— 目次 10 項目
chainhelm 専用の edgeX 紹介コードは です。
2026-07-27 時点で、 新規ウォレットで実際に接続し、 紹介コードが適用されることを確認済みです。
紹介コードの適用は最初のウォレット接続時にしかできないため、 接続時に適用しておくことをお勧めします。
本記事では、 edgeX 紹介コードを使った登録手順(ウォレット接続)を chainhelm 編集チームが実際に検証したうえで、 edgeX の特徴、 日本での利用可否、 リスクもあわせて解説します。
edgeX 紹介コード「CHAINHELM」 は今も使えるか?
chainhelm 編集チームが 2026-07-27 に新規ウォレットで edgeX に接続し、 紹介コード「CHAINHELM」 が今も使えることを確認しました。
こちらの画像は、 検証時に撮影した実際の画面です。
画面に「Join with code」 と表示されており、 紹介コード CHAINHELM が正しく適用されたことが確認できます。
接続した後は、 Referral / Rewards ページで適用の状態を確認できます(コミッション率など紹介に紐づく表示は、 ウォレットを接続した後にのみ現れます)。
chainhelm では、 常にコードの有効性を検証し、 利用可能であることを確認しております。
edgeX 紹介コードでの登録手順
PC・ブラウザで接続する場合と、 スマホ(モバイル)で接続する場合に分けて解説します。
PC・ブラウザでの接続手順
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まずは、 edgeX 公式ページ を開いてください(紹介コードが適用されたリンクです)。 開くと、 以下のような画面になります。
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紹介コードの確認と接続の開始
— 図 2紹介コード適用済みのモーダル2026-07-27
コード「CHAINHELM」が適用済みの状態で取引画面に重なる参加モーダルです。 出典: chainhelm 編集チーム 紹介リンクを開くと、取引画面の手前に参加モーダルが重なります。まず「Join with code」の下のコードが「CHAINHELM」になっているかを確かめます。リンク経由なので自分で入力する必要はなく、横のコピーアイコンで控えておくこともできます。
確認できたら、モーダル下部の「Connect Wallet」を押してください。ログインとサインアップを兼ねたモーダルに切り替わります。
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ログイン方法の選択
— 図 3ログイン方法の選択画面2026-07-27
メール送信とウォレット接続の 2 つの入口が並び、下部に「Protected by privy」と記されたログインモーダルです。 出典: chainhelm 編集チーム 「Log in or sign up」のモーダルでは、メールアドレスを入れて「Submit」で送る入口と、「Continue with a wallet」の 2 つから選びます。ここではウォレットをそのまま使う手順なので、「Continue with a wallet」を押してください。
下部に「Protected by privy」とあるとおり認証は privy が担っており、押すとウォレットの選択一覧に切り替わります。
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接続するウォレットの選択
— 図 4ウォレット選択の一覧2026-07-27
主要なウォレットと検索欄が並ぶ「Select your wallet」の選択画面です。 出典: chainhelm 編集チーム 「Select your wallet」の一覧から、自分が使っているウォレットを選びます。「MetaMask」「OKX Wallet」「Rabby Wallet」「Phantom」「WalletConnect」が並び、見つからないときは「Search wallets」に名前を入れて絞り込めます。
この記事では「Rabby Wallet」を選びました。選ぶと、ウォレット側の接続確認ウィンドウが別に開きます。
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ウォレット側での接続承認
— 図 5接続承認のウォレット画面2026-07-27
接続先とチェーン、接続アドレスを示すウォレットの「Connect to Dapp」画面です。 出典: chainhelm 編集チーム 別ウィンドウで開いたウォレットの通知画面で、接続先が
https://pro.edgex.exchangeであることと、右上のチェーンが「Ethereum」になっていることを確かめます。下部の「Connect Address」では、接続に使うアカウントを選べます。問題なければ「Connect」を押してください。取引画面の側は署名待ちの状態に進みます。心当たりのない接続先だったときは「Cancel」で止めます。
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署名ウィンドウの待機
— 図 6署名待ちの待機画面2026-07-27
ボタンが「Connecting」のまま署名を待つ「Sign to verify」の待機状態です。 出典: chainhelm 編集チーム 接続を承認すると取引画面は「Sign to verify」に切り替わり、ボタンは「Connecting」のまま押せなくなります。ここでは何も入力せず、ウォレットの署名ウィンドウが開くのを待ちます。
ウィンドウが見当たらないときは、モーダルの案内どおり別のブラウザウィンドウを確認してください。ウォレットが前面に出れば、アドレスの所有を確かめる署名画面に進みます。
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アドレス所有の確認署名
— 図 7所有確認の署名画面2026-07-27
取引を伴わないログイン用の署名文を示す「Verify Address」画面です。 出典: chainhelm 編集チーム ウォレットに開いた「Verify Address」の画面で、「Sign Text」欄のサインイン文を読み、宛先が pro.edgex.exchange になっていることを確かめます。この署名は取引を起こさず手数料もかからないログインのための確認だと、本文にも書かれています。
内容に納得できたら「Sign」を押してください。取引を始める前の同意画面に進みます。文面を確かめられないときは「Cancel」で止めます。
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規約とリスクへの同意
— 図 8リスク同意のチェック2026-07-27
規約へのリンクが並び、4 件のリスク確認すべてに印が付いた同意画面です。 出典: chainhelm 編集チーム 「Connect Wallet」の同意画面では、「User Agreement」と「Privacy Policy」のリンクを開いて中身を読んでから、下の 4 つのチェックボックスに印を付けます。
確認を求められるのは、レバレッジが建玉後に変わりうること、クロス担保を証拠金に使うときの規則とリスク、損益の決済や破綻・保険・社会化損失に伴うリスク、証拠金の維持要件を割ったときに建玉の一部または全部が清算されることの 4 点です。いずれも損失に直結する内容なので、文言をそのまま読んでおきます。
4 つすべてに印を付けたら「Agree and Continue」を押してください。必要な署名の内容を知らせる画面に進みます。
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2 件の署名リクエストの送信
— 図 9署名 2 件の事前案内2026-07-27
所有確認と取引有効化の 2 件を予告する案内画面で、「Remember Me」は有効になっています。 出典: chainhelm 編集チーム 同意すると、これから届く署名が 2 件であることと、署名自体は無料で取引も起こさないことが案内されます。2 件は「Verify ownership」(このウォレットの持ち主であることの確認)と「Enable trading」(すばやい取引のための API アクセスの許可)で、それぞれ何のための署名かを押さえておきます。
共用の端末を使っているときは「Remember Me」を切ってから送ります。準備ができたら「Send Requests」を押してください。1 件目の署名ウィンドウがウォレット側に開きます。
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取引用キーの署名
— 図 10取引用キーの署名内容2026-07-27
「action: L2 Key」と署名を許すドメインを示す 1 件目の署名画面です。 出典: chainhelm 編集チーム 1 件目のウォレット画面は見出しが「Unknown Signature Type」ですが、「Sign Text」欄を読むと「action: L2 Key」とあり、取引に使うキーを作るための署名だとわかります。あわせて「onlySignOn」が
https://pro.edgex.exchangeになっていること、つまり公式ドメイン以外では通らない署名であることを確かめます。確認できたら「Sign」を押してください。続けて 2 件目の署名ウィンドウが開きます。
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オンボーディング署名の完了
— 図 11オンボーディング署名の内容2026-07-27
「action: edgeX Onboard」と署名を許すドメインだけを示す 2 件目の最終署名画面です。 出典: chainhelm 編集チーム 2 件目のウォレット画面では、「Sign Text」欄が「action: edgeX Onboard」と「onlySignOn」の 2 行だけになります。アカウントを使える状態にするための署名なので、ここでも「onlySignOn」が
https://pro.edgex.exchangeであることを確かめてから「Sign」を押します。これでウォレット接続の操作は終わりです。入金は、取引画面の「Deposit」から改めて進めます。
スマートフォン(iOS / Android)での接続手順
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まずは、 edgeX 公式ページ をモバイルのブラウザまたはウォレットアプリ内ブラウザで開いてください(紹介コードが適用されたリンクです)。 開くと、 以下のような画面になります。
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紹介コードの確認と接続の開始
— 図 12紹介コード適用済みのモーダル2026-07-27
コード「CHAINHELM」が適用済みの状態で取引画面に重なる参加モーダルです。 出典: chainhelm 編集チーム 紹介リンクを開くと、取引画面の手前に参加モーダルが重なります。まず「Join with code」の下のコードが「CHAINHELM」になっているかを確かめます。リンク経由なので自分で入力する必要はなく、横のコピーアイコンで控えておくこともできます。
確認できたら、モーダル下部の「Connect Wallet」を押してください。ログインとサインアップを兼ねたモーダルに切り替わります。
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ログイン方法の選択
— 図 13ログイン方法の選択画面2026-07-27
メール送信とウォレット接続の 2 つの入口が並び、下部に「Protected by privy」と記されたログインモーダルです。 出典: chainhelm 編集チーム 「Log in or sign up」のモーダルでは、メールアドレスを入れて「Submit」で送る入口と、「Continue with a wallet」の 2 つから選びます。ここではウォレットをそのまま使う手順なので、「Continue with a wallet」を押してください。
下部に「Protected by privy」とあるとおり認証は privy が担っており、押すとウォレットの選択一覧に切り替わります。
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接続するウォレットの選択
— 図 14ウォレット選択の一覧2026-07-27
主要なウォレットと検索欄が並ぶ「Select your wallet」の選択画面です。 出典: chainhelm 編集チーム 「Select your wallet」の一覧から、自分が使っているウォレットを選びます。「MetaMask」「OKX Wallet」「Rabby Wallet」「Phantom」「WalletConnect」が並び、見つからないときは「Search wallets」に名前を入れて絞り込めます。
この記事では「Rabby Wallet」を選びました。モバイルでは、選んだ時点で操作がウォレットアプリの側に渡り、アプリの画面に接続の確認が出ます。
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ウォレット側での接続承認
— 図 15接続承認のウォレット画面2026-07-27
接続先とチェーン、接続アドレスを示すウォレットの「Connect to Dapp」画面です。 出典: chainhelm 編集チーム ウォレットアプリに切り替わったら、その確認画面で接続先が
https://pro.edgex.exchangeであることと、右上のチェーンが「Ethereum」になっていることを確かめます。下部の「Connect Address」では、接続に使うアカウントを選べます。問題なければ「Connect」を押してください。アプリ内ブラウザの edgeX 画面に戻ると、署名待ちの状態に進んでいます。心当たりのない接続先だったときは「Cancel」で止めます。
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署名ウィンドウの待機
— 図 16署名待ちの待機画面2026-07-27
ボタンが「Connecting」のまま署名を待つ「Sign to verify」の待機状態です。 出典: chainhelm 編集チーム 接続を承認すると、アプリ内ブラウザの edgeX 画面が「Sign to verify」に切り替わり、ボタンは「Connecting」のまま押せなくなります。ここでは何も入力せず、ウォレットアプリに署名の画面が出るのを待ちます。
署名の求めが見当たらないときは、ウォレットアプリを開いて確認してください。ウォレットアプリが前面に出れば、アドレスの所有を確かめる署名画面に進みます。
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アドレス所有の確認署名
— 図 17所有確認の署名画面2026-07-27
取引を伴わないログイン用の署名文を示す「Verify Address」画面です。 出典: chainhelm 編集チーム ウォレットアプリに出た「Verify Address」の画面で、「Sign Text」欄のサインイン文を読み、宛先が pro.edgex.exchange になっていることを確かめます。この署名は取引を起こさず手数料もかからないログインのための確認だと、本文にも書かれています。
内容に納得できたら「Sign」を押してください。edgeX の画面に戻ると、取引を始める前の同意画面に進んでいます。文面を確かめられないときは「Cancel」で止めます。
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規約とリスクへの同意
— 図 18リスク同意のチェック2026-07-27
規約へのリンクが並び、4 件のリスク確認すべてに印が付いた同意画面です。 出典: chainhelm 編集チーム 「Connect Wallet」の同意画面では、「User Agreement」と「Privacy Policy」のリンクを開いて中身を読んでから、下の 4 つのチェックボックスに印を付けます。
確認を求められるのは、レバレッジが建玉後に変わりうること、クロス担保を証拠金に使うときの規則とリスク、損益の決済や破綻・保険・社会化損失に伴うリスク、証拠金の維持要件を割ったときに建玉の一部または全部が清算されることの 4 点です。いずれも損失に直結する内容なので、文言をそのまま読んでおきます。
4 つすべてに印を付けたら「Agree and Continue」を押してください。必要な署名の内容を知らせる画面に進みます。
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2 件の署名リクエストの送信
— 図 19署名 2 件の事前案内2026-07-27
所有確認と取引有効化の 2 件を予告する案内画面で、「Remember Me」は有効になっています。 出典: chainhelm 編集チーム 同意すると、これから届く署名が 2 件であることと、署名自体は無料で取引も起こさないことが案内されます。2 件は「Verify ownership」(このウォレットの持ち主であることの確認)と「Enable trading」(すばやい取引のための API アクセスの許可)で、それぞれ何のための署名かを押さえておきます。
共用の端末を使っているときは「Remember Me」を切ってから送ります。準備ができたら「Send Requests」を押してください。1 件目の署名ウィンドウがウォレット側に開きます。
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取引用キーの署名
— 図 20取引用キーの署名内容2026-07-27
「action: L2 Key」と署名を許すドメインを示す 1 件目の署名画面です。 出典: chainhelm 編集チーム ウォレットアプリに出た 1 件目の画面は見出しが「Unknown Signature Type」ですが、「Sign Text」欄を読むと「action: L2 Key」とあり、取引に使うキーを作るための署名だとわかります。あわせて「onlySignOn」が
https://pro.edgex.exchangeになっていること、つまり公式ドメイン以外では通らない署名であることを確かめます。確認できたら「Sign」を押してください。続けて 2 件目の署名画面がウォレットアプリに出ます。
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オンボーディング署名の完了
— 図 21オンボーディング署名の内容2026-07-27
「action: edgeX Onboard」と署名を許すドメインだけを示す 2 件目の最終署名画面です。 出典: chainhelm 編集チーム 2 件目のウォレットアプリの画面では、「Sign Text」欄が「action: edgeX Onboard」と「onlySignOn」の 2 行だけになります。アカウントを使える状態にするための署名なので、ここでも「onlySignOn」が
https://pro.edgex.exchangeであることを確かめてから「Sign」を押します。署名を終えて edgeX の画面に戻れば、ウォレット接続の操作は終わりです。入金は、取引画面の「Deposit」から改めて進めます。
edgeX 接続後にすべきこと
PC・ブラウザで入金する場合と、 スマホ(モバイル)で入金する場合に分けて解説します。
PC・ブラウザでの入金手順
取引画面の右上にある「Deposit」を押すと入金モーダルが開くので、まず「Asset」と「Chain」を確かめます。ここでは「USDC」と「Ethereum」が選ばれています。選んだ資産とチェーンに合わせて送金するので、送金元と食い違っていないかを見ておきます。
次に入金の経路を選びます。接続したウォレットから送るなら「Deposit from connected wallet」、取引所や Arbitrum など別のチェーンから送るなら「Deposit from external account」を押してください。前者を選ぶと、金額を入れる入金フォームに進みます。
入金フォームでは、届け先の「Account」が「Spot Account」であることを確かめ、速度を「Fast」と「Standard」から選びます。続いて「Amount」に金額を入れます。「Available」に出ている残高までなら「Max」で一度に指定できます。
「Confirm Deposit」は金額が空のあいだ押せません。押せるようになったら、「Arrival Time」の目安(この画面では約 2 分)と「Fee Rate」(0.01%)を確かめてください。
画面には、キーを自分で持たないウォレットからは入金しないよう警告が出ています。資金を取り戻せなくなる恐れがあるためです。費用と所要時間に納得したうえで「Confirm Deposit」を押します。
スマートフォン(iOS / Android)での入金手順
取引画面の右上にある「Deposit」を押すと入金モーダルが開くので、まず「Asset」と「Chain」を確かめます。ここでは「USDC」と「Ethereum」が選ばれています。選んだ資産とチェーンに合わせて送金するので、送金元と食い違っていないかを見ておきます。
次に入金の経路を選びます。接続したウォレットから送るなら「Deposit from connected wallet」、取引所や Arbitrum など別のチェーンから送るなら「Deposit from external account」を押してください。前者を選ぶと、金額を入れる入金フォームに進みます。
入金フォームでは、届け先の「Account」が「Spot Account」であることを確かめ、速度を「Fast」と「Standard」から選びます。続いて「Amount」に金額を入れます。「Available」に出ている残高までなら「Max」で一度に指定できます。
「Confirm Deposit」は金額が空のあいだ押せません。押せるようになったら、「Arrival Time」の目安(この画面では約 2 分)と「Fee Rate」(0.01%)を確かめてください。
画面には、キーを自分で持たないウォレットからは入金しないよう警告が出ています。資金を取り戻せなくなる恐れがあるためです。費用と所要時間に納得したうえで「Confirm Deposit」を押します。
ここまででウォレットの接続とアカウントの有効化が済み、手数料と着金の目安を確かめてから入金できる状態になりました。
edgeX 紹介コードは登録後に追加できない
紹介コードはウォレット接続時のみ適用可能で、 後付けはできません。
うっかり適用せずに接続を完了してしまった場合、 同じウォレットに後から紐づけ直す方法は用意されていません。
新しいウォレットで登録し直すという選択肢があるので、 検討してください。
- 接続時に紹介コード CHAINHELM の適用表示が出ているか(リンク経由で入った際に出る適用の案内を確認、 コード入力欄がある DEX ではその欄も確認)
- 接続後は Referral / Rewards ページを開き、 紹介が反映されているか確認する(コミッション率など紹介に紐づく表示は、 ウォレットを接続した後にのみ現れる)
edgeX のポイントプログラムとエアドロップ
edgeX のエアドロップは、これから来るものではなく、すでに終わったものです。2026-03-31 の TGE で初期利用者への配分が実行され、それ以降に動いているのはポイントではなく手数料還元の仕組みです。この章では制度の側から、何がどう動いているのかを公表資料の範囲で整理します。
終わったエアドロップ — 2026-03-31 の TGE で総供給の 30% が初期ユーザーへ
この配分について、書けることと書けないことははっきり分かれています。ポイントがどう貯まったのかの算出式は pre-TGE 期を通じて公開されたことがなく、いまも参照できません。したがって当時の獲得条件を再構成した解説は、どこかで推測に踏み込んでいることになります。chainhelm では、公表されていないものは公表されていないと書きます。不在を正確に置くこと自体が、推測を置かない理由の説明になるからです。
もう 1 つはっきりさせておくべきなのは、これが「休止」ではなく「終了」だという点です。2026-07-27 時点で、公式のお知らせ feed にも points ページにも docs にも、後継シーズンの発表はありません。次の配分を待って取引を積み上げる、という読み方をこの記事は支持しません。時期の予想も、受取額の試算も、他の会場の実績と並べた皮算用も、根拠になる公表資料が存在しないためです。
いま動いているのは Trade to Own — 手数料の 40% が USDC、60% がロック EDGE
TGE 後に走っているのは Trade to Own です。ポイントを貯めて後から交換する制度ではありません。V2 の perp 取引で払った手数料の 40% がその場で USDC として戻り、残る 60% がロックされた EDGE として付きます。シーズンの区切りは無く連続して走り、報酬の原資は毎週火曜の 10:00 UTC までに Liquidity Fund から振り替えられます。
- 保有時間の倍率
- 建玉の保有が 1 分以下なら 0.8、3 分以下なら 0.9、3 分を超えれば 1。
- 平均建玉の boost
- USD 100 万未満は 1、100 万で 1.01、300 万で 1.03、500 万で 1.05。
- 実際の報酬率
- Base Reward Ratio × 保有時間の倍率 × 平均建玉の boost。EDGE への換算は、手数料が発生した時点の EDGE 価格。
- ロックの解除
- 本人または招待した利用者が生む取引手数料の 20% にあたる分ずつ解除。解除分は毎日 00:00 UTC 以降に請求でき、14 日請求しないと Liquidity Fund に戻る。
この式で読者にとって効くのは、base ratio が固定ではないと edgeX 自身が述べている点です。倍率の側は上の表のとおり公開されていますが、掛けられる基準値のほうは動的に調整されると書かれているため、いま払った手数料が最終的にどれだけの EDGE になるのかは、事前には確定しません。極端に短い保有にペナルティが付く設計と合わせて読むと、制度の性格は「取引すれば戻る」よりも「どう取引したかで戻り方が変わる」に近いものです。
紹介が制度のどこに位置しているかも、公式資料の書き方をそのまま写しておきます。Trade to Own の FAQ が記している 2 つの流れは、いずれも紹介した側に入ります。招待した利用者の取引手数料の 20% 相当でロック EDGE が解除される流れと、VIP レベルに応じたレートで支払われる紹介リベートです。公式コピーにある 5% の例(招待した利用者の手数料 100 USDT に対して 5 USDT)は説明のための例示であって公表レートではなく、レート表そのものは公開されていません。コミッション率はウォレットを接続した後にしか表示されないためです。そして、招待された側に何かが与えられるという記載は、2026-07-27 時点の公式資料には見当たりません。
手数料の行き先はもう 1 つあります。edgeX は、V2 perp のプロトコル純利益 100% で市場から EDGE を買い、買い戻した分はオンチェーンで焼却すると述べています。tokenomics ページが 2026-07-27 時点で示している値は、総供給の 4.58% が買い戻し・焼却済み、純流通 30.43%、ロック 65%。いずれも edgeX 自身の開示であって、第三者の検証を経た数字ではないという前提で読む必要があります。
約束されていないことと、受け取れない場合 — 次回への言及ゼロ、異常取引には拒否権
将来のエアドロップについて、edgeX は約束もしていなければ、行わないとも言っていません。2026-07-27 時点で公式資料を当たった範囲では、どちらの記述も見つかりませんでした。pre-TGE のプロトコルがしばしば載せる「配分を約束するものではない」式の但し書きも、ここには対応するものがありません。空白があるだけで、その空白を埋める材料は無い、というのが正確な状態です。
一方で、開示されているものもあります。tokenomics ページには Transparency Act のコミットメント、配分ごとのコントラクトアドレス、2029 年まで伸びるアンロックスケジュールが載っています。トークン自体の性格については、MiCA ホワイトペーパーが、EDGE に本源的価値も資産の裏付けも無く、規則 (EU) 2023/1114 第 3 条(1)(9) のユーティリティトークンにも当たらないと記載しています。述べられている役割は、手数料構成・上場・アップグレードを扱う edgeX Improvement Proposal への投票というガバナンス、委任型バリデータを通じたステーキング、そしてグラントや早期利用者向けプログラムなどのインセンティブです。
この 2 層のうち、読者が自分で確かめにくいのは前者です。何が「異常」に当たるのかの線引きは公表されておらず、ウォレットの clustering、複数アカウント、自己紹介の可否といった、いわゆる sybil 対策の細目も、異常取引の条項を超えるものは見当たりません。規約に書かれているところまでで止め、書かれていない範囲を推測で埋めない。それが、この制度に対して取れる唯一の誠実な扱い方だと考えます。
edgeX とは
edgeX を一言で言うなら、自前の決済チェーンと、運営が動かすオフチェーンの板を組み合わせた perp DEX です。この 2 つの組み合わせが、手数料の形からリスクの形まで、この会場の性格をほとんど決めています。
何者で、どれくらいの規模か — 自前チェーンとオフチェーンの板、出典で 6 倍ぶれる出来高
V1 のベータは 2024 年 8 月、StarkEx 上の Ethereum L2 として動き始めました。約定はオフチェーン、決済はオンチェーンという構成です。V2 は 2026-03-31 から EDGE Chain 上で動いており、V1 は縮小に入っています(perp 銘柄の上場廃止が 2026-07-07 から始まり、移行の告知は 2026-07-17)。法人設立を 2023 年とする記載もありますが、これは第三者の取引所プロフィール由来で、一次情報ではありません。
取引の相手方が誰なのかは、出典によって名前が違います。現行の利用規約(最終更新 2026-03-24)は、サイトを提供する会社を EdgeX Infra Corporation とし、EDGEX DAO INC を第三者受益者として挙げています。一方、docs 側にある規約のコピーは edgeX Trading Inc. と記しています。chainhelm はどちらか一方を黙って選ばず、日付の新しい現行規約を基準に置いたうえで、両方が存在することを書きます。トークンの発行体はこれとは別で、BVI 法人の edgeX DAO Limited(2025-12-11 登記)、その親会社かつ唯一の取締役がケイマン諸島の edgeX Foundation です。2024 年 12 月の pre-seed をリードした Amber Group は、インキュベーター兼投資家であって、開示された運営者ではありません。
V2 が決済に使う EDGE Chain は、edgeX 自身が運営する Ethereum ロールアップです(chain id 3343、Arbitrum Orbit Stack)。バッチは Ethereum メインネットへ書き戻されます。edgeX 自身がこのスタックを「移行的な枠組み」と呼んでいるため、これは現在の姿であって到達点ではありません。約定のほうは運営のマイクロサービス群で動くオフチェーンの中央指値板で、edgeX は「中央集権取引所のような板の体験」と説明しています。
上の出来高には注釈が要ります。同じ 24 時間を測っていても、集計元によって数字が 6 倍近く開くためです。DefiLlama は reported 基準で USD 720.04m、normalized 基準で USD 456.33m を示し、CoinGecko と CoinMarketCap は 55 銘柄という部分的な視野から出来高約 USD 116m・建玉約 USD 362m を示します。edgeX 自身は出来高を公表しておらず、TVL は取得できませんでした。利用者数も同様で、業界紙が 2026-01-31 時点で 295,000 人超と伝える一方、別の集計は 2025-11-26 時点のスナップショットとして 148,900 を挙げています。これは矛盾ではなく測定日の違いですが、どちらも一次情報ではありません。この記事が数字に必ず集計元・基準・日付を添えるのは、そのためです。V1 と V2 の数字を足すことも避けています。
扱う市場の数え方も、世代と出典で変わります。縮小中の V1 は 189 銘柄、CoinGecko の収録は 55。現物は 4 ペアと桁違いに小さく、この会場の重心が perp にあることは数のうえでもはっきりしています。株式・ETF を原資産とする perp の広さについては、次章で扱います。
レバレッジは、上の図にある 100 倍が上限のいちばん上で、その下は銘柄ごとに違います。SOL が 75 倍、XAU が 50 倍、EDGE が 30 倍、株式 perp は概ね 10-20 倍です。建玉サイズに応じて、銘柄別のリスク階層で段階的に下がります。証拠金は既定がクロスで、1 つの取引アカウント内の全建玉が担保を共有します。分離したい場合はウォレットあたり最大 20 のサブアカウントを使う設計です。ここでは構造の説明にとどめ、これが読者にとって何を意味するのかは最終章で扱います。
取引コストの全体 — maker 0.018% / taker 0.038%、4 時間ごとの funding、見えない階層
取引コストは、手数料率だけでは見えません。実際に効くのは、取引手数料と、建玉を持ち続けるあいだ発生する funding と、gas および入出金の費用の合計です。上の図はその入口をまとめたもので、数字はいずれも V2 のものです(V1 は銘柄ごとに既定値が異なります)。
funding の中身は、プレミアム指数の平均に、クランプされた金利成分と対称 0.05% のダンパーを組み合わせたもので、銘柄別の上限が公開されています(BTCUSDC は 1 区間あたり ±0.2%)。なお docs の funding ページは 1 時間と記していますが、これは V1 モデルの記述です。現行の V2 については、公式メタデータと画面のカウントダウンが一致する 4 時間を採ります。
gas については、取引そのものはガスレスで、決済 gas は edgeX が負担します。利用者が gas を払うのは、外部チェーンから入金するときの送金元チェーン分だけです。
そして、書けないことが 1 つあります。30 日ローリングの出来高で動く出来高階層は存在します(毎日 00:00 UTC 更新、サブアカウント分は合算)。しかし、その表はウォレットを接続した後にしか描画されず、未認証で取得できるエンドポイントも見当たりません。したがって閾値もレートも本記事には書けません。流通している第三者の数字は公式の基準 maker レートと食い違うため、採らないことにしました。入金する前に総コストを把握したい読者に対して最も誠実な答えは、公開されているのはここまでだと線を引くことだと考えます。
最後に、コストの見え方について 1 つ。EDGE を保有してもステーキングしても、maker / taker は下がりません。手数料の価値は Trade to Own(前章)を通じて事後的に戻る形になっており、そもそもゼロ手数料の会場ではない、という理解が実態に近いものです。
入出金と接続の経路 — USDC 単一担保、CCTP、API と vault
V2 の担保は USDC 1 種類だけで、建て通貨も USDC です(V1 は USDT でした)。入金レールは、EDGE Chain 上のネイティブ USDC と、Circle の CCTP をクロスチェーン経路として使う構成で、Ethereum・Arbitrum・Base・Optimism・Polygon が構成済みです。法定通貨のオンランプは提供も統合もされていません。日本の読者にとっては、入口の USDC を自分で用意してから来る前提になる、ということです。
接続面は広めに用意されています。iOS と Android のネイティブアプリが web アプリと並んで存在し、REST と WebSocket の API が公開されていて、公式の Python / Go SDK もあります。メタデータ・気配・funding の公開エンドポイントは認証不要で、プライベートは署名ベースです。ただし公表されているレート制限は定性的な記述にとどまるため、運用の設計を事前に詰めきるには足りません。
運用を任せる側の入口としては、eStrategy という vault 製品があります。第 1 フェーズは自動マーケットメイクで、収益源はパッシブなマーケットメイク益・清算手数料・プラットフォーム手数料の一部と説明され、償還には最大 48 時間かかります。Gauntlet と構築したネイティブ USDC vault は、2026-07-02 に V2 で稼働しました。
edgeX の特徴
特徴を語るには、比べる相手と、比べられる範囲をはっきりさせておく必要があります。この章が扱うのは相対的な位置づけだけで、edgeX 単独の絶対値は前章に置いてあります。
板の中での位置 — DefiLlama 5 位、ただし基準と日付つきで
2026-07-27 の DefiLlama perps テーブルは、既定のソートで edgeX を 5 位に置いています。上にいるのは Hyperliquid、Lighter、Aster、ApeX Protocol の 4 つです。集計全体に対するシェアは、reported 基準で約 7.7%、normalized 基準で約 4.9%。
この順位は動きます。業界紙は 2026 年 3 月の TGE 前後に 3 位と報じていました。順位を現在の姿として固定せず、必ず日付とともに読むべき数字です。
比較の限界も先に置いておきます。本記事は競合側の比較指標を設計上収集していません。加えて、perp の reported 出来高には wash 取引やインセンティブ由来の膨らみという既知の caveat があり、銘柄数も数え方で盛れます。したがって比較は少数の指標に絞り、出典・基準・日付を必ず添え、比較そのものを記事の主軸にはしません。網羅的な他社比較表を置かないのは、置けるだけの検証済みデータが手元に無いからです。
他と違うところ — 110 銘柄のうち 47 が株式・ETF の perp
edgeX を他の perp DEX と最も強く分けているのは、取り扱いの広さです。V2 の取引可能 110 銘柄のうち 47 が、株式・ETF を原資産とする perp です。加えて、金・銀・プラチナ・パラジウム・銅・天然ガス・原油といった商品と、為替系の市場もあります。すべて USDC で現金決済され、24 時間気配が出ます。
銘柄は米国大型株にとどまりません。Samsung、SK Hynix、Tencent、Xiaomi、PopMart、Zhipu まで並び、2026-07-22 と 2026-07-23 にも追加がありました。原資産の市場が閉じているあいだは指値のみの時間帯になり、3 秒あたり 0.5% の価格クランプが docs に記されています。暗号資産の口座から出ずに株式や ETF のエクスポージャを取りたい読者にとっては、ここが最も実務的な差になります。
- 報酬をどこから出しているか
- 保有時間の倍率で極端に短い保有にペナルティを付け、報酬をインフレ的な発行ではなくプロトコル収益に紐づける設計。V2 perp の純利益 100% を市場からの買い戻しとオンチェーン焼却に充てるという表明と対になっています。
- どの層に立っているか
- 自前の決済チェーンとオフチェーン約定という組み合わせは、共有 L2 に載せる層ではなく appchain 層に位置づきます。ただし edgeX 自身が Arbitrum のスタックを移行的と呼んでいるため、現在の状態であって到達点ではありません。
- 何をどこまで開示しているか
- MiCA ホワイトペーパーによる法人レベルの開示(取締役名、登記住所、登記日と識別子、第 6 条の記載)は、perp DEX のトークンとしては珍しい部類です。ただしこれは開示・届出であって、取引所に対する認可でも免許でもありません。
- どこから入れるか
- ネイティブアプリと、メールで発行される embedded wallet(Privy の MPC でパスコード復旧、ソーシャルログインは無効)により、ウォレット専用の会場より step が少なくなります。ただし保管と復旧のモデルは別物になります。
上の 4 つに共通しているのは、どれも利便性と引き換えに何かを預けている構造だ、という点です。開示の粒度は高いのに認可は無く、入口は易しいのに保管モデルは変わり、チェーンは自前なのに移行的だと運営自身が言っています。chainhelm が特徴を評価語ではなく構造で書くのは、この非対称こそが読者の判断材料だからです。なお、この記事が通した導線はウォレット経路のほうです。
向く読者と避けるべき層 — 他の会場が勝つ 4 つの場面
向くのは、米国・カナダ以外に居て、中央集権取引所並みの執行 — オフチェーンの板、ガスレス、4 時間ごとの funding、BTC と ETH で最大 100 倍 — を、オンチェーン決済と自己保管の出金経路と併せて求める、能動的な perp トレーダーです。とくに、暗号資産の外への広がりを求める層に噛み合います。モバイル中心でも API 中心でも扱える点は、どちらの読者にも効きます。
米国・カナダの居住者
検証可能な約定を要件にする層
手数料表を比べてから決めたい高頻度・大口
保険基金や auto-deleveraging の開示を求める層
4 つのうち 3 つは、同じ形をしています。判断に必要な情報が事前に手に入らない、という形です。取引が成立する経路も、費用の階層も、最悪の場合に誰が損失を引き受けるのかも、入る前には確かめきれません。裏返せば、その不確かさを許容できるかどうかが、この会場を選ぶかどうかの実質的な分かれ目になります。ここは客観的な位置づけの提示であって、別の会場を勧めるものではありません。
edgeX の規制動向
この章の主語は読者ではなく protocol の側です。どの市場が閉じているのか、その線をどうやって引いているのか、そしてどこの免許も持たない状態が今どちらへ動いているのかを扱います。読者自身の可否は次章に置きました。
規約が閉じている市場 — 米国とカナダ、そして開いたままの制裁地域リスト
注意すべきなのは、この list が閉じていないことです。上の図のとおり、条項は名前の挙がっていない国・地域にも及ぶ書き方になっているため、いま載っている名前を恒久のものとして読まないほうが安全です。
そして判定の方法は、地理ベースであって身元ベースではありません。アプリは未認証の地域判定エンドポイントを呼び、許可の判定を受け取ります(2026-07-27 に日本の IP からは許可が返っています)。規約にも 2 つのアカウント経路にも、本人確認やアドレススクリーニングの記述はありません。身元は問わないのに所在は問う。この非対称が、この会場のアクセス制御の全体像です。読者の側から見れば、自分が誰かではなく、どこから接続しているかだけが判定に使われている、ということになります。
frontend 層と protocol 層 — 止まるのは取引で、出金ではない
block が縛るのは運営の frontend とサービスであって、決済コントラクトそのものではありません。V2 は EDGE Chain 上、V1 は Ethereum 上の StarkEx コントラクトで決済し、V2 は運営を経由しない EIP-712 署名の出金を、V1 は明示的な強制出金の経路を文書化しています。
ただし、ここから「分権的だから止まらない」と読むのは誤りです。約定はオフチェーンで運営が動かしているためです。
遮断された利用者に残るのは、資産を出す経路であって、取引する経路ではありません。
しかも、frontend と決済層の両方を edgeX が運営しています。独立したプロトコルが frontend の外で生き延びる、という構図ではありません。自己保管が守るのは資産の出口であって、市場へのアクセスではない。この切り分けを持っておくと、規制の話とリスクの話が混ざらずに済みます。限界をリスクとして評価するのは最終章、読者個別の可否は次章です。
どこの免許も持たない会場の現在地 — 名指しゼロ、方向は開示だけが増える
開示された VASP・CASP・デリバティブ・証券のいずれの免許も、edgeX はどの法域でも持っていません。これは perp DEX として通常の状態であり、それ自体が異常の指摘にはなりません。
最も近い規制上の成果物は、認可ではなく開示です。2026-02-26 に edgeX DAO Limited が規則 (EU) 2023/1114 第 6 条に基づき EDGE の暗号資産ホワイトペーパーを届け出ていますが、その文書には、EU のいかなる所管当局からも承認されていないと明記されています。この取り決めで規制を受けている当事者は Kraken(Payward Global Solutions Limited、アイルランド中央銀行が認可した CASP)であって、edgeX ではありません。届出を認可の意味で読むのは誤りで、この 2 つを取り違えた紹介が出回りやすい領域でもあります。
当局の措置についても、2026-07-27 時点で確認できたのは「見つからなかった」までです。いかなる法域でも、edgeX およびその法人を名指しした規制措置・警告・制限・訴訟・和解・制裁は見つかっていません(FCA と CONSOB の警告リストを含めて確認しています)。ただし、見つからなかったことは公開情報の限界の記録であって、クリーンな記録の証明ではありません。ここを混同しないことが、この種の会場を読むときのいちばん実用的な作法です。
規制上の面で目を引くのは、株式・ETF の perp です。これらは USDC で現金決済され、所有権も株主権も渡さない契約で、どの法域の証券・デリバティブ免許も無しに提供されています。2026-07-27 時点で、これらの市場について当局の措置は見つかっていません。評価ではなく、露出がどこにあるのかの指摘としてここに置きます。
方向としては、締まるのでも緩むのでもなく、開示だけが増えています。上の並びの前半 — 法人構成、出資、ホワイトペーパーの届出 — は、形式を整える動きです。もう片方、市場に面した境界のほうは動いていません。遮断の範囲も判定の方法も変わらず、株式・ETF perp は証券・デリバティブの認可なしで提供され続けています。整っているのは開示であって、認可ではない。それがこの章の要約です。
日本での edgeX の利用可否
ここからは主語が読者の側に変わります。日本から edgeX を使えるのか、使えるとして自分は何の外側に立つことになるのか。2026-07-27 時点で一次資料から確認できた範囲だけを書きます。
日本からは接続でき、規約にも日本の名前は無い — ただし金融庁の 2 つの登録はいずれも受けていない
まず状態から。日本向けの geo-block は観測されておらず、規約の本文に「Japan」は 1 度も現れません(0 件)。ただしこれは会場側の状態であって、日本の当局が利用を認めたという意味ではありません。この 2 つは別の話です。
- 暗号資産交換業者の登録
- 金融庁の登録簿(2026-06-30 時点で 26 者)に edgeX の記載はありません。
- 第一種金融商品取引業の登録
- 暗号資産デリバティブの取扱いに必要な登録ですが、金融商品取引業者の登録簿にも edgeX はありません(同時点)。
- 無登録業者への警告
- 金融庁が公表している無登録業者に対する警告の枠組みにも、edgeX は現れません。
この事業には、上の 2 つの登録が噛み合います。そのいずれの登録簿にも、そして無登録業者への警告にも、edgeX の名前は出てきません。掲載が無いことは、認可でも監督でもない。そして警告が出ていないことも、安全性の証明ではありません。
義務の向きも押さえておく価値があります。登録義務は業者側にあり、金融庁が警告リストで引く資金決済法 63 条の 2 の禁止も、無登録の業者に向いています(2026-07-27 時点)。居住者が海外の無登録会場を使うこと自体を禁じる規定は、確認されていません。同時に、日本の投資者保護の枠組みはこの会場にはまったく及びません。この 2 つは並べて置くべきもので、どちらか一方だけを強調すると読み違いが起きます。
当局の考え方に最も近い公的な文書は、2025-12-10 の金融審議会ワーキング・グループ報告書です。同報告書は edgeX を名指ししていません。制度の側では、2026-07-23 に令和 8 年法律第 64 号として公布された改正法が、暗号資産を金融商品取引法の枠組みへ移します。制度が動く前提にあることまでは確かですが、施行の時期と施行後の帰結については、本記事が依拠した一次資料に記載が無いため踏み込みません。
なお、この可否は会場側の判断でも変わりえます。規約の除外リストは改訂を経ずに広がりうる書き方になっている(前章)ため、いま開いている状態を恒久のものとして読まないでください。
自己申告で終わる課税と、会場から出ない書類 — 記録は読者の側に残る
edgeX は税務書類を発行しません。したがって、日本の税務は自己申告で処理する前提になります。所得区分や税率の具体は、本記事が依拠した一次資料に記載が無いため書きません。分からないことを分かるように書かない。それが、この節でいちばん重要な規律だと考えています。
実務上の帰結は具体的です。国内の登録業者が出す年間取引報告書に相当するものが出てこないため、取得価額や損益の再構成は読者自身の作業として残ります。会場から出てくるのは書類ではなく、画面と API です(公開の REST / WebSocket と、署名ベースのプライベートエンドポイント)。つまり記録の保全は、最初から利用者側の前提だということです。口座を作る前に取引記録をどう残すかを決めておいたほうが、後の作業ははるかに軽くなります。
もう 1 つ。この会場は日本のいずれの登録も受けていないため、国内の登録業者に課される利用者保護の仕組みは及びません。これは制度の射程についての説明であって、国外に出れば有利だという話ではありません。保護が及ばないという事実は、レバレッジを取る場面でそのまま効いてきます。
edgeX 利用前に把握すべきリスク
最後に、口座を作る前に把握しておくべきリスクを、edgeX 固有の記録と構造に絞って並べます。汎用の暗号資産危険論や、他のプロトコルのハック史でこの章を埋めることはしません。
protocol の健全性 — 日付の無い監査、非開示の保険基金、書かれていない管理権限
監査の幅そのものは広く、公開リポジトリ(最終更新 2026-04-13)には edgeX が発注した監査レポートが 7 本、次の 4 つの対象に分かれて並びます。
- V1
- RigSec、SlowMist
- V2
- Halborn、Spearbit
- コア vault と CCTP 統合
- Binenet
- EDGE トークンとディストリビュータ
- SlowMist
- V1 の土台である StarkEx v4.5(edgeX 発注の 7 本には含まず)
- StarkWare 自身が発注した PeckShield 監査。同じリポジトリに並んでいます。
問題は、索引のどこにも監査日が無いことです。したがって「最近監査されている」とは書けません。どの時点のコードに対する監査なのかも、日付が無ければ確かめようがないからです。docs の監査ページはリポジトリより遅れており、V1 の 2 本と StarkEx の 1 本しか挙げていない、という食い違いもあります。
保険基金は「無い」のではなく「開示されていない」。最大 100 倍のレバレッジを提供する会場で、です。
リスク準備金や損失社会化の仕組みも含めて、docs にも、到達したアプリ画面にも、MiCA ホワイトペーパーにも記載がありませんでした。コントラクトメタデータには清算手数料率 1% がありますが、そこから基金の存在を推定することはしません。無いのか、あるが公表していないのかは、外からは決められないためです。
ここには、読者が接続の途中で一度出会う緊張があります。ウォレット接続フローのリスク同意画面は、破綻・保険・損失の社会化を含む決済リスクの受け入れを求めてきます。本記事の手順で印を付けた 4 件のうちの 1 つが、それです。受け入れを求められている当の仕組みが、公表資料の側では説明されていない、という形になっています。
管理権限も同様に書かれていません。コントラクトのアップグレード可能性、マルチシグ構成、タイムロックは、自己保管のページにもアーキテクチャのページにも tokenomics にも MiCA ホワイトペーパーにも記載が無く、オンチェーンでの検証も試みたうえで阻まれました。公開されている特権アドレスは運用系だけです(分離証拠金の署名者が 1 つ、オラクル価格の署名者が 5 つ)。その代わりに文書化されているのは、プロトコルの制御ではなく資産の出口のほうでした。この非対称は、そのまま書いておくのがいちばん正確です。
コアが非公開である点も、同じ方向に効きます。マッチングエンジン、リスクエンジン、チェーンノードの実装は公開されておらず、公開されている 7 つのリポジトリは SDK・監査レポート・fork です。つまり、利用者が依存する執行経路は独立には検証できません。Immunefi の bug bounty は 2026-04-07 から稼働していますが、最大支払額は USD 10,000 で、プロトコルの規模に対しては小さい水準です。
事故の記録のほうは、いまのところ薄いままです。スマートコントラクトの exploit、チェーンやシーケンサの停止、デペグ、frontend の侵害は、2026-07-27 時点でいずれも見つかっていません。これも「無事故の証明」ではなく、「公開情報では見つからなかった」という記録です。
唯一の大きな出来事が、2026-06-02 の EDGE のフラッシュクラッシュでした。上の数字がその輪郭です。edgeX の説明では、薄い流動性のプールへの売りが現物を約 23% 押し下げ、それが中央集権取引所のオラクル系に伝わり、ロングに偏った建玉と相まって、複数会場にまたがる連鎖清算になりました。edgeX はハック・exploit・侵害のいずれも起きておらず稼働は続いたと表明し、清算された EDGE ロングへの見舞金(手数料・funding・含み益を除く実現損失、1 人あたり 100,000 USDC 上限、半分は 7 日以内に USDC、残りは 7 日加重平均価格の EDGE)、200,000 USDC の情報提供報奨、マーケットメイカーの追加で対応しました。初回の支払いは 2026-06-08 までに完了と報じられています。
ただし、この一連の表明は SNS で出されたもので、恒久的な公式ページには残っていません。事故そのものより、事故の記録がどこにも固定されていないことのほうが、検証可能性としては重い問題です。
取引構造そのもの — 100 倍、清算の空白、自前のオラクル
この系統でいちばん大きなリスクは、protocol の外側ではなく、取引そのものの構造にあります。ウォレットを接続した直後から、BTC と ETH で最大 100 倍に手が届きます。その手前に本人確認も適合性の確認も無く、背後に地域の保護枠組みもありません(前章)。レバレッジは建玉サイズに応じて段階的に下がり、110 銘柄のうち 63 は 10 倍上限ですが、上限が下がることと、読者が上限まで取らないことは別の話です。既定はクロス証拠金なので、サブアカウントで分けない限り、担保は取引アカウント内の全建玉で共有されます。構造上の論点はここに尽きます。アクセスを容易にしている環境そのものが、読者と 100 倍の建玉のあいだに入るはずの仲介者を、全部取り除いています。
清算の入口は公開されています。利用可能残高がゼロになり、建玉証拠金が維持証拠金水準まで落ちた時点で清算され、トリガーにはオラクル価格が使われます。維持証拠金率は銘柄別・階層別に公開されており(BTCUSDC は第 1 階層 0.5% から第 7 階層 6.25% まで)、清算手数料率 1% がコントラクトメタデータにあります。
入口は公開されているのに、出口が書かれていない、という構図です。相場が飛んだときに自分の建玉が減らされうるのか、損失が誰にどう配られるのかを、事前に確かめる手段がありません。この空白は、レバレッジ倍率そのものよりも判断に効くはずです。
funding も、見落としやすい実コストです。V2 は 4 時間ごとに交換され、銘柄別の上限(BTCUSDC は 1 区間あたり ±0.2%、変動の大きい銘柄はより広い)と、金利成分への対称 0.05% のダンパーがあります。レバレッジ建玉を持ち越すなら、この移転は端数ではなく実質的な保有コストです。
そして、価格そのものが自前です。オラクル価格は、edgeX が 5 つの中央集権取引所(Binance、OKX、Bybit、Gate、MEXC)の板を自社で集約し、ステーク加重の中央値として自身のバックエンドで計算したうえで、マッチングエンジンへ流しています。オンチェーンのクォーラムは 5 署名者中 1。2026 年 6 月のクラッシュは、この依存が何を意味するのかの実例でした。薄い現物の値動きがフィードを通って清算へ伝播した、という順序です。
資金の出口と救済の所在 — 自己保管の限界、香港仲裁、2 世代の並走
資産の移動は、すべて利用者自身の EIP-712 署名を要します。V2 はインターフェースが落ちているあいだも運営を経由しない出金を、V1 は強制出金の経路を文書化しています。ここは素直に強い設計です。ただし限界も正確に置きます。これは資産を出す話であって、取引の話ではありません(約定はオフチェーンで運営が動かします)。そして鍵の管理責任は利用者側にあります。自己保管は、預け先のリスクを鍵の管理責任に置き換えるものであって、リスクを消すものではありません。
- 準拠法
- イングランド・ウェールズ法。契約上の選択であって、どの法域の認可も生みません。
- 紛争解決
- 香港を座とする HKIAC 仲裁、単独仲裁人による。
- 放棄される手段
- 集団訴訟と陪審裁判。
- 賠償の上限
- USD 100 と、直近 3 か月に支払った手数料の、いずれか大きい方。
上の 4 行が意味しているのは、何かが起きたときに読者が取れる手続きの形です。日本から香港の仲裁に単独で臨む前提で、しかも回収できる金額には契約上の天井があります。手続きにかかる費用と天井を並べて見れば、実務的には救済経路が無いに等しい場面も想定できます。ここを織り込んだうえで入金額を決めるのが、現実的な向き合い方です。
移行期であることも見落とせません。V1 と V2 は並走したまま統合が進んでいます(V1 の perp 上場廃止は 2026-07-07 開始、移行の告知は 2026-07-17)。担保資産が V1 は USDT、V2 は USDC と異なり、出金の条件も両側で違うため、移行期に固有の取り違えが起きえます。
最後に、この記事を書くうえで最も強く感じた制約を書いておきます。検証可能性は、会場自身の記録に制約されます。公式のお知らせ feed は 9 件しか残っておらず、すべて 2026 年 7 月のものです。ブログの一覧は 2025 年と 2026 年の大半を飛ばしています。その結果、トークンのローンチも、Circle Ventures の出資も、2026 年 6 月の事故対応も、恒久的な公式ページではなく、業界紙が伝えた edgeX の表明に依存しています。事実そのものより、事実が後から確かめられる形で残っているかどうか。この会場については、そちらを重めに見ておく必要があります。