— 目次 11 項目
  1. 01 Lighter 紹介コード「CHAINHELM」 は今も使えるか?
  2. 02 Lighter 紹介コードでの登録手順
  3. 03 Lighter 接続後にすべきこと
  4. 04 Lighter 紹介コードは登録後に追加できない
  5. 05 LIT の配布は 2025-12-30 に完了、ポイントはシーズン 2 が進行中
  6. 06 Lighter は zk ロールアップ上で板取引を回す、手数料ゼロの perp DEX
  7. 07 出来高も建玉も perp DEX 4 位、TGE 直後の水準からは後退
  8. 08 規約が除外するのは 14 の国・地域、当局の処分はまだ 1 件も無い
  9. 09 日本から Lighter は使えるが、金融庁の登録簿には名前が無い
  10. 10 実質ゼロの更新猶予と単一シーケンサー、Lighter に固有のリスク
  11. 11 コードが効くのは最初の接続だけ、Lighter が向く読者と向かない読者

chainhelm 専用の Lighter 紹介コードは です。

2026-07-28 時点で、 新規ウォレットで実際に接続し、 紹介コードが適用されることを確認済みです。

紹介コードの適用は最初のウォレット接続時にしかできないため、 接続時に適用しておくことをお勧めします。

本記事では、 Lighter 紹介コードを使った登録手順(ウォレット接続)を chainhelm 編集チームが実際に検証したうえで、 Lighter の特徴、 日本での利用可否、 リスクもあわせて解説します。

以下のボタンから開くページは紹介コードが適用済みで、接続の前に「Referral code will be used after login」の通知が出ます。

Lighter 紹介コード「CHAINHELM」 は今も使えるか?

chainhelm 編集チームが 2026-07-28 に新規ウォレットで Lighter に接続し、 紹介コード「CHAINHELM」 が今も使えることを確認しました。

こちらの画像は、 検証時に撮影した実際の画面です。

— 図 1
接続前の取引画面
2026-07-28
接続前の取引画面
右上に「Connect Wallet」が置かれ、右下に紹介コードの適用を知らせる通知が出た未接続の取引画面です。 出典: chainhelm 編集チーム

画面に「Referral code will be used after login」 と表示されており、 紹介コード CHAINHELM がリンク経由で保持され、 ログイン時に適用される状態にあることが確認できます。この通知が出るのは接続の前で、コードが実際に効くのは、そのあとのログインに合わせてです。

スマホでも同じ通知が出ますが、置き場所が違い、画面上部に重なる形で表示されます。実際の画面は、後述のモバイル手順で示します。

適用を確かめられるのは、このログイン時の通知です。コードはブラウザの localStorage にも保持されます(2026-07-28 確認)。一方で、接続を終えたあとの画面に紹介の適用状態を常時表示する場所は、検証で撮影した 31 枚の画面のどこにも見当たりませんでした。接続後に探し回らずに済むよう、この非対称を先に示しておきます。

このコードの対象は、これまで Lighter に接続したことのないウォレットです。すでに接続を終えたウォレットがどうなるかは、後の章で改めて扱います。

chainhelm では、 常にコードの有効性を検証し、 利用可能であることを確認しております。

Lighter 紹介コードでの登録手順

PC・ブラウザで接続する場合と、 スマホ(モバイル)で接続する場合に分けて解説します。

手順に入る前に、口座の作り方そのものを押さえておきます。Lighter の口座は、第三者の非カストディアル・ウォレット(self-custody wallet)を接続して作ります。規約が説明しているのはこの経路だけで、メールアドレスとパスワードで作る口座についての記述は、規約にも公式ドキュメントにもありません。手順のどこにも本人確認(KYC)の関門はありません。規約でも、Interface を通じて集めるのは IP アドレスだけで、プロトコルとのやり取りは公開ウォレットアドレスを通じて行われる、と説明されています。国内の取引所で口座を開くときとは、入口の形がまず違います。

この後に開く接続画面には、ウォレットの一覧と並んでメールアドレスの入力欄も置かれています。ただし、そこから先で口座がどう作られるかを説明した公式資料は 2026-07-28 時点で見当たらないため、本記事はウォレットを接続する経路で最後まで通します。

PC・ブラウザでの接続手順

  1. まずは、 Lighter 公式ページ を開いてください(紹介コードが適用されたリンクです)。 開くと、 以下のような画面になります。

2. 取引画面からウォレット接続を始める

— 図 2
接続前の取引画面
2026-07-28
接続前の取引画面
右上に「Connect Wallet」が置かれ、右下に紹介コードの適用を知らせる通知が出た未接続の取引画面です。 出典: chainhelm 編集チーム

取引画面が開いたら、右上の「Connect Wallet」をクリックしてウォレットの接続を始めます。右下に「Referral code will be used after login」と出ているとおり、紹介コードはこの後のログインに合わせて適用されます。

3. 接続するウォレットを選ぶ

— 図 3
ウォレット選択のモーダル
2026-07-28
ウォレット選択のモーダル
「Log in or sign up」の下に、メール入力欄と「Rabby」以下のウォレット候補が並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

「Log in or sign up」と表示されたモーダルで、一覧から使うウォレット(ここでは「Rabby」)をクリックします。メールアドレスで始めるなら「Enter your email」に入力して「Continue」に進み、一覧にないウォレットは「View all wallets」から探せます。

4. Rabby 側で接続を承認する

— 図 4
Rabby の接続確認画面
2026-07-28
Rabby の接続確認画面
「Connect to Dapp」の下に接続先の URL が示され、右上のネットワークは「Arbitrum」になっています。 出典: chainhelm 編集チーム

別ウィンドウで開いた Rabby の「Connect to Dapp」で、接続先が https://app.lighter.xyz、ネットワークが「Arbitrum」になっていることを確かめて「Connect」をクリックすると、ウォレットが接続されます。表示が想定と違うときは「Cancel」で閉じ、取引画面からやり直します。

5. 接続後に入金画面を開く

— 図 5
接続直後の入金モーダル
2026-07-28
接続直後の入金モーダル
「Deposit USDC Perps」が開き、ウォレット残高の行に「Insufficient balance」と付いた接続直後の画面です。 出典: chainhelm 編集チーム

接続が済むと開く「Deposit USDC Perps」で、入金の方法を選びます。右のパネルのボタンは「Create Account」に変わり、ウォレット残高の行には「Insufficient balance」と付くので、口座を作るにはまず入金が必要です。

右下には「Referral code will be used after login」が出たままで、紹介コードはこのログインに合わせて適用されます。

ここまでで接続は完了です。入金の操作そのものは、次の章で扱います。

スマートフォン(iOS / Android)での接続手順

  1. まずは、 Lighter 公式ページ をモバイルのブラウザまたはウォレットアプリ内ブラウザで開いてください(紹介コードが適用されたリンクです)。 開くと、 以下のような画面になります。

2. 取引画面からウォレット接続に進む

— 図 6
接続前のモバイル取引画面
2026-07-28
接続前のモバイル取引画面
画面上部に紹介コードの適用を知らせる通知が重なった、ウォレット未接続の取引画面です。 出典: chainhelm 編集チーム

取引画面を開いたら、上部に出ている「Referral code will be used after login」を確かめてから、「Connect Wallet」をタップして接続に進みます。紹介コードはここで入れ直さなくても、この後のログインに合わせて適用されます。

3. 使うウォレットを選ぶ

— 図 7
ウォレット選択のシート
2026-07-28
ウォレット選択のシート
「Log in or sign up」のシートに、メール入力欄と「Rabby」以下のウォレット候補が並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

画面下から出てくる「Log in or sign up」のシートで、一覧から使うウォレット(ここでは「Rabby」)をタップします。メールアドレスで始めるなら「Enter your email」に入力して「Continue」に進み、一覧にないウォレットは「View all wallets」から探せます。

タップするとウォレットアプリ側に切り替わるので、そこで接続を許可してから Lighter の画面に戻ります。

4. 接続後に入金シートを開く

— 図 8
接続直後の入金シート
2026-07-28
接続直後の入金シート
「Deposit USDC Perps」のシートで、ウォレット残高の行に「Insufficient balance」と付いています。 出典: chainhelm 編集チーム

接続が済むと画面下から「Deposit USDC Perps」のシートが開くので、そこで入金の方法を選びます。ウォレット残高の行に「Insufficient balance」と付いているとおり、取引を始めるにはまず入金が必要です。

上部には「Referral code will be used after login」が出たままで、紹介コードはこのログインに合わせて適用されます。

ここまでで接続は完了です。入金の操作そのものは、次の章で扱います。

Lighter 接続後にすべきこと

PC・ブラウザで入金する場合と、 スマホ(モバイル)で入金する場合に分けて解説します。

公式のドキュメントに書かれている入金の経路は 4 本あります。Ethereum メインネットからは直接送れ、Arbitrum・Base・Avalanche からは Circle の CCTP を経由して届きます。最低額もこの 4 本について示されていて、Ethereum が 1 USDC、CCTP 経由が 5 USDC です。

ただし、この後にたどる手順はこの 4 本とは別の枠に入ります。公式サイトの案内は Card・Bitcoin・Coinbase・Tron・Solana・USDT などからも入金できるとしており、上の 4 本より受け口が広く取られています。この広い側を処理しているのは、アプリに組み込まれた第三者の購入・ブリッジ経路で、どの事業者が担っているかは公式には示されていません。以下の手順もここに入り、Arbitrum 上の USDT を Relay というプロトコルを通して USDC (Perps) に換えて受け取っています。上の最低額は 4 本の経路について公表された値なので、この枠にそのまま当てはまるとは限りません。

担保の考え方も先に押さえておきます。基準となる担保は USDC で、評価は 100%、清算手数料もかかりません。それ以外の担保には 50% のヘアカット(掛け目)が入り、Lighter では ETH がこれにあたります。取引を始めるときの最小注文額は、確認した市場で 10 USDC 相当でした。この値は市場ごとに設定されるため、代表値として読んでください。

PC・ブラウザでの入金手順

1. 入金方法を選ぶ

— 図 9
入金方法を選ぶ画面
2026-07-28
入金方法を選ぶ画面
「Use Crypto」の下に、ウォレット残高と「Transfer Crypto」「Connect Exchange」が並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

「Deposit USDC Perps」で「Select destination token」が「USDC (Perps)」になっているのを確かめ、「Use Crypto」に並ぶ接続済みウォレットの行をクリックします。別のウォレットから送るなら「Transfer Crypto」、取引所から移すなら「Connect Exchange」も選べ、それぞれ上限と所要時間の目安が添えられています。

2. 送るトークンを選ぶ

— 図 10
送るトークンの選択
2026-07-28
送るトークンの選択
「USDT」が選ばれた状態で、「ETH」と合わせて保有トークンが一覧に並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

ウォレットにある資産の一覧から、入金に使うトークン(ここでは「USDT」)をクリックして選び、「Continue」で次に進みます。各行に保有数量と評価額が並ぶので、入金したい額に足りるトークンを選びます。

3. 入金する額を入力する

— 図 11
入金額の入力
2026-07-28
入金額の入力
「$10」が入力され、下の「You send」「You receive」に送るトークンと受け取るトークンが並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

入金する額を入力します。金額欄の下の「25%」「50%」「75%」「Max」を使えば、残高に対する割合でまとめて指定できます。

「You send」の「USDT」が「You receive」の「USDC (Perps)」に換えられることを確かめ、「Continue」をクリックします。

4. 入金内容を確認して注文を確定する

— 図 12
入金内容の確認
2026-07-28
入金内容の確認
送金元と「Lighter Account」、送る額と受け取る額、「Estimated time」が並んだ確認画面です。 出典: chainhelm 編集チーム

「Source」が自分のウォレット、「Destination」が「Lighter Account」になっているかを確かめ、「You send」と「You receive」の数量、「Estimated time」の目安を見て「Confirm Order」をクリックします。手数料などの内訳を細かく見たいときは「Transaction breakdown」を開きます。

5. トークンの承認に署名する

— 図 13
トークン承認への署名
2026-07-28
トークン承認への署名
「Token Approval」に「Arbitrum」と承認する数量が示され、下に「Sign」が置かれています。 出典: chainhelm 編集チーム

Rabby が別ウィンドウで開く「Token Approval」で、「Chain」が「Arbitrum」、「Approve token」が入金する数量になっていることを確かめて「Sign」をクリックします。「Approve to」の相手先には「Protocol」として「Relay」が示され、承認したくないときは「Cancel」で閉じられます。

6. トークンの承認を確定する

— 図 14
トークン承認の確定
2026-07-28
トークン承認の確定
同じ「Token Approval」の画面で、ボタンが「Confirm」に切り替わっています。 出典: chainhelm 編集チーム

署名が進むと同じ「Token Approval」のボタンが「Confirm」に変わるので、続けてクリックして承認を確定します。内容は署名前と同じままなので、数量とネットワークをもう一度見てから確定します。

7. ブリッジ取引に署名する

— 図 15
ブリッジ取引への署名
2026-07-28
ブリッジ取引への署名
「Simulation Results」に減少額が出た「Bridge Token」の画面で、下に「Sign」が置かれています。 出典: chainhelm 編集チーム

続いて開く「Bridge Token」のウィンドウでは、「Simulation Results」に出る資産の増減が入金する額と合っているかを確かめて「Sign」をクリックします。署名の前に、「Chain」が「Arbitrum」、「Interact contract」の「Protocol」が「Relay」、「Description」が「Bridge Token」であることも見ておきます。

8. ブリッジ取引を確定する

— 図 16
ブリッジ取引の確定
2026-07-28
ブリッジ取引の確定
「Bridge Token」の内容はそのままで、ボタンが「Confirm」に切り替わっています。 出典: chainhelm 編集チーム

署名が進むと「Bridge Token」のボタンが「Confirm」に変わるので、そのままクリックして取引を送信します。ここで確定すると取引がネットワークに送られ、入金の進行画面に切り替わります。

9. 入金の進行を待つ

— 図 17
入金の進行状況
2026-07-28
入金の進行状況
「Fill status」が「Processing」で、送金元と「Lighter Account」が並んだ処理中の画面です。 出典: chainhelm 編集チーム

取引を送ると入金の進行画面に変わるので、「Fill status」が「Processing」の間はそのまま待ちます。「Depositing into your account…」と出ている間も、「Source」と「Destination」の「Lighter Account」、受け取る数量はこの画面で確かめられます。

10. 口座アクセスの認証を始める

— 図 18
口座アクセスの認証
2026-07-28
口座アクセスの認証
「Access Lighter account」に 2 つの署名が未完のまま並び、「Remember Me」にチェックが入っています。 出典: chainhelm 編集チーム

入金が届くと右下に「Collateral is here!」が出るので、「Access Lighter account」の枠で「Authenticate」をクリックし、口座へのアクセスを認証します。

署名は 2 回に分かれているため、案内のとおり順に署名します。次回以降も同じ環境を使うなら既定でチェックの入った「Remember Me」をそのままにし、マルチシグやスマートウォレットで接続しているなら「I’ll use a multi-sig/smart wallet」にもチェックを入れて進みます。

11. 2 つ目の署名を済ませる

— 図 19
2 つ目の署名待ち
2026-07-28
2 つ目の署名待ち
「Access Lighter account」の 1 つ目にチェックが付き、2 つ目が署名待ちのまま残っています。 出典: chainhelm 編集チーム

1 回目の署名が済むと「Access Lighter account」の左側にチェックが付くので、ウォレットに届く 2 つ目のメッセージにも署名します。認証をやめる場合は、この画面の「Cancel」で中断できます。

12. 利用規約に同意する

— 図 20
利用規約への同意
2026-07-28
利用規約への同意
「Terms of Service Updated」の案内の下に「Accept and Continue」が置かれています。 出典: chainhelm 編集チーム

認証が通ると「Terms of Service Updated」の案内が出るので、「Accept and Continue」をクリックして先に進みます。案内の中の「Terms of Service」から全文を読めるので、同意する前に目を通しておきます。

13. 口座タイプを選ぶ

— 図 21
口座タイプの選択
2026-07-28
口座タイプの選択
「Free Account」に「Current Tier」が付き、「Plus Tier」にチェックが入った選択画面です。 出典: chainhelm 編集チーム

続けて開く「Account Type」で口座の種類を選び、「Confirm」をクリックして確定します。既定の「Free Account」には「Current Tier」が付いており、この例では「Plus Tier」を選んでいます。

「Premium Account」も含めた手数料の違いは「View Fee Schedule」で確かめられますが、「You can change account type once every 24 hours.」とあるとおり、変更できるのは 24 時間に 1 回までです。

14. 入金の完了を確かめる

— 図 22
入金の完了
2026-07-28
入金の完了
「Fill status」が「Successful」になり、「Total time」に所要時間が出た完了画面です。 出典: chainhelm 編集チーム

「Deposit successful」と「Fill status」の「Successful」で入金の完了を確かめ、「Close」をクリックして閉じます。「Total time」に実際にかかった時間が出るほか、右のパネルの取引できる残高にも入金が反映されています。

あわせて「Account type updated successfully.」も出て、口座タイプの変更まで済んだ状態です。

スマートフォン(iOS / Android)での入金手順

1. 入金方法を選ぶ

— 図 23
入金方法を選ぶシート
2026-07-28
入金方法を選ぶシート
「Use Crypto」の下に、ウォレット残高と「Transfer Crypto」「Connect Exchange」が並んだ入金シートです。 出典: chainhelm 編集チーム

「Deposit USDC Perps」のシートで「Select destination token」が「USDC (Perps)」になっているのを確かめ、「Use Crypto」に並ぶ接続済みウォレットの行をタップします。別のウォレットから送るなら「Transfer Crypto」、取引所から移すなら「Connect Exchange」も選べ、それぞれ上限と所要時間の目安が添えられています。

2. 送るトークンを選ぶ

— 図 24
送るトークンの選択
2026-07-28
送るトークンの選択
「USDT」を選んだ状態で、「ETH」を含む保有トークンが一覧に並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

ウォレットにある資産の一覧から、入金に使うトークン(ここでは「USDT」)をタップして選び、「Continue」で次に進みます。各行に保有数量と評価額が並ぶので、入金したい額に足りるトークンを選びます。

3. 入金する額を入力する

— 図 25
入金額の入力
2026-07-28
入金額の入力
「$10」が入力され、下の「You send」「You receive」に送るトークンと受け取るトークンが並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

入金する額を入力します。金額欄の下の「25%」「50%」「75%」「Max」をタップすれば、残高に対する割合でまとめて指定できます。

「You send」の「USDT」が「You receive」の「USDC (Perps)」に換えられることを確かめ、「Continue」をタップします。

4. 入金内容を確認して注文を確定する

— 図 26
入金内容の確認
2026-07-28
入金内容の確認
送金元と「Lighter Account」、送る額と受け取る額、「Estimated time」が並んだ確認シートです。 出典: chainhelm 編集チーム

「Source」が自分のウォレット、「Destination」が「Lighter Account」になっているかを確かめ、「You send」と「You receive」の数量、「Estimated time」の目安を見て「Confirm Order」をタップします。手数料などの内訳を細かく見たいときは「Transaction breakdown」を開きます。

ここから署名の画面はウォレットアプリ側に切り替わります。トークンの承認とブリッジ取引の 2 段を、アプリで内容を確かめながら順に署名し、Lighter に戻ると次の進行画面になります。

5. 入金の進行を待つ

— 図 27
入金の進行状況
2026-07-28
入金の進行状況
「Submitting transaction...」と「Fill status」の「Processing」が並んだ処理中のシートです。 出典: chainhelm 編集チーム

取引を送ると入金の進行画面に変わるので、「Fill status」が「Processing」の間はそのまま待ちます。「Submitting transaction…」と出ている間も、「Source」と「Destination」の「Lighter Account」、受け取る数量はこの画面で確かめられます。

6. 口座アクセスの認証を始める

— 図 28
口座アクセスの認証
2026-07-28
口座アクセスの認証
上部に入金到着の通知が出て、「Access Lighter account」の 2 つの署名が未完のまま並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

入金が届くと画面上部に「Collateral is here!」が出るので、「Access Lighter account」の枠で「Authenticate」をタップし、口座へのアクセスを認証します。

署名は 2 回に分かれているため、案内のとおり順に署名します。次回以降も同じ端末を使うなら既定でチェックの入った「Remember Me」をそのままにし、マルチシグやスマートウォレットで接続しているなら「I’ll use a multi-sig/smart wallet」にもチェックを入れて進みます。

7. 2 つ目の署名を済ませる

— 図 29
2 つ目の署名待ち
2026-07-28
2 つ目の署名待ち
「Access Lighter account」の 1 つ目にチェックが付き、2 つ目が署名待ちのまま残っています。 出典: chainhelm 編集チーム

1 回目の署名が済むと「Access Lighter account」の左側にチェックが付くので、ウォレットに届く 2 つ目のメッセージにも署名します。認証をやめる場合は、このシートの「Cancel」で中断できます。

8. 利用規約に同意する

— 図 30
利用規約への同意
2026-07-28
利用規約への同意
「Terms of Service Updated」の案内と「Accept and Continue」が並んだシートです。 出典: chainhelm 編集チーム

認証が通ると「Terms of Service Updated」のシートが出るので、「Accept and Continue」をタップして先に進みます。案内の中の「Terms of Service」から全文を読めるので、同意する前に目を通しておきます。

9. 口座タイプを選ぶ

— 図 31
口座タイプの選択
2026-07-28
口座タイプの選択
「Plus Tier」にチェックが入り、下に変更頻度の注意と「Confirm」が並んだシートです。 出典: chainhelm 編集チーム

続けて開く「Account Type」のシートで口座の種類を選び、「Confirm」をタップして確定します。既定の「Free Account」には「Current Tier」が付いており、この例では「Plus Tier」を選んでいます。

「Premium Account」も含めた手数料の違いは「View Fee Schedule」で確かめられますが、「You can change account type once every 24 hours.」とあるとおり、変更できるのは 24 時間に 1 回までです。

10. 入金の完了を確かめる

— 図 32
入金の完了
2026-07-28
入金の完了
上部に口座タイプ更新の通知が出て、「Fill status」が「Successful」になった完了シートです。 出典: chainhelm 編集チーム

「Deposit successful」と「Fill status」の「Successful」で入金の完了を確かめ、「Close」をタップして閉じます。「Total time」に実際にかかった時間、「You receive」に受け取った数量が出ています。

画面上部には「Account type updated successfully.」も出て、口座タイプの変更まで済んだ状態です。

ここまでで入金と口座の認証、口座タイプの確定まで終わり、Lighter で取引を始められる状態になりました。

Lighter 紹介コードは登録後に追加できない

紹介コードはウォレット接続時のみ適用可能で、 後付けはできません。

コードを運ぶ経路は 1 本だけです。紹介リンクの URL パラメータ(?referral=CHAINHELM)がそれで、接続の流れのどこにも、コードを打ち込む欄はありません。検証で撮影した 31 枚の画面を通して、入力欄は 1 つも現れませんでした。探しても見つからないのは、そもそも用意されていないからです。

うっかり適用せずに接続を完了してしまった場合、 同じウォレットに後から紐づけ直す方法は用意されていません。

新しいウォレットで登録し直すという選択肢があるので、 検討してください。

接続のときに確かめておく点は、1 つだけです。

  • 接続時に紹介コード CHAINHELM の適用表示が出ているか(リンク経由で入った際に出る適用の案内を確認)

「Referral code will be used after login」の通知を確かめてから接続したい場合は、以下のリンクからページを開いてください。

◆ ◇ ◆

LIT の配布は 2025-12-30 に完了、ポイントはシーズン 2 が進行中

Lighter のインセンティブは 2 層に分かれています。1 つは 2025-12-30 に一度だけあった LIT の配布、もう 1 つは今も動いているポイントプログラムです。どちらの話をしているかで、読者にとっての意味はまったく変わります。

この章で扱うのは、公表されている制度と過去の実績だけです。LIT の価格、今後の配布量、次の配布の時期には踏み込みません。

シーズン 2 は毎週金曜に 20 万ポイントを配っている

現行の制度名は Points Program で、いまはシーズン 2 です。シーズン 1 はプライベートベータ最終配布の 2025-09-30 で終わり、シーズン 2 に終了日の公表はありません。

200,000週あたりの配布ポイント一般ユーザー枠
毎週金曜配布のタイミング対象は水曜から火曜までの活動
5採点の系統出来高・建玉・ファンディング・清算とデレバレッジ・損益
非公開計算式と重み市場ごとに重みが異なる

採点は取引量に対して線形ではありません。出来高を 2 倍にしてもポイントが 2 倍になる設計ではなく、同じ金額を動かしても市場が違えば結果は変わります。日次で見る項目と週次で見る項目が混在し、市場ごとに見るものと口座全体で見るものも分かれます。UI からの取引でも API からの取引でも、扱いは同じです。

マーケットメイカーには別枠があり、Premium 口座を有効にした参加者を対象に、板のスナップショットで評価する仕組みが用意されています。また 2026-07-01 に始まった Robinhood Wallet 経由の取引には、web アプリの 2 倍のポイントが付くと報じられています。

2025-12-30 の LIT 配布は、請求手続き無しで口座に入った

2025-12-30 に LIT のトークン生成イベント(TGE)があり、シーズン 1 のポイント保有者に配布されました。制度上の特徴は受け取り方にあります。請求手続き、いわゆるクレームは不要で、規約も、利用者は参加のために何もする必要がなく、対象者は自分の Lighter 口座で自動的にトークンを受け取る、と書いています。

一方で、配分比率と配布トークン数は二次報道が出典で、公式のトークノミクスのページでは確認できていません。報じられた絶対数量は、公表されている流通量とも整合しません。したがってこの記事では、配布があった事実と請求不要の仕組みまでを事実として扱い、数量は断定しません。

LIT はステーキング・手数料ティア・LLP 参加に使う

ステーキング
年 6% を目標とする利回りが設定されています。解除には 3 日のロックがかかります。
手数料と遅延のティア
Premium 口座の手数料と待ち時間は、ステークした LIT の量で決まります。全額をステークせず、fee credits を買ってティアへ算入する経路もあります。
LLP への参加
Lighter Liquidity Pool への預け入れは、1 LIT につき 10 USDC までという比率で枠が開きます。

配布後のトークノミクスも動いています。2026-06-30 には、TGE 以降に取引収益で買い戻した約 1550 万 LIT を保有せず焼却する方針が公表されたと報じられました。あわせて、ステーキング報酬の原資をエコシステム分に移し、年 6% を狙う方針も伝えられています。いずれも出典は二次報道です。

自己売買とシビル行為にポイントは付かず、次の配布も約束されていない

受給には制限がかかります。規約上の Prohibited Person、つまり制裁対象や除外地域の居住者は、エアドロップの対象になりません。ポイント側では、シビル行為や自己売買で加算されることはなく、検知の手法は公開されていません。口座は 10 個までなら、ペナルティなしで持てます。

運営が留保していること規約 6 条は、利用者が「一定の数量のエアドロップトークンを受け取る権利を有しない」と定め、配布を制限することは運営の裁量だとしています。ポイントの説明ページも、配布の調整は運営の裁量だと書いています。

そのうえで、シーズン 2 のポイントに対して将来の配布を約束した公式声明は、2026-07-28 時点でありません。あるのは、過去に一度配布が行われたという実績と、裁量を留保する文言だけです。この 2 つを足して将来の配布を読み込まないことが、この制度に向き合ううえでの出発点になります。

Lighter は zk ロールアップ上で板取引を回す、手数料ゼロの perp DEX

この章で見るのは、Lighter という取引所そのものです。他の取引所と比べた立ち位置は、次の章で扱います。

公開メインネットは 2025-10-02 から、運営は米国法人 Elliot Technologies

2022
運営法人 Elliot Technologies を設立
2025-01
プライベートベータを開始
2025-10-02
8 か月のベータを経て公開メインネットを開始
2026-01-06
24/5 の株式 perp を追加。同じ月に iOS と Android のアプリを公開
2026-05
RWA 向けの perpRFQ ベータを開始
2026-07-01
Robinhood Chain 上で perp の提供を開始

Interface と API を運営するのは、米国法人の Elliot Technologies, Inc. です。規約は運営とプロトコルを二層に分けたうえで、プロトコル自体は Ethereum の Layer 2 上で動く自律的なソフトウェアだと説明しています。登記の詳細、つまりデラウェア法人としての設立とフロリダでの外国法人登録は、州の登記検索の結果が出典で、直接は再確認できていません。法人名そのものは規約で確認できるので、両者は情報としての強度が違います。

創業者兼 CEO は Vladimir Novakovski です。資金調達は 2024 年に 2100 万ドル、2025-11-11 に 6800 万ドルです。後者は Founders Fund と Ribbit Capital が共同で主導し、Haun Ventures と Robinhood も参加、評価額は約 15 億ドルと報じられています。

Ethereum に証明を出す専用 zk ロールアップで、板は運営のシーケンサーが並べる

決済とデータ可用性は Ethereum が担い、実行は Lighter 自身の L2(zkLighter)が担います。zk ロールアップ(zk rollup)とは、処理をまとめて別のチェーンで実行し、その結果が正しいことを暗号学的な証明として親チェーンに提出する仕組みです。Lighter は取引所の状態遷移を独自の Plonky2 回路で証明し、集約したうえで Ethereum 上で検証させています。口座の差分は blob として Ethereum に載るため、データ可用性は完全にオンチェーンです。

板は中央指値板(central limit order book)で、約定処理はオフチェーンです。順序を決めるのはシーケンサーで、先に届いた順に並べてソフトファイナリティを与えます。板そのものは Ethereum ではなく Lighter の状態ルートに載り、約定と清算が正しいことは ZK の妥当性証明で担保されます。画面は国内の取引所の板と同じように見えても、並び順を決めているのは運営のシーケンサー 1 台です。この設計が何を意味するかは、リスクの章で改めて扱います。

約 5.25 億ドルプロトコル TVLDefiLlama、2026-07-28
約 8.55 億ドルロールアップ上の保全価値L2BEAT、2026-07-28

上の 2 つは測っている対象が違います。前者はプロトコルの TVL、後者はロールアップ上に保全されている価値で、後者には RWA を含む別の資産区分も入ります。差を埋めて 1 つの数字にまとめる読み方は、ここでは成り立ちません。

perp は 202 市場、レバレッジは最大 50 倍、担保は USDC が基準

稼働中の perp は 202 市場です(公開 API、2026-07-28)。暗号資産のほかに、トークン化された米国株(AAPL・AMD・MSFT など)、株価指数、商品(XAU・WTI)、FX、未上場銘柄まで並びます。レバレッジは市場ごとに異なり、BTC と ETH が最大 50 倍、小さい市場では 3 倍まで下がります。なお公式の契約仕様のページはテストネット表記のまま 106 ペアを載せているため、市場数については公開 API の値を採りました。

証拠金の扱いはクロスマージンで、複数の資産を担保にできる統合口座になっています。基準の担保は USDC で、評価は 100%、清算手数料もかかりません。それ以外の担保には 50% のヘアカットが掛かり、Lighter では ETH がこれにあたります。Public Pools は分離ポジションに対応していません。

perp 以外では、現物が 7 市場ありますが、24 時間出来高は perp の 0.4% 程度で、周辺の事業にとどまります。運用系は 3 種類で、運用者に預ける Public Pools、保険基金を兼ねる LLP、年 6% を目標とする LIT のステーキングです。LLP の中身はリスクの章で扱います。

Standard 口座は手数料ゼロ、対価は 300ms の待ち時間

既定は Standard 口座で、手数料がゼロであることは公開 API 上でも裏が取れます。稼働中の 202 市場すべてが 0.0000 を返します。その代わりに課されるのが待ち時間です。ゼロの手数料と、注文が板に届くまでに入る待ち時間は、同じ設計の表と裏になっています。

既定

Standard

maker・taker とも 0。taker 300ms、maker と取消 200ms の待ち時間が入ります。
任意加入

Premium

8 段階。ティアは取引量ではなくステークした LIT の量で決まり、最上位の 50 万 LIT で手数料は 30% 低くなり、taker の待ち時間は 140ms まで縮みます。
任意加入

Plus

maker・taker ともフラットで 0.5bp。待ち時間は Standard と同じです。

ティアが取引量ではなくステーク量で決まる仕組みは、取引量に応じて段階が上がる国内外の取引所とは考え方が違います。全額をステークせず、fee credits を買ってティアへ算入する経路も用意されています。

ファンディングは 1 時間ごとに発生します。プレミアム部分は上下 0.05%、レート自体は 8 時間あたり上下 4% で頭打ちになるため、1 時間あたりの上限は 0.5% です。取引ごとのガス代は利用者に課されません。Ethereum 側へのデータ書き込みと検証にかかる費用は、運営が負担しています。

公表されていないコストもあります。入出金の手数料表は公式ドキュメントになく、出ているのは最低額だけです。通常出金が 1 USDC、高速出金が 4 USDC です。2026-06-30 のトークノミクス発表では、100 LIT 以上をステークすると出金と送金の手数料が無料になると報じられました。裏を返せば、ステークしていない利用者には既定の手数料が存在することになりますが、その金額は公表されていません。

手数料ゼロで回る理由も公表されています。任意加入の Premium と Plus、清算時に最大 1% を LLP に回す清算手数料、外部の連携先に向けた Partner Attribution Program が収益源で、取引収益は LIT の買い戻しにも充てられています。

出来高も建玉も perp DEX 4 位、TGE 直後の水準からは後退

規模の数字は、出典によって開きが出ます。この章では数値ごとに出典を付けて示します。取得日はいずれも 2026-07-28 です。

建玉 8.3 億ドルで 4 位、出来高は出典によって 1.7 倍の開きがある

まずは裏の取れている指標から見ます。建玉(オープンインタレスト)は DefiLlama が 836,598,528 ドル、CoinGecko が 832,664,845 ドルで、いずれも 8.3 億ドル台、2 つの出典の差は 0.5% 以内に収まっています。規模を語るなら、こちらのほうが安全な物差しです。

24 時間の perp 出来高になると、同じ日を見ていても出典で数字が割れます(いずれも米ドル)。

DefiLlama955,064,638
Lighter 公開 API1,607,662,665
CoinGecko1,591,028,624

開きはおよそ 1.7 倍で、9.5 億ドル台と 16 億ドル台ほどの差になります。DefiLlama は独自の正規化を行い、さらに Lighter を 2 つの子プロトコルに分けて集計しています。したがって、順位の比較には DefiLlama の値、絶対的な規模には取引所側または CoinGecko の値、という使い分けになります。

4 位24 時間 perp 出来高DefiLlama、出来高を報告する 122 プロトコル中
4 位建玉DefiLlama
8.5%全 perp 出来高に占める割合DefiLlama 基準で算出
32 位派生商品取引所CoinGecko、100 件中

Lighter より上位にいるのは Hyperliquid、Aster、Variational の 3 つです。CoinGecko の一覧は CEX と DEX を合わせたものなので、そこでの位置は DEX 内の順位ではありません。

30 日出来高は 340 億ドル、TGE 前後の 2320 億ドルから後退した

TGE 前後に約 2320 億ドルあった 30 日出来高は、2026-07-28 時点で約 340.6 億ドルDefiLlama

減り方も数字で出ています。前の 30 日と比べて 27.4% 減、前月比では 42.8% 減です。ただし直近 7 日は 31.5% 増えており、方向は一様ではありません。月間出来高で Hyperliquid を上回った月が 2025-11 と 2025-12 にあったことを思えば、後退の幅はそれなりに大きいものです。

順位は上位のままで、水準はピークから下がっています。ここから先どちらへ向かうかは、この記事では予測しません。

約定・清算の証明、株式 perp、Robinhood 経路が他と違う点

設計上の違いは、証明の範囲にあります。Lighter は約定と清算そのものを独自の Plonky2 回路で証明し、Ethereum 上で検証させています。これはロールアップ一般の妥当性証明よりも対象が狭く、その分だけ具体的な主張です。多くの perp DEX は、証明のないオフチェーン約定か、遅い完全オンチェーン板のどちらかを選んでいます。その二択の外に出ようとしているのが、この取引所の設計上の位置です。

手数料ゼロも、期間限定の施策ではありません。遅延を売って個人利用者の手数料を無料にするという価格設計です。いつ終わるかを気にする必要はない代わりに、待ち時間は仕様として残り続けます。

取扱いでは、トークン化株式・指数・ETF・商品・FX・未上場銘柄の perp を揃えています。株式 perp は 2026-01-06 に 24/5 化され、2026-05 には大口向けの perpRFQ が加わりました。2026-07-01 からは Robinhood Chain の perp 提供者として、Robinhood Wallet の中でも取引されています。ただしそちらは担保と建値が USDG で、レバレッジの上限や除外地域も本体とは違うと報じられているため、条件を混ぜて読まないでください。

運営が止まった場合の出口も設計に入っています。利用者は L1 経由で入出金・注文・取消を強制実行でき、運営がそれを処理しなければ、システムは desert mode に凍結し、残高の ZK 証明を出して退避できます。この退避回路は別途監査も受けています。ただしこれは、即時のアップグレードによって生じるリスクを打ち消すものではありません。

向くのは自己管理に慣れた読者、向かないのは保護と復旧を求める読者

噛み合う

自分でウォレットを管理している読者

手数料ゼロと 300ms の待ち時間という交換条件を理解して受け入れられ、板の厚みと商品の幅を優先する読者。
噛み合わない

保護と復旧を前提にしたい読者

本人確認のある窓口、日本語の問い合わせ先、障害時の補償を前提にしたい読者。少額でも復旧手段を確保しておきたい読者。

どちらに寄るかを決めるのは、預ける額の大きさではありません。資産の管理を自分で引き受けられるかどうかです。

規約が除外するのは 14 の国・地域、当局の処分はまだ 1 件も無い

この章で見るのは Lighter 側の状態です。日本から見た位置づけは、次の章で扱います。

除外は 14 の国・地域、同じ規約に 11 か国版の記述も残っている

最終更新 2025-12-29 の規約が除外するのは、米国・カナダ・英国・中国・北朝鮮・ロシア・ウクライナ・キューバ・イラン・ベネズエラ・スーダン・ベラルーシ・ミャンマー・シリアの 14 です。2025-01 の時点では米国・英国・カナダの 3 か国だけでしたから、1 年あまりで大きく広がったことになります。

規約冒頭の告知

14 の国・地域

スーダン・ベラルーシ・ミャンマーを含みます。ブラウザで実際に表示されるのはこちらです。
ACCESS AND RESTRICTIONS の定義

11 の国・地域

上の 3 つを含みません。ただし包括的な経済制裁の対象地域を広く取り込む書き方になっており、別の経路で同じ 3 つに届く可能性があります。

同じ 1 つの文書のなかで、2 つの記述が一致していません。この記事では、両方を合わせた 14 を採ります。どちらか一方だけを確定版としては示しません。

除外がどう効いているかも、規約に書かれています。本人確認はなく、IP アドレスのログによってアクセス制限を執行すると述べています。Interface を通じて集める個人データは IP アドレス以外になく、プロトコルとのやり取りは公開ウォレットアドレスを通じて行われます。身元ではなく接続元だけを見る仕組み、と言い換えられます。

規約が縛るのは Interface、プロトコルは別建て。分離は見た目ほど強くない

規約は、この仕組みを二層に分けて説明しています。Elliot Technologies, Inc. が Web 上の Interface と API を提供し、Lighter Protocol は Ethereum の Layer 2 上で動く自律的なソフトウェアである、という書き方です。地域除外をはじめ、規約が縛る対象は Interface と Services の層です。

ただし、その分離は許可不要(permissionless)で動くプロトコルほど強くありません。L2 は同じ運営が管理する単一のシーケンサーで動き、コントラクトは運営側のマルチシグで更新できます。フロントエンドから外れた利用者に、同等の独立した経路が用意されているわけではありません。「非中央集権だから規約は関係ない」という読み方は、この構造では成り立ちません。

登録は世界のどこにも無く、株式 perp が規制上の当たり所になっている

0 件当局による処分・訴訟・和解・制裁どの法域でも確認されず(2026-07-28)
0 件保有するライセンス・登録・認可公式サイトにも規約にも主張なし

どちらの 0 も、確認できた範囲では見つからなかったという意味であり、当局のお墨付きを意味するものではありません。ライセンスを持たないこと自体は、規制された小口市場を規約で閉ざす非カストディアルの perp DEX にとって通常の姿勢でもあります。

そのうえで、どこが問われうるかは、はっきりしています。本人確認なしの利用者に、トークン化された米国株・指数・ETF・未上場銘柄を参照する派生商品を提供している一方で、運営法人は米国法人であり、Interface は米国居住者を除外しています。この組み合わせが、この取引所の規制上の当たり所です。

現在地は固まっていません。米国・カナダ・英国という規制された小口市場を規約で閉ざしながら、運営はデラウェア法人という構造です。2026-07-01 の Robinhood Chain 連携は、米国の上場ブローカーとの結びつきを強める方向に働きます。2026-01-06 以降に加わった株式・指数 perp も、規制上の注目を集めやすくする方向です。ただし、位置づけを確定させる執行事案はまだ起きていません。

日本から Lighter は使えるが、金融庁の登録簿には名前が無い

ここからは、日本から見たときにこの取引所がどの位置にあるのかを、確認できた事実だけで並べます。

日本から見た Lighter の状態(2026-07-28 時点)

アクセス制限なし規約の除外リストに日本は不在。日本の IP から地域制限の画面なし(2026-07-28 確認)
暗号資産交換業者の登録登録なし金融庁の登録簿に該当なし(2026-07-07 時点のファイル)
金融商品取引業者の登録登録なし金融庁の登録簿に該当なし(2026-07-21 時点のファイル)
無登録業者の警告リスト記載なし2026-07-22 更新時点

規約の除外リストに日本が入ったことは、2025-01-20 の最古アーカイブから現行版まで一度もありません。lighter.xyz と app.lighter.xyz は、日本の IP アドレスから開くと取引画面が最後まで描画されます。ただし「制限なし」と書けるのは、そこまでです。ウォレットを接続して実際に発注できるかは検証していないので、確かめられた事実としては扱いません。

登録簿に「Lighter」も「Elliot Technologies」も現れないという事実は、日本の登録制度の枠の外で動いていることを意味します。同時に、名指しの措置も受けていません。処分がないことは、承認を意味しません。

では読者自身に何がかかるのか。2026-07-15 に成立した改正法(金融商品取引法・資金決済法)は、無登録営業の罰則を最大 10 年以下の懲役または 1000 万円以下の罰金に引き上げました。ただしこれは業を行う者に向けた規定で、居住者が海外の無登録の取引所を使うこと自体を禁じる条文は置かれていません。実体規定はまだ施行前でもあります。

この記事が示せる範囲公表資料が示しているのは、利用者に向けた禁止が置かれていないことです。この取引所を使うことが適法だと当局が判断したわけではなく、その逆でもありません。個別の事情や、今後の政令・内閣府令によって位置づけは動きます。

2025-12-10
金融庁の金融審議会ワーキング・グループが報告を公表。DEX を扱う節を置いた
2026-01-13
「Lighter Mobile」が日本の App Store に掲載される
2026-04-10
改正法案が国会に提出される
2026-07-15
改正法が成立。実体規定は施行前
2026-07-22
無登録業者の警告リストが更新される。Lighter の記載はなし

制度は動いている最中です。ワーキング・グループの報告は、DEX の規制手法は確立していないとして、扱いを継続検討に送りました。当面の対応として掲げられたのは、DEX や国内未登録の事業者との取引には想定外の損失リスクがあることの周知です。将来の義務づけの矛先は、DEX に接続する UI を提供する側に向けられています。

モバイルアプリの扱いは、はっきりしていません。「Lighter Mobile」は日本の App Store に掲載されたあと、2026-07-28 時点でも残っています。ただし開発者自身の説明では、ウォレット機能が使えるのは「一部の対応地域」に限られ、それ以外の地域では相場情報の閲覧のみになります。どちらに日本が入るかは公表されておらず、実機での挙動も検証していません。

読者の現在地は 3 点にまとまります。日本からは使える。日本向けの制限は公表されていない。しかし日本の登録制度の外側にあり、制度そのものが動いている。

実質ゼロの更新猶予と単一シーケンサー、Lighter に固有のリスク

ここで扱うのは、Lighter を選ぶことで固有に負うものです。レバレッジや価格変動といった perp 取引一般のリスクには立ち入らず、確認できた数字と日付だけを並べます。

コントラクトは即時に更新でき、退避のための窓は無い

ロールアップ本体、Governance、検証コントラクトはいずれもアップグレード可能で、名目上は 21 日の待機期間が置かれています。ただしその待機期間は、セキュリティカウンシルとして動く 4-of-7 のマルチシグによってゼロまで短縮できます。名目と実効が一致していません。

L2BEAT の記録悪意ある更新で資金が盗まれうる。コード更新に遅延は無い(CRITICAL)。退避のための窓(exit window)は None。

鍵の配置も見ておきます。4-of-7 のマルチシグはセキュリティカウンシルとして待機期間を消せます。3-of-5 のマルチシグはネットワークの統治権限を持ち、コントラクトの更新、バリデータの管理、保険基金管理者やトレジャリーアドレスの変更、市場と資産の追加を行えます。バリデータは 3 つの EOA で、バッチの確定と、未実行のバッチの取り消しができます。

更新は頻繁です。高深刻度のコントラクト変更は 2026-05-18、2026-06-04、2026-07-13、2026-07-20、2026-07-24 に記録されています。付け加えると、これらを記録しているのは第三者の L2BEAT で、Lighter 自身は同等の管理鍵や更新権限に関する開示を公表していません。リスクそのものと同じくらい、開示側の空白も見ておく必要があります。

順序を決めるのはシーケンサー 1 台、価格も同じ経路を信頼する

順序付けは単一のシーケンサーが行い、バッチの提出と証明も中央の運営だけができます。運営が利用者の取引に先回りすれば、MEV を抜けることになります。L2BEAT の成熟度分類は Stage 0 です。対抗手段として L1 からの強制実行と退避経路があることは前章で見たとおりですが、それは運営が止まった場合の出口であって、動いている間の集中を薄めるものではありません。

価格の前提も、同じところに行き着きます。指標価格は Chainlink・Stork・Pyth の組み合わせから引かれ、マーク価格は 3 つの値の中央値で決まります。板のインパクト価格、指数価格にプレミアムを足したもの(上下 0.5% で頭打ち、8 分の指数移動平均で平滑化)、複数の中央集権取引所のマーク価格の中央値、この 3 つです。一方で L2BEAT は、外部オラクルの署名が検証されておらず、シーケンサーが価格を正しく報告することを信頼するしかない、と記録しています。この前提は、Lighter 自身のドキュメントには書かれていません。

2025-10 に 4.5 時間の停止、2026-07 には決済の途切れ

2025-10-10
2025-10-11 にかけての市場全体の大規模清算のさなかに約 4.5 時間の停止。その間ポジションを操作できず、LLP は約 5.35% の損失を負った
2026-07-12
状態更新が 2 時間 42 分、証明提出が 3 時間 48 分 36 秒途切れた
2026-07-18
状態更新が 9 時間 15 分 36 秒、証明提出が 8 時間 58 分 24 秒途切れた。直近 30 日で最長
2026-07-23
証明提出が 2 時間 25 分 12 秒途切れた

2025-10 の停止で原因として挙げられているのは、シーケンサーの単一構成、証明生成の詰まり、データベース更新の遅れです。利用者への補償はポイントで行われたと報じられていますが、公式のポストモーテムは見当たらず、出回っている損失額の数字は出典ごとに食い違うため、この記事では出しません。

L2BEAT

L1 決済の周期

証明の提出と状態更新の間隔を見ています。上の記録はこちら側の測定です。
Lighter のステータスページ

利用者から見た可用性

直近 90 日の稼働率 100%、2026-05 から 2026-07 に障害なしと表示しています。

2 つの記録は、測っている層が違います。証明の提出が途切れている間も、取引の画面はそのまま動いていることがあります。稼働率 100% は決済が連続していたことの保証ではなく、決済の途切れも画面が止まったことを意味しません。どちらの向きにも混同しないのが、ここでの読み方です。

清算を引き受ける LLP は規模非公開、損失も出ている

清算は段階を追って進みます。健全な状態から、事前清算でポジションの追加が制限され、部分清算で注文が取り消されてポジションが決済され、全部清算では LLP がポジションを引き受けます。自動デレバレッジが動くのは、口座の評価がマイナスになり、かつ LLP に余力がない場合だけです。清算時には最大 1% の清算手数料が LLP に回ります。

その LLP は、流動性プールと保険基金を兼ねています。規模は公表されておらず、公開 API にも出ていません。しかも損失を被らない仕組みではありません。2025-10 の停止で実際に目減りしたことは、先に見たとおりです。

担保の掛け目とレバレッジの噛み合わせも見ておく必要があります。基準となる担保以外、Lighter では ETH に 50% のヘアカットが掛かるため、同じ評価額でも証拠金として数えられる量は半分になります。最大 50 倍まで取れる設計と組み合わさると、想定より早く清算の段階に入ることがあります。

監査は 9 本、ただし公開実績は 1 年に満たない

9 本公開されている監査報告書2025-08-04 から 2026-06-11
3 社監査を実施した会社zkSecurity・Nethermind・Zellic
2025-10-02公開メインネットの開始公開実績はまだ 1 年に満たない

監査の範囲は、回路、ブロックとデルタ層、退避回路、現物と複数資産対応、入金ブリッジ、EVM 移行まで及びます。ただし監査側は、ドキュメントとホワイトペーパーが実装に追いついていないと指摘しています。

公開されているのは prover のリポジトリと公式 SDK までで、シーケンサーとマッチングエンジンの実装は公開されていません。検証鍵の再生成手順は公開され、実際に第三者が再現できた更新もありますが、配備の時点でソースが出ていなかった検証コントラクトも記録されています。脆弱性の開示ポリシーはありますが、報奨金の額や等級は公表されていません。

実績の短さは、この取引所を測るうえで避けて通れません。この間に経験した大きなストレスは 2025-10 の 1 回で、そこで停止と LLP の損失が出ています。加えて、出金・送金手数料の既定値は非公開のままで、ポイントと今後の配布も運営の裁量に置かれています。手数料がゼロであることの裏側には、こうした条件が残ります。

◆ ◇ ◆

コードが効くのは最初の接続だけ、Lighter が向く読者と向かない読者

紹介コード「CHAINHELM」は紹介リンクに載って運ばれ、最初のウォレット接続に合わせて適用されます。コードを打ち込む欄はどこにもなく、接続を終えたウォレットに後から紐づけ直すこともできません。適用したいなら、まだ接続していないウォレットで紹介リンクから入るしかありません。分岐はその一度きりです。

読者自身の位置づけも整理しておきます。日本は規約の除外リストに入っておらず、画面はそのまま開きます。一方で、金融庁の登録簿にこの取引所の名前はなく、制度の側も 2026 年の法整備で動いている最中です。使えることと、制度の中にいることは別だと考えてください。

入金で引き受けるものは 3 つです。コントラクトの更新に実質の待機期間がないこと。順序を決めるシーケンサーが 1 台であること。公開実績がまだ 1 年に満たず、唯一の大きなストレスで 4.5 時間の停止が起きていること。手数料ゼロと引き換えに残るのは、この 3 点です。

自分でウォレットを管理し、待ち時間と引き換えの手数料ゼロを納得して使える読者には、Lighter は噛み合います。保護と復旧を前提にしたい読者には向きません。他の取引所は挙げません。Lighter の輪郭だけを示して、判断は読者に返します。