かは特定できていません。断定はせず、順位を見るときはこの数字も一緒に見る、という扱いにとどめます。
集計サイト間でも数字は割れます。同じ日の 24 時間 perp 出来高は、DeFi Llama の正規化系列で 1,469,000,000 USD、CoinGecko で 1,508,053,010 USD、CoinMarketCap で 1,539,285,322 USD です。幅はおよそ 3.4% で、どの順位もこの誤差を含んだ話だと考えてください。
他の perp DEX と分かれる 4 つの作り
1 つ目は入金の多チェーン集約です。Ethereum、Arbitrum One、BNB Chain、Base、Mantle から直接入金でき、ブリッジとガス用トークンの用意が入金の中に畳み込まれています。単一チェーンで決済し、利用者に事前のブリッジを求める perp DEX が多いなかで、ここは実際に手間の差が出る部分です。
残る 3 つはまとめて挙げます。米国株や ETF を参照する TradFi/RWA perp と未上場株エクスポージャーを持っていること、ウォレット接続とメール登録(Privy の埋め込みウォレット)の二本立てで入口を用意し、カード入金をメール登録側だけに開いていること、そして 9 資産をひとつのクロスマージン口座で同時に担保として使えることです。いずれも「暗号資産の perp だけを、ウォレットひとつで」という標準形から外れる部分にあたります。
◆ ◇ ◆
板の厚みと品揃えを取りに行く人には向き、後ろ盾を求める人には向かない
向いているのは、複数のチェーンに資金が散らばっていて入金の手間を減らしたい人、暗号資産以外の perp を同じ口座で触りたい人、本人確認を経ずに始めたい人です。そして最終的には、起きたことの責任を自分で引き受けられる人ということになります。
向いていないのも同じくらいはっきりしています。規制上の保護や監督当局の後ろ盾を前提にしたい人には合いません。分離マージンでポジションごとに損失を切り分けたい人にも合いません。ApeX はクロスマージンしか提供していないからです。運営の実体や、何かあったときの申し立て先をはっきりさせておきたい人も同様です。それぞれの根拠は、このあとの 3 つの章で順に見ていきます。
除外しているのは米国と制裁対象地域だけ、ライセンスはどの国にも無い
ApeX が国ごとの利用可否をどう扱っているかは、利用規約の 1 条項にほぼ集約されています。免許を取って国ごとに事業を作るのではなく、対象外の地域を名指しで切る、という形です。
利用規約が名指しする除外地域と、閉じていない書きぶり
現行版の最終更新は 2026-07-27 です。以前の版には中国が入っていましたが、現在の一覧からは外れています。
読むうえで重要なのは、この一覧が閉じていないことです。名指しの先には受け皿条項が置かれ、公式には「例外は無い」と大文字で書かれています。誰が対象なのかを運営が個別に判定して公表する仕組みではないので、名前が載っていないことと、対象外であることは同じではありません。
除外を支えているのは本人の申告だけで、身元確認は行われない
この除外を実際に支えているのは、利用者本人の申告だけです。規約は、ソフトウェアにアクセスするたびに、利用者は自分が Restricted Person ではないと確認したことになる、と定めています。契約上の申告であって、技術的な仕組みではありません。
IP による遮断、ウォレットのスクリーニング、申告を通さないと先へ進めないゲートの実装は、規約にもドキュメントにも記載がなく、本調査でも確認できませんでした。登録に本人確認がないため、身元の照合によって除外が担保されることもありません。除外の一覧と、それが実際に効いているかどうかは、別の話として読む必要があります。
規約を出している法人は、読者が触れる画面を運営していないと書いている
規約 4 条(Software Deployers)には、APEX DAO Inc. が公開向けにソフトウェアをデプロイすることはなく、公開デプロイのためのインフラやウェブ画面も運営しない、と明記されています。実際に注文を出す画面を運営しているのは、規約を出している法人ではない、という二層構造です。画面を公開する側(Deployers)には、利用者に規約を知らせてリンクを示す義務があるとされています。
この構造が効いてくるのは、何かあったときに誰に対して主張できるかという場面です。準拠法はパナマ共和国、紛争解決は個別の仲裁で、集団訴訟と陪審裁判の権利を放棄する条項も入っています。同じ相手に、同じ場所で、まとまって申し立てるという経路が最初から閉じられている、ということになります。なお、この二層構造そのものは perp DEX では珍しくありません。ApeX だけが特異なわけではなく、この業態を選ぶ時点で共通して負う条件だと考えてください。
当局の動きは確認されていない一方で、扱う商品は規制に近づいている
どの国の免許・登録・認可も、ApeX は主張していません。規制データベースの検索でも見つかりませんでした。地域の除外で対応し、免許で対応する形を取っていない取引所だということです。
当局の処分・警告・制裁についても、ApeX Protocol、ApeX Omni、ApeX Pro、および運営として名前が挙がる法人を名指ししたものは、韓国を除き、2026-07-29 時点で見つかっていません。その韓国では実際の措置が積み上がっています。KoFIU の要請で ApeX の Android アプリは 2025-03-25 から Google Play の韓国ストアで配信されなくなり、KoFIU は 2026-06-24 に ApeX Pro を捜査機関へ通報した無登録業者として再掲しました。韓国の登録取引所も 2023-07-19 以降、ApeX Pro との入出金を制限しています。韓国以外について「見つからなかった」ことは「無い」ことの証明にはなりません。調べて出てこなかった、という以上のことは言えない記述です。
一方で商品の方向は逆を向いています。この 1 年で ApeX は、米国株と ETF を参照する perp、第三者が発行するトークン化株式、未上場株のエクスポージャー、Polymarket 由来の予測市場へと扱いを広げました。いずれも本人確認なしで提供されています。これらは暗号資産の perp よりも、証券やデリバティブの規制に近い領域です。運営が示している対応は米国居住者の一律除外ですが、その除外を支えているのが本人の申告だけである以上、規制上の接点は増える方向にある、というのが現時点の見立てです。処分が来るかどうかを予測するものではありません。
日本は ApeX の除外地域に入っていないが、金融庁への登録も無い
日本の読者にとって最初の関門は、使えるのかどうかと、使ってよいのかどうかです。この 2 つは別の問いで、答えの出どころも違います。
日本の居住者が負う実務(2 倍規制は届かず、税は自分で組み立てる)
- ApeX 利用規約
- Restricted Persons に日本の記載なし。2022-08-31 の旧版でも、2026-07-27 の現行版でも不在。
- 取引画面とアプリ
- 取引画面は日本語で完全に表示される。Google Play の日本ストアにも日本語表記でアプリが並ぶ。
- 金融庁の登録一覧
- 暗号資産交換業者・金融商品取引業者のいずれにも、2026-06-30 時点で記載なし。
- 無登録業者の警告リスト
- 2026-07-22 更新版に記載なし。
まず使えるかどうかから。上の 4 点が示すとおり、日本を閉め出す記載はどこにもなく、本記事の登録手順は chainhelm 編集チームが日本から実行して最後まで完了しました。ウォレットの接続から口座作成までは、日本からそのまま通るということです。留保が掛かるのはもう一方の検証で、取引画面が日本語で表示されることを確かめた調査側のテストは、日本語・日本時間の設定にした自動ブラウザを日本国外の回線から走らせたものです。取引画面の表示まで日本の IP で確かめたわけではない、という点は差し引いて読んでください。
次に登録の不在です。国内で perp を提供するなら必要になるのは第一種の登録ですが、金融庁の一覧に ApeX の名前はありません。登録が無いことと、当局から警告を受けたことは別の事実で、ApeX の場合は前者だけが当てはまります。
では禁止はどこに掛かるのか。金融庁の注意喚起は「日本で登録を受けずに金融商品取引業や暗号資産交換業を行うことは違法です」と、事業者側に向けて書かれています。海外の無登録業者を居住者が使うこと自体を罰する一次情報は見つかっていません。ここで述べているのは、当局の資料が何を言い、何を言っていないかであって、個別の事情に対する法的な意見ではありません。同じページは実務上の危険も挙げています。出金に応じない、法外な出金手数料を取る、そのうち連絡が取れなくなる、という 3 点です。相手が無登録である以上、これらが起きたときに国内の窓口へ持ち込む経路は用意されていません。
レバレッジについてもここで触れておきます。国内の 2 倍上限は、登録を受けた業者が日本の顧客に対して守るべき証拠金規制であって、顧客側を縛る形では書かれていません。ApeX には登録が無いので上限も掛からず、最大 100 倍まで使えます。得られるものだけを見れば選択肢が広い、ということになりますが、裏返せば、上限とセットで課される説明義務や適合性の確認、勧誘の規制といった保護も一緒に届きません。ポジションの後ろに日本の監督が立っていない、というのが正味の状態です。
最後に税務です。暗号資産の利益は原則として雑所得の総合課税で、確定申告が必要になります。ApeX は本人確認をしないため、取引所側から年間の報告書が出ることもありません。申告は自分の取引履歴から組み立てるほかなく、この作業量は口座を作る前に見込んでおくべきものです。取得価額の評価方法には届出の期限があり、取得した年の翌年 3 月 15 日が原則です。記録が残っていない場合には、売却価額の 5% を取得費とできる扱いもありますが、これは救済策であって、履歴を残さない理由にはなりません。
入金の前に見ておく設計上の弱点(即時アップグレード・継承された監査・ADL)
ここまでは使えるかどうかの話でした。ここからは、資金を置いたときに何を引き受けることになるのかを、設計値と日付で並べます。
自己管理のうたい文句と、第三者評価が記録している集中点
ApeX は、資産を預けずに自己管理(self-custody)を保ったまま取引できることを前面に出しています。この主張と、L2BEAT が同じ対象について記録している内容を並べます。
L2BEAT の分類では、ApeX Omni は Stage 0 に達していません。L1 のデータから状態を再構成できるノードソフトが存在しないためです。全チェーンにわたって単一の外部所有アカウントがシーケンサとプロポーザを兼ね、ブロック確定の権限を独占しています。状態ルートを公開できるのはホワイトリストに載ったプロポーザだけです。重要パラメータとトークン管理は 4/6 の Gnosis Safe が握っています。
もうひとつ、入金の経路にも指摘があります。証明系が外部チェーンでの入金を認証しないため、利用者は 2/2 のバリデータ集合と LayerZero ブリッジが存在しない入金を偽造しないことを信頼する必要がある、という構図です。L2BEAT はこれをエスクロー枯渇のリスクと表現しています。秘密鍵を自分で持っているという意味での自己管理と、預けた資産が守られるという意味での安全は、ここでは重なりません。
監査は土台から継承したもので、ApeX Omni 自体のものは見つからない
ApeX Omni のアプリケーション層を対象にした監査は見つかりませんでした。公式 FAQ は「ApeX Omni は安全か、スマートコントラクトは監査されているか」という問いに対して、土台である zkLink X の監査を参照する形で答えています。
その zkLink 側の監査は ABDK による 2023-02 と 2023-08 が最新で、ApeX Omni が公開された 2024-06 より前の日付です。ApeX 固有の監査としては BlockSec のものがありますが、対象は終了した ApeX Pro と旧 ApeX Protocol で、実施日の記載もありません。土台から継承した保証と、いま自分が注文を出す層に対する直接の保証は、別のものとして数える必要があります。
保険基金の記載は無く、埋めるのは勝っている側のポジション
保険基金については、公式資料のどこにも記載がありません。証拠金と清算、ADL、Protocol Vaults、手数料のいずれのページにも、基金の有無や規模、アドレスの開示がないという状態です。記載が無いことは存在しないことの証明ではないので、ここでは不明として扱いますが、少なくとも読者が確認できる形では公表されていません。
代わりに機能すると明記されているのが自動デレバレッジ(Auto-Deleveraging、ADL)です。強制決済が破産価格までに閉じきれず損失が残った場合、反対側で利益を出しているポジションを強制的に縮め、破産価格で決済して穴を埋めます。対象の選ばれ方はレバレッジ込みの収益率順で、利益が大きくレバレッジが高いほど優先されます。自分の ADL 順位はポジション画面に指標として表示されます。読み替えると、相場を当てて勝っている側が、他人の損失を肩代わりする側に回りうる、ということです。
清算にまつわる収益の行き先も並べておきます。公式ドキュメントは、Protocol Vaults の利回りの原資が perp 取引の実際の清算手数料であると説明しています。清算から生じる収益は、トレーダーを守る準備金ではなく、運用商品の側に回っている、ということになります。
分離マージンは無く、清算は Mark Price で判定する
ApeX Omni にはクロスマージン(ポートフォリオマージン)しかありません。分離マージンは提供されておらず、全てのポジションがひとつの証拠金プールを共有します。この構造の危うさについては、運営自身が公式ドキュメントで警告しています。
1 つのポジションの大きな損失がポートフォリオ全体の証拠金を減らし、全建玉の清算を早めうるApeX 公式ドキュメント
外部の批判ではなく運営の説明としてこう書かれている点に、この警告の重みがあります。1 銘柄の失敗が、無関係なはずの他のポジションを巻き込む設計だ、ということです。
清算の起点は数値で示されています。証拠金維持率が 100% に達すると清算に入ります。判定に使うのは Last Price ではなく Mark Price で、Mark Price は資金調達調整済みの指数価格、5 分移動平均のベーシスで調整した指数価格、Last Price の 3 つの中央値です。単発の外れ値や一時的な跳ねで清算されないための構成だと説明されています。維持証拠金率は常に当初証拠金率より高く、ポジションが大きくなるほど銘柄ごとの Risk Limit に沿って上がります。
参照する価格の出どころは商品によって違います。暗号資産の perp は、複数の取引所の現物価格を加重平均した内製の指数価格を使い、第三者オラクルの名前は出ていません。TradFi と RWA の perp は Chainlink の RWA フィードを使います。同じ口座の中で、価格の信頼の置き所が二本立てになっている、という点は把握しておいてください。
強制出金は用意されているが、出金猶予は無い
ApeX は強制出金(Force Withdrawal)の仕組みを公式に文書化しています。一方で L2BEAT は、出金猶予が無いこと、状態ルートを公開できるのがホワイトリストのプロポーザだけであるため、プロポーザが止まると出金できない状態になりうることを記録しています。この 2 つを突き合わせて説明した公式資料は見つかりませんでした。どちらかが正しいと決めるだけの材料が無いので、両方が同時に記録されている、という形で提示します。
公開の範囲も部分的です。API の SDK と一部の Solidity リポジトリは公開されていますが、マッチングエンジンと Omni のアプリケーション層は非公開です。バグバウンティについては「secure3 と連携して用意する計画」という表現のままで、対象範囲も報酬額も提出窓口も確認できませんでした。発表済みではあるが稼働は未確認、という扱いになります。
事故の記録は見つからない一方で、製品の撤退は続いている
ハッキング、オラクル操作、ガバナンス攻撃、フロントエンドの改ざんといった事故は、ApeX Pro 時代まで含めた全期間を調べても見つかりませんでした。これも先ほどと同じで、見つからないことは無かったことの証明ではありません。
見つかるのは、製品の撤退にともなう残高の移動のほうです。
いずれも予告のうえで日程を区切って進められており、失敗による資金消失ではありません。ただし、置いていた資産が別の場所へ移されたり、手続きを踏まないと戻らなかったりする事態が、すでに実施された 2 件と 2026-08-05 に予定されている 1 件を合わせて、この 2 年で 3 度並ぶことになるのは事実です。長く置くつもりなら、告知を追い続ける前提で考えることになります。
最後に、何かあったときの申し立て先について、概要の章で保留した点をここで整理します。運営として名前が出る 3 つの法人の関係は公開されていません。規約を出している法人は、読者が実際に触れる画面を運営していないと自ら明言しています。紛争の解決は準拠法パナマ共和国の個別仲裁で、集団訴訟の権利は放棄する条項が入っています。誰に対して、どこで、何を主張することになるのかが、始める前の時点では見えない構造だ、というのがこの章の結論です。
コードの適用は口座作成時の一度きり、確かめるのは自国での立ち位置と設計上の弱点
紹介コード 0KNJQKCQ は 2026-08-03 時点で有効です。招待リンクから始めれば「Bind a Friend」の画面にあらかじめ入った状態で届き、口座を作っている途中で「Confirm Details」を押した時点で確定します。適用できる瞬間はそこだけで、同じウォレットに後から付け直す方法は用意されていません。
日本の読者にとっての立ち位置は、はっきりしています。日本は ApeX の除外地域に入っておらず、画面も日本語で使えます。一方で金融庁への登録は無く、国内の 2 倍上限も、それとセットの説明義務や勧誘規制も届きません。上限が外れることと、保護が外れることは同じ事実の裏表です。税の申告についても、取引所からの年間報告書は出ないので、自分の履歴から組み立てることになります。
取引所としての立ち位置も、数字を並べたとおりです。24 時間出来高では上位に入りますが、建玉と実際の手数料収益は同じ順位に届いていません。多チェーンからの入金、暗号資産以外の perp、本人確認の無さが持ち味で、そのぶん規制上の後ろ盾はありません。
資金を入れる判断に効くのは、この 3 点です。アップグレードに遅延も出金猶予も無く、いつでもコードが差し替わりうること。アプリケーション層の監査が見つからず、保証が土台からの継承にとどまっていること。保険基金の記載が無く、埋めきれない損失は ADL で利益側のポジションに回されること。ここまでで、判断に必要な材料は出そろっています。あとは、どこまでを引き受けるかを決めるだけです。