— 目次 8 項目
  1. 01 Polymarket の紹介コード「chainhelm」 は今も有効か?
  2. 02 Polymarket の登録と入金の手順
  3. 03 Polymarket とは
  4. 04 Polymarket の手数料の実態
  5. 05 他の予測市場との比較
  6. 06 Polymarket の規制の全体像
  7. 07 日本での Polymarket の利用可否
  8. 08 Polymarket を使う前に把握しておくべきリスク

chainhelm の Polymarket 紹介コードは です。

適用方法は 2 つあります — Polymarket 公式登録ページ(コード適用済みリンク)から登録するか、 登録時の「Referral Code (Optional)」 欄に chainhelm と入力します。 リンク経由なら、 欄に何も入力しなくても紹介は自動で反映されます。

2026-07-12 時点で、 chainhelm 編集チームがリンク経由(入力なし)とコード入力の両方で新規アカウントを作成し、 いずれも紹介が反映されることを確認済みです。

本記事では、 紹介リンクと入力欄の仕組み、 PC/スマホ別の登録・入金手順、 Polymarket の手数料、 他の予測市場との比較、 日本での利用可否、 そして把握しておくべきリスクを解説します。

Polymarket の紹介コード「chainhelm」 は今も有効か?

2026-07-12 時点で、 chainhelm 編集チームが紹介リンク経由(欄は空のまま)と、 登録画面の「Referral Code (Optional)」 欄への入力の両方で新規アカウントを作成し、 いずれもコード「chainhelm」 への紐づけを確認しました。

こちらが検証時の実際の画面です。

— 図 1
紹介コードと同意欄
「Referral Code (Optional)」 欄に紹介コードを入力した登録画面
ユーザー名と紹介コード「chainhelm」が入力され、規約同意のチェックボックスと「Continue」ボタンが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

紹介リンクを開くと、 URL からコードはすぐに消え、 登録画面の「Referral Code (Optional)」 欄も空のままですが、 これは仕様です。 紹介情報はブラウザが記憶しているため、 リンクを踏んでそのまま登録すれば、 紹介は間違いなく反映されます(空欄のまま登録し、 反映されることを実際に確認済みです)。

注意点は 1 つだけです。 紹介を記憶しているのはリンクを開いたブラウザなので、 登録は同じブラウザでそのまま完了してください(別のブラウザや端末で登録したい場合は、 そこでもう一度リンクを開けば同じように反映されます)。 なお、 ユーザー名を設定する画面の「Referral Code (Optional)」 を開いて chainhelm と入力して登録する方法でも、 反映されることを検証済みです。

紹介が有効になるのは、 リンクをクリックしてから 30 日以内に登録を完了した場合で、 対象は新規登録のみです。 登録が完了したあとから紹介を追加・変更することはできないため、 コードを確実に紐づけたいときは、 上記のいずれかの経路で登録まで済ませておくのが確実です。

chainhelm はリンクとコードの有効性を継続的に確認し、 変更があれば本記事を更新します。

Polymarket の登録と入金の手順

登録と初回入金の手順を、 PC(ブラウザ)とスマートフォン(モバイル)に分けて解説します。

PC・ブラウザでの登録・入金手順

  1. 登録ページを開く — まず Polymarket 公式登録ページ を開きます(リンクに紹介コード「chainhelm」 が含まれています)。 開くと、 下のような画面が表示されます。

  2. トップページから登録を開始

— 図 2
未ログインのトップ画面
未ログインのトップ画面
未ログイン状態の Polymarket トップページで、右上に「Sign Up」ボタンが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

紹介リンクから Polymarket のトップページを開きます。画面右上のヘッダーにある「Sign Up」をクリックしてください。

紹介リンク経由で開いても、画面上に紹介コードを示す表示は出ませんが、これは正常です。コードは内部で適用されているため、目に見える印がなくても問題ありません。

「Sign Up」をクリックすると、登録用のウィンドウが開きます。

  1. メールアドレスの入力
— 図 3
登録ウィンドウのメール入力
登録ウィンドウのメール入力
登録ウィンドウにメールアドレスが入力され、「Continue with Google」やウォレットの選択肢も表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

「Welcome to Polymarket」と表示された登録ウィンドウで、登録に使うメールアドレスを入力します。「Email address」の欄にアドレスを入力し、「Continue」をクリックしてください。

Google アカウントで登録する場合は「Continue with Google」を、暗号資産ウォレットで登録する場合は下部に並ぶウォレットのアイコンを選ぶこともできます。

メールアドレスを入力して「Continue」を押すと、確認コードの入力画面に進みます。

  1. 確認コードの受け取り
— 図 4
確認コードの入力画面
確認コードの入力画面
6 桁の確認コード入力欄が空の状態で並び、フィッシングに注意する旨の警告が添えられています。 出典: chainhelm 編集チーム

この画面では、「Please enter the code sent to」の下に表示されたメールアドレス宛に、6 桁の確認コードが送られています。入力欄はまだ空のままにして、そのメールアドレスの受信トレイを開いてください。

なお、この画面には、Polymarket の運営スタッフがコードを渡して入力させることは絶対にないという警告も書かれています。もし誰かからコードを渡されて入力するよう促された場合は、フィッシングの可能性があるため、そのコードは入力せず、Polymarket に報告してください。

  1. メールのコードを入力
— 図 5
メール内の確認コード
メール内の確認コード
Polymarket からのメールに 6 桁の「Login code」が記載され、20 分で期限切れになる旨が添えられています。 出典: chainhelm 編集チーム

受信トレイに届いた Polymarket からのメールを開きます。「Login code」の下に 6 桁のコードが記載されているので、その番号を控えてください。このコードは 20 分で期限切れになるため、早めに確認します。

コードを確認したら、先ほどの入力画面に戻り、6 桁を順に入力します。入力が完了すると、ユーザー名を決める画面に進みます。

メールにも、このコードは誰にも共有しないよう注意書きがあります。入力は公式サイトの画面だけにとどめ、誰かにコードを求められても教えないでください。

  1. ユーザー名の入力
— 図 6
ユーザー名の入力画面
ユーザー名の入力画面
「Choose a username」の画面でユーザー名欄が空になっており、「Referral Code (Optional)」は折りたたまれた状態です。 出典: chainhelm 編集チーム

「Choose a username」と表示された画面で、使いたいユーザー名を入力します。ユーザー名は後から変更できるので、この時点では好きなものを決めて入力欄に入れてください。

その下には「Referral Code (Optional)」という項目が、初期状態では折りたたまれた形で置かれています。紹介リンクから登録した場合は、この欄を折りたたんだまま、コードを空欄にしておいて構いません。リンク経由ではコードがすでに適用されている(適用確認済み)ため、欄が折りたたまれていたり空だったりしても、適用されていないという意味ではありません。

ユーザー名を入力したら、必要に応じて「Referral Code (Optional)」を開くこともできます。

  1. 紹介コードの入力と規約同意
— 図 7
紹介コードと同意欄
紹介コードと同意欄
ユーザー名と紹介コード「chainhelm」が入力され、規約同意のチェックボックスと「Continue」ボタンが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

ユーザー名を入力すると、その下の「Referral Code (Optional)」を開いて紹介コードを手入力することもできます。ここに chainhelm のコードとして「chainhelm」を入力できます。

この手入力は、紹介リンクから登録した場合には必須ではありません。リンク経由ですでにコードが適用されている(適用確認済み)ためで、欄を空にしていても適用されていないという意味ではありません。手入力した「chainhelm」も同じく適用されます(適用確認済み)ので、確実にしておきたい場合は入力しておくとよいでしょう。

最後に、「By trading, you agree to the Terms of Use…」の同意チェックボックスにチェックを入れます。これは、米国居住者ではないことや制限対象地域の居住者ではないことなどに同意する内容です。チェックを入れて「Continue」をクリックすると、登録が完了し、口座への入金を促す画面が表示されます。

  1. 登録完了と入金の案内
— 図 8
登録完了と入金の案内
登録完了と入金の案内
登録が完了し、「Fund Your Account」の見出しと「Deposit Funds」ボタンが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

ここまでの手順で登録が完了し、口座が作成されると、「Fund Your Account」という入金を促す画面が表示されます。

入金を始めるには、「Deposit Funds」をクリックしてください。クリックすると、入金方法を選ぶウィンドウが開きます。

— 図 9
暗号資産での入金方法
暗号資産での入金方法
「Deposit」ウィンドウの「Use Crypto」タブに、USDC が 1:1 で反映される案内と、「Transfer Crypto」など各入金方法の上限額と速さが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

「Deposit」ウィンドウが開くと、上部に「Use Crypto」と「Use Cash」の切り替えタブがあり、初期状態では「Use Crypto」が選ばれています。ウィンドウ上部には Polymarket の残高も表示され、この時点では 0 ドルです。

暗号資産で入金する場合は、「Use Crypto」タブに並ぶ方法から一つを選びます。用意されているのは「Transfer Crypto」「Bitcoin Lightning」「Connect Exchange」で、それぞれに上限額と反映までの目安の速さが添えられています。

なお上部には、すべてのチェーンで USDC の入金が 1:1 で口座に反映されるという案内も表示されています。入金したい方法を選んで手続きを進めてください。現金で入金したい場合は、「Use Cash」タブに切り替えることもできます。

— 図 10
現金での入金方法
現金での入金方法
「Use Cash」タブに、「Card」や「Apple Pay」「Cash App」「Google Pay」「Bank Transfer」が上限額や速さとともに並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

現金で入金する場合は、「Deposit」ウィンドウの「Use Cash」タブに切り替えます。すると、支払い方法の一覧が表示されます。

「Most popular」として「Card」がまとめられ、上限額と反映までの速さが添えられています。その下の「More options」には「Apple Pay」「Cash App」「Google Pay」「Bank Transfer」が並び、それぞれにも上限額と速さの目安が示されています。

この中から、使いたい方法を選んでください。

スマートフォン(iOS / Android)での登録・入金手順

  1. 登録ページを開く — まず Polymarket 公式登録ページ をモバイルのブラウザまたはアプリで開きます(リンクに紹介コード「chainhelm」 が含まれています)。 開くと、 下のような画面が表示されます。

  2. トップページから登録を開始

— 図 11
未ログインのトップ画面
未ログインのトップ画面
未ログイン状態の Polymarket トップページで、右上に「Sign Up」ボタンが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

紹介リンクから Polymarket のトップページを開きます。画面右上のヘッダーにある「Sign Up」をクリックしてください。

紹介リンク経由で開いても、画面上に紹介コードを示す表示は出ませんが、これは正常です。コードは内部で適用されているため、目に見える印がなくても問題ありません。

「Sign Up」をクリックすると、登録用のウィンドウが開きます。

  1. メールアドレスの入力
— 図 12
登録ウィンドウのメール入力
登録ウィンドウのメール入力
登録ウィンドウにメールアドレスが入力され、「Continue with Google」やウォレットの選択肢も表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

「Welcome to Polymarket」と表示された登録ウィンドウで、登録に使うメールアドレスを入力します。「Email address」の欄にアドレスを入力し、「Continue」をクリックしてください。

Google アカウントで登録する場合は「Continue with Google」を、暗号資産ウォレットで登録する場合は下部に並ぶウォレットのアイコンを選ぶこともできます。

メールアドレスを入力して「Continue」を押すと、確認コードの入力画面に進みます。

  1. 確認コードの受け取り
— 図 13
確認コードの入力画面
確認コードの入力画面
6 桁の確認コード入力欄が空の状態で並び、フィッシングに注意する旨の警告が添えられています。 出典: chainhelm 編集チーム

この画面では、「Please enter the code sent to」の下に表示されたメールアドレス宛に、6 桁の確認コードが送られています。入力欄はまだ空のままにして、そのメールアドレスの受信トレイを開いてください。

なお、この画面には、Polymarket の運営スタッフがコードを渡して入力させることは絶対にないという警告も書かれています。もし誰かからコードを渡されて入力するよう促された場合は、フィッシングの可能性があるため、そのコードは入力せず、Polymarket に報告してください。

  1. メールのコードを入力
— 図 14
メール内の確認コード
メール内の確認コード
Polymarket からのメールに 6 桁の「Login code」が記載され、20 分で期限切れになる旨が添えられています。 出典: chainhelm 編集チーム

受信トレイに届いた Polymarket からのメールを開きます。「Login code」の下に 6 桁のコードが記載されているので、その番号を控えてください。このコードは 20 分で期限切れになるため、早めに確認します。

コードを確認したら、先ほどの入力画面に戻り、6 桁を順に入力します。入力が完了すると、ユーザー名を決める画面に進みます。

メールにも、このコードは誰にも共有しないよう注意書きがあります。入力は公式サイトの画面だけにとどめ、誰かにコードを求められても教えないでください。

  1. ユーザー名の入力
— 図 15
ユーザー名の入力画面
ユーザー名の入力画面
「Choose a username」の画面でユーザー名欄が空になっており、「Referral Code (Optional)」は折りたたまれた状態です。 出典: chainhelm 編集チーム

「Choose a username」と表示された画面で、使いたいユーザー名を入力します。ユーザー名は後から変更できるので、この時点では好きなものを決めて入力欄に入れてください。

その下には「Referral Code (Optional)」という項目が、初期状態では折りたたまれた形で置かれています。紹介リンクから登録した場合は、この欄を折りたたんだまま、コードを空欄にしておいて構いません。リンク経由ではコードがすでに適用されている(適用確認済み)ため、欄が折りたたまれていたり空だったりしても、適用されていないという意味ではありません。

ユーザー名を入力したら、必要に応じて「Referral Code (Optional)」を開くこともできます。

  1. 紹介コードの入力と規約同意
— 図 16
紹介コードと同意欄
紹介コードと同意欄
ユーザー名と紹介コード「chainhelm」が入力され、規約同意のチェックボックスと「Continue」ボタンが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

ユーザー名を入力すると、その下の「Referral Code (Optional)」を開いて紹介コードを手入力することもできます。ここに chainhelm のコードとして「chainhelm」を入力できます。

この手入力は、紹介リンクから登録した場合には必須ではありません。リンク経由ですでにコードが適用されている(適用確認済み)ためで、欄を空にしていても適用されていないという意味ではありません。手入力した「chainhelm」も同じく適用されます(適用確認済み)ので、確実にしておきたい場合は入力しておくとよいでしょう。

最後に、「By trading, you agree to the Terms of Use…」の同意チェックボックスにチェックを入れます。これは、米国居住者ではないことや制限対象地域の居住者ではないことなどに同意する内容です。チェックを入れて「Continue」をクリックすると、登録が完了し、口座への入金を促す画面が表示されます。

  1. 登録完了と入金の案内
— 図 17
登録完了と入金の案内
登録完了と入金の案内
登録が完了し、「Fund Your Account」の見出しと「Deposit Funds」ボタンが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

ここまでの手順で登録が完了し、口座が作成されると、「Fund Your Account」という入金を促す画面が表示されます。

入金を始めるには、「Deposit Funds」をクリックしてください。クリックすると、入金方法を選ぶウィンドウが開きます。

— 図 18
暗号資産での入金方法
暗号資産での入金方法
「Deposit」ウィンドウの「Use Crypto」タブに、USDC が 1:1 で反映される案内と、「Transfer Crypto」など各入金方法の上限額と速さが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

「Deposit」ウィンドウが開くと、上部に「Use Crypto」と「Use Cash」の切り替えタブがあり、初期状態では「Use Crypto」が選ばれています。ウィンドウ上部には Polymarket の残高も表示され、この時点では 0 ドルです。

暗号資産で入金する場合は、「Use Crypto」タブに並ぶ方法から一つを選びます。用意されているのは「Transfer Crypto」「Bitcoin Lightning」「Connect Exchange」で、それぞれに上限額と反映までの目安の速さが添えられています。

なお上部には、すべてのチェーンで USDC の入金が 1:1 で口座に反映されるという案内も表示されています。入金したい方法を選んで手続きを進めてください。現金で入金したい場合は、「Use Cash」タブに切り替えることもできます。

— 図 19
現金での入金方法
現金での入金方法
「Use Cash」タブに、「Card」や「Apple Pay」「Cash App」「Google Pay」「Bank Transfer」が上限額や速さとともに並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

現金で入金する場合は、「Deposit」ウィンドウの「Use Cash」タブに切り替えます。すると、支払い方法の一覧が表示されます。

「Most popular」として「Card」がまとめられ、上限額と反映までの速さが添えられています。その下の「More options」には「Apple Pay」「Cash App」「Google Pay」「Bank Transfer」が並び、それぞれにも上限額と速さの目安が示されています。

この中から、使いたい方法を選んでください。

入金方法は暗号資産と現金の 2 系統が用意されており、暗号資産では USDC が 1:1 で反映される案内も添えられているので、自分に合った方法で入金すれば予測市場での取引を始められます。

  • 登録ページは紹介リンクから開きましたか?(開いた後、 URL や入力欄からコードが見えなくなりますが、 紹介は保持されています)
  • リンクを開いたのと同じブラウザで、 そのまま登録まで完了してください(「Referral Code (Optional)」 欄に chainhelm と入力して登録しても、 同じように反映されます — 両経路とも検証済み)

Polymarket とは

Polymarket の正体と予測市場の仕組み

Polymarket は、 2020 年 6 月にニューヨークで Shayne Coplan 氏(当時 22 歳)が立ち上げた予測市場です。 コロナ禍のさなかに、 前身の DeFi プロジェクト(Union Market)から方向転換して生まれました。 自らを「世界最大の予測市場」と称し、 Polygon 上で動く非カストディ型・オンチェーンのイベント契約取引所です。

仕組みそのものは素直です。 中央指値注文板(CLOB)で売買し、 決済はオンチェーンで行われます。 各マーケットは Yes / No の二値で、 アウトカムトークン(Conditional Token Framework に基づく ERC1155)は、 結果が確定するとそれぞれ 1 ドルで償還されます。 扱うテーマは政治・スポーツ・暗号資産・金融・地政学・カルチャー・Tech / AI・気象・経済・eスポーツと幅広く、 先物(Perps)も用意されています。 証拠金には pUSD(Polygon 上で USDC の 1:1 請求権を表す ERC-20 ラッパー)が使われます。

$10.57B2026 年 3 月の月間出来高初の月間 $10B 超
$26.2B2026 年 Q1 の合計出来高前期比 +90% 超
≈$425M単日の最高出来高2026 年 2 月

規模は 2025 年から桁が変わりました。 月間出来高は 2025 年の約 $1.2B から、 2026 年上半期には $10〜20B のレンジに乗っています。 非カストディ型で、 ユーザーごとに Polygon の proxy ウォレットを使う設計のため、 公表される登録ユーザー数はありません。 その代わりの目安となるアクティブウォレット数は、 2026 年初頭までの半年で 3 倍以上に増えたと報じられています。 「大手予測市場」という一言では実像に届かない規模だと押さえておくと、 以降の手数料やリスクの話も読み解きやすくなります。

2 つの entity 構造と成長の経緯

運営とライセンスの構造は、 見た目より入り組んでいます。 運営の本拠地はマンハッタン(ニューヨーク)ですが、 国際版は法律上パナマ籍(Adventure One QSS Inc.)で、 NPR は 2026 年 5 月に、 届け出上のパナマ住所が物理的に見つからなかったと報じています。

さらに、 Polymarket には別々の 2 つの entity が存在します。 ひとつは米国人をブロックするオフショアのグローバル版 polymarket.com、 もうひとつは米 CFTC の規制を受ける指定契約市場 Polymarket US(QCX LLC d/b/a Polymarket US、 2025 年 12 月ローンチ)です。 本記事で扱う chainhelm の紹介は、 このうちオフショアのグローバル版に属し、 Polymarket US には適用されません。 日本から目にする「Polymarket」がどちらを指すのかは、 のちの利用可否とあわせて押さえておくと混乱を避けられます。

当局対応と資本の動きも、 ここ 1 年で大きく動きました。

2025-07-15
DOJ と CFTC が Polymarket に対する調査を終了。
2025-07
CFTC ライセンスの DCM・清算機関 QCEX(QCX LLC)を $112M で取得。
2025-10
ICE が最大 $2B の戦略出資を発表(評価額 約 $8B)。
2025-12-03
米 CFTC 規制版の Polymarket US をローンチ。
2026-02
ICE が追加で $600M を実行(評価額 約 $9B)。

上の時系列が示すとおり、 オフショア発でありながら、 米国では規制の枠内のプロダクトへと足場を移しつつある——それが直近の Polymarket の姿です。 ただし、 この転換がそのまま「あなたの国で使えるか」に直結するわけではない点は、 のちほど分けて説明します。

Polymarket の手数料の実態

予測市場と Perps の取引手数料

手数料の骨格は、 メイカーとテイカーで大きく違います。 板に流動性を置くメイカーは常に無料(maker = 0)で、 板から約定するテイカーだけがカテゴリ別の手数料を負担します。 テイカー手数料は fee = C × feeRate × p × (1 − p) という式で決まり、 確率 50% を境に対称で、 50% のときに最大、 最低課金は 0.00001 USDC です。

カテゴリごとの feeRate は次のとおりです(いずれも 2026 年 7 月 10 日時点)。

暗号資産0.07
経済・カルチャー・気象・その他0.05
金融・政治・Tech・Mentions0.04
スポーツ0.03
地政学0

ここで注意したいのは、 feeRate が式の中の係数であって、 そのままの「◯%」ではないという点です。 Polymarket はもともと取引手数料ゼロで運営しており、 上のカテゴリ別テイカー手数料は 2025〜2026 年の変更を反映したものです。 先物(Perps)は別建てのフラットレートで、 メイカーは -0.00005(-0.5bps、 メイカーが受け取る側)、 テイカーは 0.0002(2bps)、 手数料は fee = abs(price × quantity) × rate(pUSD 建て)で計算されます。 出来高に応じた階段状の tier は公表されていません。

入出金コストとネイティブトークン不在

入出金まわりは、 明示された手数料表が薄いのが実情です。 チェーン別の最低額を超えるような、 platform 独自の入出金・ブリッジ手数料スケジュールは公表されておらず、 送金元チェーンのネットワーク gas は別途かかります。 チェーン別の最低入金額は次のとおりで、 全体の最低入金額は $2 です。

Polygon・大半の EVM チェーン
約 $2
Ethereum
約 $7
Bitcoin・Tron
約 $9

出金時は、 off-ramp コントラクトを通じて pUSD を USDC に戻します(unwrap)。 もう一つ、 手数料を語るうえで欠かせないのが「手数料を下げる受け皿がない」ことです。 Polymarket には取引可能なネイティブ / ユーティリティトークンがなく、 トークン保有で手数料を下げる仕組みもありません(pUSD は USDC 裏付けの担保ラッパーであって、 手数料を下げるためのトークンではありません)。 公式は airdrop も TGE(トークン発行)も発表していません。 手数料の見積もりは、 あくまで上の素の rate と最低額をベースに考えるのが正確です。

他の予測市場との比較

主要な比較相手(Kalshi ほか)と Polymarket の強み

予測市場は Polymarket だけではありません。 比較の軸になる主要な相手は Kalshi(KalshiEX LLC)で、 両者は監督の受け方から手数料の作りまで、 かなり性格が違います。

オンチェーン板取引 / 非カストディ

Polymarket

板ベース(order-book)のオンチェーン予測市場を月間数十億ドル規模で運用。 グローバルな市場網羅の広さと、 カテゴリ内で最も深い流動性を持ちます。 一方で、 グローバル版は米 CFTC の監督の外にあります。
米 CFTC 規制 / 評価額 約 $11B

Kalshi

米 CFTC 規制の指定契約市場で、 グローバル版 Polymarket に欠ける監督水準を備えます。 USD 建ての event contract を $1.00 / $0.00 で決済し、 テイカーは 0.07 × C × (1 − C)/契約(0.50 で最大 約 1.75 セント)、 メイカーはテイカーの 25%、 会費・決済手数料なし(2026-07-07 時点)。 Member Agreement 次第で多くの非米国からも利用できます。

予測・イベント系の会場は、 この 2 つだけではありません。 Manifold Markets はプレイマネー(Mana、 換金不可)で手数料ゼロ、 Metaculus は予測に特化しており、 ほかに PredictIt、 Robinhood / Interactive Brokers の ForecastEx(米規制の event contract)、 ブラジル上場の B3 Contratos de Eventos などが各地の調査で繰り返し登場します。 いずれも一長一短で、 Polymarket が一律に上位というわけではありません。

他の会場が向く場合と誰向きかの結論

では、 誰に向き、 どんなときは他の会場のほうが良いのか。 結論を先に整理します。

完全に国内規制下の会場が必要な米国居住者
グローバル版は米国人をブロックするため、 Polymarket US か Kalshi が選択肢になります。
ブロックされている法域の利用者
現地でライセンスを持つ会場が必要です。
通常の現物 / デリバティブ暗号資産取引・ステーキング・Earn が目的の利用者
Polymarket は銘柄ペアを持たず、 Earn プロダクトもありません。

Polymarket が向くのは、 板の流動性でイベントの確率そのものを売買したい人。 規制の傘や現物取引が要るなら、 別の会場のほうが向いています。

比較そのものは、 この記事の主役ではありません。 自分の目的が上のどれに当てはまるかがはっきりすれば、 どの会場が向くかは自然に絞れます。

Polymarket の規制の全体像

米国での規制転換と取得ライセンス

ここからは主語を platform 側に移し、 Polymarket が世界のどこでどう扱われているかを俯瞰します。 中心にあるのは、 米国での規制転換です。

米国では、 QCX LLC(d/b/a Polymarket US)を通じてイベント契約の指定契約市場(DCM、 CFTC)を運営しており、 2025 年 11 月の修正指定命令によって、 仲介型での米国市場アクセスが可能になりました。 一方で、 グローバル版 polymarket.com は、 米国人に対してはオフショア・無登録のままです。

この構図は、 一度の強制撤退を経ています。 米国では 2022 年 1 月の CFTC 和解(罰金 $1.4M、 米顧客をブロックし非準拠市場を整理)で撤退を余儀なくされ、 2025 年の QCX / CFTC による再参入まではオフショア運営が続きました。 強制撤退から規制内での再参入へ——これが、 世界地図のなかで最も大きな転換点です。

除外地域とクローズオンリー法域

利用できない地域は、 米国だけではありません。 グローバル版の公式除外地域リストは約 35 地域に及びます。

具体的には、 オーストラリア・ブラジル・ドイツ・フランス・英国・イタリア・日本・ロシア・米国などに加え、 制裁対象国(ベラルーシ・キューバ・イラン・北朝鮮・リビア・シリアほか)を含みます。 日本もこの世界地図の一部ですが、 日本の読者にとっての可否と法的リスクは、 次章で個別に扱います。

シンガポールクローズオンリー既存建玉のクローズ可・新規建て不可
ポーランドクローズオンリー既存建玉のクローズ可・新規建て不可
タイクローズオンリー既存建玉のクローズ可・新規建て不可
台湾クローズオンリー既存建玉のクローズ可・新規建て不可
カナダ州単位でブロックアルバータ・ブリティッシュコロンビア・オンタリオ・ケベック

クローズオンリーは、 すでに持っている建玉は閉じられるものの、 新規の建て玉はできない区分です。 全面ブロックとは別の、 platform 側の制限の段階として押さえておくと、 のちの「使えなくなるリスク」も理解しやすくなります。

規制対応の方向性と米国版 entity の存在

規制対応の方向性は、 ひとことで言えば「監視下での制度化」です。

オフショアで米国を締め出していた頃から、 当局調査をクリアして CFTC ライセンスの市場を取得し、 規制対応の米国版を持つところまで来ました。 ただし 2026 年には、 詐欺的マーケティング疑惑をめぐる新たな CFTC 調査や議会からの圧力といった逆風もあり、 「締まっていく」一方向ではありません(この調査の詳細は、 後半のリスク章で扱います)。

同じ系列の現地 entity として、 米 CFTC 規制の Polymarket US(QCX LLC)が存在します。 これは platform 自身の米国版という事実であって、 日本の読者向けの受け皿として案内するものではありません(chainhelm の紹介も適用されません)。 読者一人ひとりの利用可否は、 次章で見ていきます。

日本での Polymarket の利用可否

日本の居住者は現在 Polymarket を利用できない(ジオブロックと賭博罪リスク)

結論から言うと、 日本の居住者は現在 Polymarket(グローバル版)を利用できません。 日本は 2026 年 4 月下旬ごろにジオブロックの対象となり、 公式の除外地域リストに載っています。 これはクローズオンリー(建玉を閉じるだけ)ではなく完全ブロックの集合で、 日本からは新規登録も入金も新規の建て玉もできません。 主語は「あなた=日本の読者」で、 前章の世界地図とは切り分けて読んでください。

利用者側の法的リスクPolymarket に対する日本当局の正式な執行措置は、 現時点ではありません。 ただし金融庁は国会委員会の答弁(2026-04-21)で、 賭博やインサイダーへの「極めて慎重」な懸念を表明しています。 利用者側の核心的な法的リスクは刑法の賭博罪であり、 real-money の予測市場への参加が賭博罪のリスクにさらされうる点は、 平明に理解しておく必要があります。

そして、 日本の読者にとって見落とせないのは、 国内に合法な real-money の受け皿が存在しないという事実です。 日本国内にライセンスを持つ real-money の予測市場はありません。 ポイント制のアプリ(Miraima、 POYP)が実務上の合法な選択肢ですが、 これらは非換金・ポイント型であり、 real-money の等価な代替ではありません。 本記事は、 合法な real-money の代替が「無い」ことを、 回避策で覆い隠さずにそのまま示します。

この節は、 登録を案内するためのものではなく、 情報提供のためのものです。 ジオブロックの回避方法(VPN 等)は一切扱いません。 可否を超える手続きの案内はせず、 最新の状況は公式の情報で確認してください。

Polymarket を使う前に把握しておくべきリスク

オラクル解決と資産保全のリスク(2026年6月のフロントエンド侵害を含む)

最後に、 登録する前に把握しておくべき Polymarket 固有のリスクを整理します。 この platform 最大の systemic risk は、 マーケットの「解決」の仕組みにあります。

マーケットは UMA の Optimistic Oracle で解決されます。 bond を積んだ提案に対して約 2 時間の異議申し立て window があり、 争いになれば UMA の DVM トークン保有者の投票にエスカレーションされます。 この仕組みが裏目に出たのが、 2025 年 3 月の約 $7M 規模の「ウクライナ鉱物協定」市場です。 実際には合意が無かったにもかかわらず、 大口の UMA 保有者 1 者が約 5M UMA(争議投票の約 25%)を投じた末に「Yes」で解決されました。 Polymarket は UMA が誤った結果に至ったと認めつつ、 返金は拒否しています。 WSJ の分析は、 争議になった市場が少数の大口 UMA ウォレット(一部は結果に金銭的な利害を持つ)によって決着しがちだと指摘しています。

2026 年 6 月のフロントエンド侵害2026-06-25、 侵害された第三者ベンダー経由のサプライチェーン / フロントエンド攻撃が polymarket.com に悪性 JavaScript を注入し、 一部のユーザーを悪性トランザクションへの署名に誘導しました。 11 個のウォレットから約 $3.1M の pUSD が流出し、 Polygon から Ethereum へブリッジされています。 スマートコントラクト自体は無事で、 Polymarket は依存を除去し全額補償を表明しましたが、 これは保険ファンドではなく、 その場限りの約束です。

この「その場限り」という点は、 資産保全の作りと直結します。 Polymarket は非カストディ型で、 資金はユーザーごとの Polygon proxy ウォレットに置かれ、 pUSD はオンチェーンで USDC を 1:1 で裏付けています(第三者による Proof-of-Reserves 監査はなく、 裏付けはスマートコントラクトで担保)。 そして、 常設のユーザー保護・保険ファンド(SAFU 型のような基金)も、 常設のウォレット保険もありません。 万一のときに何が守られ、 何が守られないのかは、 登録前に理解しておくべき点です。

進行中の当局調査と締め出し・トークンをめぐるリスク

リスクは資産面だけではありません。 規制とアクセスの側にも、 進行中の論点があります。 2026-06-26、 CFTC は詐欺的マーケティング疑惑について「継続的かつ広範な」調査を開始したと、 WSJ が初めて報じました。

1,105 本レビューされた宣伝動画2026-06-26 WSJ 初報
≈70%シミュレート取引を描写動画のうち
≈$1.9M捏造ベットの提示額約 $900K の偽の勝ち金を含む

有償クリエイターはスポンサー開示をしないよう指示されていたと報じられ、 2 名の米上院議員が連邦調査を要請しました。 なお、 調査の時点では、 起訴や事実認定はありません。

「将来使えなくなる」というアクセス面のリスクもあります。 除外・クローズオンリーの範囲は 2026 年を通じて拡大しており(日本・オーストラリア・インド・ベトナム・インドネシア・アルゼンチン・コロンビア・ブラジルなどが追加)、 いま使える法域でも、 のちにジオブロックや法的再分類が起き、 建玉がクローズオンリーに置かれる可能性があります。

最後にトークンについてです。 公式は airdrop も TGE も発表していません。 POLY トークンや airdrop は広く噂されていますが、 触れる場合は必ず「公式未発表」であることを併記すべきで、 期待を煽るような情報を鵜呑みにしないでください。