— 目次 11 項目
  1. 01 Hyperliquid 紹介コード「CHAINHELM」 は今も使えるか?
  2. 02 Hyperliquid 紹介コード「CHAINHELM」 の特典
  3. 03 Hyperliquid 紹介コードでの登録手順
  4. 04 Hyperliquid 接続後にすべきこと
  5. 05 Hyperliquid 紹介コードは登録後に追加できない
  6. 06 Hyperliquid のポイントプログラムとエアドロップ
  7. 07 Hyperliquid とは
  8. 08 Hyperliquid の特徴
  9. 09 Hyperliquid の規制動向
  10. 10 日本での Hyperliquid の利用可否
  11. 11 Hyperliquid 利用前に把握すべきリスク

chainhelm 専用の Hyperliquid 紹介コードは です。

2026-07-25 時点で、 新規ウォレットで実際に接続し、 紹介コードが適用されることを確認済みです。

ウォレット接続時に本コードを適用すれば、 取引手数料4%割引 が適用されます。 適用は最初の接続時にしかできないため、 その場で適用しておくことをお勧めします。

本記事では、 Hyperliquid 紹介コードを使った登録手順(ウォレット接続)を chainhelm 編集チームが実際に検証したうえで、 Hyperliquid の特徴、 日本での利用可否、 リスクもあわせて解説します。

Hyperliquid 紹介コード「CHAINHELM」 は今も使えるか?

chainhelm 編集チームが 2026-07-25 に新規ウォレットで Hyperliquid に接続し、 紹介コード「CHAINHELM」 が今も使えることを確認しました。

こちらの画像は、 検証時に撮影した実際の画面です。

— 図 1
適用中コードの確認
2026-07-25
適用中コードの確認
「Enter Code」の画面に、適用中のコードが CHAINHELM であることが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

画面に「You are using the code: CHAINHELM」 と表示されており、 紹介コード CHAINHELM が正しく適用されたことが確認できます。

紹介コードは招待リンクに同梱されていて、 最初のウォレット接続の時点でそのアドレスに紐づきます。 インターフェースにはコードの入力欄も用意されていますが、 リンク経由で来た場合に何かを打ち込む場面はありません。 上の「Enter Code」 のパネルにも入力欄はなく、 Enter ボタンも押せない状態ですが、 これはコードが既にアカウントへ記録済みであることの確認画面だからです。 入力欄が出てこないのは、 適用に失敗したという意味ではありません。

chainhelm では、 常にコードの有効性を検証し、 利用可能であることを確認しております。

Hyperliquid 紹介コード「CHAINHELM」 の特典

本コードを接続時に適用すると、 Hyperliquid で以下の特典が適用されます。

  • 特典:取引手数料4%割引
  • 有効期限:なし
  • 対象:新規ユーザー

特典の適用には、 ウォレット接続時のコード適用が必要です。 適用忘れにはご注意ください。

Hyperliquid 紹介コードでの登録手順

PC・ブラウザで接続する場合と、 スマホ(モバイル)で接続する場合に分けて解説します。

なお、 ブラウザの表示言語を日本語にしていても、 Hyperliquid の画面は英語で描画されます。 本記事では画面上の文字列を英語のまま引用し、 その意味を日本語で添えています。

PC・ブラウザでの接続手順

  1. まずは、 Hyperliquid 公式ページ を開いてください(紹介コードが適用されたリンクです)。 開くと、 以下のような画面になります。

  2. 招待リンクを開いて接続を始める

    — 図 2
    紹介コード入りの招待ポップアップ
    2026-07-25
    紹介コード入りの招待ポップアップ
    取引画面の上に招待ポップアップが重なり、紹介コード CHAINHELM と「Connect」ボタンが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

    chainhelm の招待リンクを開くと、取引画面の上に招待用のポップアップが表示されます。見出しに「You are invited to Hyperliquid from the referral code: CHAINHELM」とあり、紹介コードが入った状態で開けているかをここで確かめます。その下の「Connect to Hyperliquid and save on fees by using this code.」は、このコードを使うと手数料が割り引かれるという案内です。ヘッダーの「Connect」ボタンがそのまま残っているのは、まだ wallet を接続していない状態であることを示しています。

    コードを確認できたら、ポップアップの「Connect」を押します。接続する wallet を選ぶ画面へ切り替わります。

  3. 接続する wallet を選ぶ

    — 図 3
    wallet 選択の一覧
    2026-07-25
    wallet 選択の一覧
    「Connect」の画面に Rabby Wallet など 4 つの接続先が縦に並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

    「Connect」を押すと、接続先の一覧が開きます。並んでいるのは「Rabby Wallet」「WalletConnect」「OKX Wallet」「Coinbase Wallet」の 4 つで、手元の wallet に合うものを 1 つ選んでください。

    なお PC のブラウザでは、一覧の上に「Log in with Email」という代替の入口も用意されています。スマートフォンではこの項目が表示されず、メールで入る場合は通常のブラウザから app.hyperliquid.xyz を開くよう案内されます。

    wallet を選んだあとの接続の承認は、wallet 側の画面で行います。承認が済むと、利用規約への同意画面へ進みます。

  4. 規約と各ポリシーを確認する

    — 図 4
    未チェックの同意画面
    2026-07-25
    未チェックの同意画面
    同意画面のチェックボックスが 2 つとも未チェックで、「Accept」もくすんだ色のままです。 出典: chainhelm 編集チーム

    wallet 側で接続を承認すると、「Terms of Use, Privacy Policy, and Cookie Policy」の同意画面に切り替わります。「To proceed, review and accept the following:」の下にチェックボックスが 2 つあり、どちらも未チェックの状態から始まります。

    1 つ目は「Terms of Use」と「Privacy Policy」を読んで同意する項目、2 つ目は cookie の利用に同意する項目です。リンクになっている規約とポリシーを開いて中身を読み、内容に納得できてからチェックに進みます。チェックを入れるまで下の「Accept」は押せないため、まずこの 2 項目に目を通してください。

  5. 2 つの項目に同意する

    — 図 5
    「Accept」が押せる状態
    2026-07-25
    「Accept」が押せる状態
    チェックボックス 2 つにチェックが入り、「Accept」が明るい色になって押せる状態です。 出典: chainhelm 編集チーム

    規約・プライバシーポリシー・cookie の内容を確認したら、2 つのチェックボックスに順にチェックを入れます。両方にチェックが入ると「Accept」が明るい色に変わり、押せる状態になります。

    そのまま「Accept」を押します。隣の「Decline」を押すと同意せずに閉じることになるので、押し間違えないよう確かめてください。同意が済むと、接続を確立するための署名画面へ進みます。

  6. 接続確立の署名を行う

    — 図 6
    gas 不要の接続署名
    2026-07-25
    gas 不要の接続署名
    署名画面に gas-free の説明文が表示され、「Stay Connected」にチェックが入っています。 出典: chainhelm 編集チーム

    「Establish Connection」の画面に進んだら、まず説明文の「This signature is gas-free to send. It opens a decentralized channel for gas-free and instantaneous trading.」を読みます。この署名は gas がかからず、取引用のチャネルを開くためのもので、資金を動かす操作ではありません。

    「Stay Connected」にチェックが入っていることを確かめ、接続を保持したくない場合は外します。確認できたら「Establish Connection」を押し、wallet 側に出る確認画面で署名します。署名が通ると、紹介コードを適用する画面へ進みます。

  7. 紹介コードを適用する

    — 図 7
    コード適用の確認画面
    2026-07-25
    コード適用の確認画面
    「Join Now」の画面に手数料割引の案内と、コード入りの適用ボタンが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

    署名が済むと「Join Now」の画面に切り替わります。「Save on fees by using this code.」の案内と、ボタンに表示された「Join with code: CHAINHELM」で、適用しようとしているコードを確かめてください。

    コードが合っていたら「Join with code: CHAINHELM」を押します。これで紹介コードがアカウントに紐付きます。あわせてヘッダーを見ると、表示が「Connect」から短縮されたアドレスに変わっており、接続済みであることをここで確認できます。

  8. Referrals ページを開く

    — 図 8
    Referrals ページの実績表示
    2026-07-25
    Referrals ページの実績表示
    Referrals ページに紹介実績の集計と、コードと報酬を操作する 3 つのボタンが並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

    コードが実際に適用されているかは、あとから自分で確かめられます。ヘッダーのナビゲーションから「Referrals」を開き、紹介の状況をまとめたページに移動します。

    ページ上部に並ぶ「Enter Code」「Create Code」「Claim Rewards」のうち、適用状況を確認するために「Enter Code」を押します。まだ誰も紹介していない段階では実績の数値が 0 のままですが、コードの適用確認には影響しません。押すと確認用の画面が開きます。

  9. 適用中のコードを確認する

    — 図 9
    適用中コードの確認
    2026-07-25
    適用中コードの確認
    「Enter Code」の画面に、適用中のコードが CHAINHELM であることが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

    開いた「Enter Code」の画面で「You are using the code: CHAINHELM」の一文を読み、適用中のコードが CHAINHELM になっているかを確かめます。ここまで確認できれば、wallet の接続と紹介コードの適用は済んでいます。

    すでに適用されているので、この画面の「Enter」を押して入力し直す必要はありません。確認だけして画面を閉じ、入金の手順に進みます。

スマートフォン(iOS / Android)での接続手順

  1. まずは、 Hyperliquid 公式ページ をモバイルのブラウザまたはウォレットアプリ内ブラウザで開いてください(紹介コードが適用されたリンクです)。 開くと、 以下のような画面になります。

  2. 招待リンクを開いて接続を始める

    — 図 10
    紹介コード入りの招待ポップアップ
    2026-07-25
    紹介コード入りの招待ポップアップ
    取引画面の上に招待ポップアップが重なり、紹介コード CHAINHELM と「Connect」ボタンが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

    chainhelm の招待リンクを開くと、取引画面の上に招待用のポップアップが表示されます。見出しに「You are invited to Hyperliquid from the referral code: CHAINHELM」とあり、紹介コードが入った状態で開けているかをここで確かめます。その下の「Connect to Hyperliquid and save on fees by using this code.」は、このコードを使うと手数料が割り引かれるという案内です。ヘッダーの「Connect」ボタンがそのまま残っているのは、まだ wallet を接続していない状態であることを示しています。

    コードを確認できたら、ポップアップの「Connect」を押します。接続する wallet を選ぶ画面へ切り替わります。

  3. 接続する wallet を選ぶ

    — 図 11
    wallet 選択の一覧
    2026-07-25
    wallet 選択の一覧
    「Connect」の画面に Rabby Wallet など 4 つの接続先が縦に並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

    「Connect」を押すと、接続先の一覧が開きます。並んでいるのは「Rabby Wallet」「WalletConnect」「OKX Wallet」「Coinbase Wallet」の 4 つで、手元の wallet に合うものを 1 つ選んでください。

    なお PC のブラウザでは、一覧の上に「Log in with Email」という代替の入口も用意されています。スマートフォンではこの項目が表示されず、メールで入る場合は通常のブラウザから app.hyperliquid.xyz を開くよう案内されます。

    wallet を選んだあとの接続の承認は、wallet 側の画面で行います。承認が済むと、利用規約への同意画面へ進みます。

  4. 規約と各ポリシーを確認する

    — 図 12
    未チェックの同意画面
    2026-07-25
    未チェックの同意画面
    同意画面のチェックボックスが 2 つとも未チェックで、「Accept」もくすんだ色のままです。 出典: chainhelm 編集チーム

    wallet 側で接続を承認すると、「Terms of Use, Privacy Policy, and Cookie Policy」の同意画面に切り替わります。「To proceed, review and accept the following:」の下にチェックボックスが 2 つあり、どちらも未チェックの状態から始まります。

    1 つ目は「Terms of Use」と「Privacy Policy」を読んで同意する項目、2 つ目は cookie の利用に同意する項目です。リンクになっている規約とポリシーを開いて中身を読み、内容に納得できてからチェックに進みます。チェックを入れるまで下の「Accept」は押せないため、まずこの 2 項目に目を通してください。

  5. 2 つの項目に同意する

    — 図 13
    「Accept」が押せる状態
    2026-07-25
    「Accept」が押せる状態
    チェックボックス 2 つにチェックが入り、「Accept」が明るい色になって押せる状態です。 出典: chainhelm 編集チーム

    規約・プライバシーポリシー・cookie の内容を確認したら、2 つのチェックボックスに順にチェックを入れます。両方にチェックが入ると「Accept」が明るい色に変わり、押せる状態になります。

    そのまま「Accept」を押します。隣の「Decline」を押すと同意せずに閉じることになるので、押し間違えないよう確かめてください。同意が済むと、接続を確立するための署名画面へ進みます。

  6. 接続確立の署名を行う

    — 図 14
    gas 不要の接続署名
    2026-07-25
    gas 不要の接続署名
    署名画面に gas-free の説明文が表示され、「Stay Connected」にチェックが入っています。 出典: chainhelm 編集チーム

    「Establish Connection」の画面に進んだら、まず説明文の「This signature is gas-free to send. It opens a decentralized channel for gas-free and instantaneous trading.」を読みます。この署名は gas がかからず、取引用のチャネルを開くためのもので、資金を動かす操作ではありません。

    「Stay Connected」にチェックが入っていることを確かめ、接続を保持したくない場合は外します。確認できたら「Establish Connection」を押し、wallet 側に出る確認画面で署名します。署名が通ると、紹介コードを適用する画面へ進みます。

  7. 紹介コードを適用する

    — 図 15
    コード適用の確認画面
    2026-07-25
    コード適用の確認画面
    「Join Now」の画面に手数料割引の案内と、コード入りの適用ボタンが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

    署名が済むと「Join Now」の画面に切り替わります。「Save on fees by using this code.」の案内と、ボタンに表示された「Join with code: CHAINHELM」で、適用しようとしているコードを確かめてください。

    コードが合っていたら「Join with code: CHAINHELM」を押します。これで紹介コードがアカウントに紐付きます。あわせてヘッダーを見ると、表示が「Connect」から短縮されたアドレスに変わっており、接続済みであることをここで確認できます。

  8. Referrals ページを開く

    — 図 16
    Referrals ページの実績表示
    2026-07-25
    Referrals ページの実績表示
    Referrals ページに紹介実績の集計と、コードと報酬を操作する 3 つのボタンが並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

    コードが実際に適用されているかは、あとから自分で確かめられます。ヘッダーのナビゲーションから「Referrals」を開き、紹介の状況をまとめたページに移動します。

    ページ上部に並ぶ「Enter Code」「Create Code」「Claim Rewards」のうち、適用状況を確認するために「Enter Code」を押します。まだ誰も紹介していない段階では実績の数値が 0 のままですが、コードの適用確認には影響しません。押すと確認用の画面が開きます。

  9. 適用中のコードを確認する

    — 図 17
    適用中コードの確認
    2026-07-25
    適用中コードの確認
    「Enter Code」の画面に、適用中のコードが CHAINHELM であることが表示されています。 出典: chainhelm 編集チーム

    開いた「Enter Code」の画面で「You are using the code: CHAINHELM」の一文を読み、適用中のコードが CHAINHELM になっているかを確かめます。ここまで確認できれば、wallet の接続と紹介コードの適用は済んでいます。

    すでに適用されているので、この画面の「Enter」を押して入力し直す必要はありません。確認だけして画面を閉じ、入金の手順に進みます。

Hyperliquid 接続後にすべきこと

PC・ブラウザで入金する場合と、 スマホ(モバイル)で入金する場合に分けて解説します。

PC・ブラウザでの入金手順

— 図 18
Arbitrum からの USDC 入金
2026-07-25
Arbitrum からの USDC 入金
入金画面に Asset・Deposit Chain・Amount の 3 項目と、0.2 USDC の手数料の案内が並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

取引に使う資金は、USDC を入金して用意します。取引画面の「Deposit」ボタンを押すと、「Deposit USDC from Arbitrum」の見出しが付いた入金画面が開きます。

見出しの下の「A 0.2 USDC fee will be deducted from the USDC deposited.」は、入金した USDC から 0.2 USDC が手数料として引かれるという意味です。「Asset」が「USDC」、「Deposit Chain」が「Arbitrum」になっていること、そして送金元のネットワークと一致していることを必ず確認してください。

「Amount」に入金する額を入力します。右側に出る「MAX」の数値は、その wallet から入金できる上限です。金額を入れたら「Deposit」を押し、署名の画面へ進みます。

— 図 19
2 件の署名待ち画面
2026-07-25
2 件の署名待ち画面
署名が必要な 2 件が縦に並び、どちらも「Not signed」のまま止まっています。 出典: chainhelm 編集チーム

「Deposit」を押すと「Sign Transactions」の画面に変わります。「You will need to sign two transactions in your wallet.」とあるとおり、入金は wallet 側での 2 回の署名で進めます。

1 つ目が「Approve USDC for deposit」、2 つ目が「Deposit USDC to Hyperliquid」です。署名前はどちらも「Not signed」のままなので、wallet に出る確認画面で内容を読み、金額と送り先に不審な点がないかを確かめてから順に承認します。

本ガイドで確認したのは、この署名画面が表示されるところまでです。実際に送金するかどうかは、金額と手数料を踏まえてご自身で判断してください。

スマートフォン(iOS / Android)での入金手順

— 図 20
Arbitrum からの USDC 入金
2026-07-25
Arbitrum からの USDC 入金
入金画面に Asset・Deposit Chain・Amount の 3 項目と、0.2 USDC の手数料の案内が並んでいます。 出典: chainhelm 編集チーム

取引に使う資金は、USDC を入金して用意します。取引画面の「Deposit」ボタンを押すと、「Deposit USDC from Arbitrum」の見出しが付いた入金画面が開きます。

見出しの下の「A 0.2 USDC fee will be deducted from the USDC deposited.」は、入金した USDC から 0.2 USDC が手数料として引かれるという意味です。「Asset」が「USDC」、「Deposit Chain」が「Arbitrum」になっていること、そして送金元のネットワークと一致していることを必ず確認してください。

「Amount」に入金する額を入力します。右側に出る「MAX」の数値は、その wallet から入金できる上限です。金額を入れたら「Deposit」を押し、署名の画面へ進みます。

— 図 21
2 件の署名待ち画面
2026-07-25
2 件の署名待ち画面
署名が必要な 2 件が縦に並び、どちらも「Not signed」のまま止まっています。 出典: chainhelm 編集チーム

「Deposit」を押すと「Sign Transactions」の画面に変わります。「You will need to sign two transactions in your wallet.」とあるとおり、入金は wallet 側での 2 回の署名で進めます。

1 つ目が「Approve USDC for deposit」、2 つ目が「Deposit USDC to Hyperliquid」です。署名前はどちらも「Not signed」のままなので、wallet に出る確認画面で内容を読み、金額と送り先に不審な点がないかを確かめてから順に承認します。

本ガイドで確認したのは、この署名画面が表示されるところまでです。実際に送金するかどうかは、金額と手数料を踏まえてご自身で判断してください。

本ガイドでは、入金フォームの入力から署名画面が表示されるところまでを実機で確認しました。Arbitrum からの USDC 入金では 0.2 USDC が手数料として差し引かれる点も、画面の表示どおりです。実際に送金するかどうかは、金額と手数料を確かめたうえでご自身で判断してください。

Hyperliquid 紹介コードは登録後に追加できない

紹介コードはウォレット接続時のみ適用可能で、 後付けはできません。

うっかり適用せずに接続を完了してしまった場合、 同じウォレットに後から紐づけ直す方法は用意されていません。

新しいウォレットで登録し直すという選択肢があるので、 検討してください。

  • 接続時に紹介コード CHAINHELM の適用表示が出ているか(リンク経由で入った際に出る適用の案内を確認、 コード入力欄がある DEX ではその欄も確認)
  • 接続後は Referral / Rewards ページを開き、 紹介が反映されているか確認する(コミッション率など紹介に紐づく表示は、 ウォレットを接続した後にのみ現れる)

Hyperliquid のポイントプログラムとエアドロップ

Hyperliquid の名が広く知られるきっかけになったのは、 2024 年 11 月のトークン配布でした。 ただし、 その原資となったポイントプログラムは 2 期とも終了しており、 これから接続する読者がポイントを貯める余地はありません。 ここでは制度がどう動いていたか、 そして今どうなっているかを、 過去形と現在形を分けて整理します。

終了した 2 期のポイントと 2024 年 11 月の HYPE 配布実績

ポイントプログラムは 2 期に分かれており、 いずれも終了済みです。

2023-11-01
第 1 期の配布開始。 週 1,000,000 ポイント。 2023-10-31 までのクローズドアルファ期間分も対象。
2024-05-01
第 1 期が半年間で終了。
2024-05-29
L1 期の配布開始。 週 700,000 ポイント。 2024-05-01 から 2024-05-28 の活動には倍率を適用。
2024-11
L1 期が終了。
2024-11-29
HYPE の genesis(07:30 UTC)。

集計は毎週水曜 00:00 UTC 締めで、 付与は木曜でした。 ただし、 ポイントの算定式は最後まで公開されていません。 docs は「プロトコルの成功に貢献したユーザーへ報いる」 ものだと述べ、 基準は随時更新されるとしていました。 アフィリエイトは、 自分が紹介したユーザーが獲得した 4 ポイントにつき 1 ポイントを得ていました — これも終了したプログラムの仕組みであり、 現在の紹介に付いてくるものではありません。

genesis での配布は、 最大供給 1,000,000,000 HYPE を次のように割り当てるものでした。

31.0%対象ユーザーへ配布310,000,000 HYPE。 genesis 時点で全量アンロック
38.888%将来の emission とコミュニティ報酬予約枠
23.8%コア貢献者1 年ロック。 vesting の多くは 2027-2028 年に完了
6.0%Hyper Foundation 予算60,000,000 HYPE
0.3%コミュニティグラント3,000,000 HYPE
0.012%HIP-2120,000 HYPE

Hyper Foundation は、 私募投資家・中央集権取引所・マーケットメイカーへの配分は無いと明記しています。 一方で、 いくつのウォレットが受け取ったのかは公式の投稿に書かれていません。 広く引用されている「約 94,000 ウォレット」 という数字は一次情報ではないため、 chainhelm ではこれを確定した事実としては扱いません。

現在ポイントプログラムは動いておらず、 次回の公式発表も無い

記事作成時点で稼働中のポイントプログラムはなく、 ポイントに連動した紹介ブーストも存在しません。 今から接続する読者は、 ポイントを貯めているのではなく、 手数料表に沿って取引しているだけ、 という状態です。 この前提を取り違えると、 期待した見返りが最初から存在しないことになります。

将来の配布について確認できる公式の言明は、 次の 1 文だけです。

公式の言質docs は「Hyperliquid は過去のポイント配布を自らの裁量で修正する権利を留保する」 と述べています。 これが、 将来の配布に関して確認できる唯一の公式の記述です。

供給の 38.888% が将来の emission とコミュニティ報酬に予約されているという genesis 投稿の記述は、 追加の配布を約束するものではなく、 時期・規模・方法のいずれも示していません。 第 2 シーズンの公式発表も 2026-07-24 時点で存在しません。 第三者が発信している「Season 2」 系の記事には公式の裏付けがないため、 chainhelm は参照も、 保険をかけた形での言及もしません。 トークンの価値や配布時期の予測を本記事が書かないのは、 書ける材料が無いからです。

トークンが仕組みの中で何をしているかだけは、 公式の設計として確認できます。 取引手数料は運営チームではなく HLP・assistance fund・deployer へ向かい、 assistance fund は L1 の実行内で手数料を HYPE に変換して burn します。 これは資金の流れの説明であって、 価格や将来価値への含意ではありません。

Hyperliquid とは

紹介コードの先にある会場が何者なのかを、 手順と同じ解像度で見ておきます。 Hyperliquid は、 中央集権取引所の板をそのままチェーン上に持ち込むという設計を選んだ perp DEX です。

独自チェーン上に板を置く、 完全オンチェーンの perp DEX

Hyperliquid は自前のレイヤー 1 ブロックチェーンを持ち、 HotStuff 派生の PoS コンセンサスである HyperBFT がそれを守っています。 状態は HyperCore(板・証拠金・約定)と HyperEVM(汎用 EVM)に分かれますが、 状態とコンセンサス層は 1 つを共有します。

約定は完全オンチェーンの中央指値板です。 docs は HyperCore がオフチェーンの板に依存しないと明言しており、 注文は価格優先・時間優先で突き合わされ、 HyperBFT により 1 ブロックでファイナライズされます。 実測されている性能は次のとおりです。

約 200,000注文/秒スループットの実測値
0.2 秒end-to-end 遅延の中央値コロケーション環境
0.9 秒同 99 パーセンタイルコロケーション環境
0.07 秒ブロック生成HyperBFT

数字そのものより重要なのは、 これが「速いフロントエンド」 の話ではなく、 板と証拠金計算がコンセンサスの状態の中にあるという構造の帰結だという点です。 他の perp DEX との違いがどこにあるかは次章で、 実際に起きた事件の評価は最後のリスク章で扱います。

取引規模・取扱市場と、 運営主体とこれまでの歩み

2026-07-24 時点の規模は、 protocol 単独の絶対値で次のとおりです。

78.77億 USD24 時間 perp 出来高本体 + 9 つの HIP-3 builder dex。 本体単体では 35.86億 USD
111.21億 USD建玉本体単体では 74.66億 USD
158万累計ユニークアドレス通算
約 61億 USDTVLDefiLlama ベース

数値を読むときは、 HIP-3 を含むかどうかの範囲と日付を必ず添えて見てください。 いずれも継続的に動く値で、 範囲が変われば桁の印象も変わります。

取扱市場は、 本体で稼働中の perp が 177 市場、 9 つの HIP-3 builder dex を含めると 295 市場です。 spot は 476 の登録トークンに対して 316 ペアがあります。 最大レバレッジは BTC の 40 倍です。 レバレッジ帯の分布は、 本体 dex に登録されている 232 市場(2026-07-24 の API 照会。 稼働中の 177 市場より広い集合です)を対象とした snapshot で、 40 倍が 1 市場、 25 倍が 1 市場、 20 倍が 4 市場、 10 倍が 35 市場、 5 倍が 63 市場、 3 倍が 128 市場です。 40 倍は構造が許す上限であって標準ではありません。

運営の側はどうか。 インターフェース app.hyperliquid.xyz を運営するのは Hyperliquid Corp. で、 利用規約ではブロックチェーンを所有・支配・運営しないと述べています。 コア貢献者は自己資金で運営される Hyperliquid Labs です。 2024 年設立の Hyper Foundation はバグバウンティを運営し、 2025-03-26 のインシデント後には利用者への補填を資金面で担いました。 ただし、 いずれの主体についても設立法域は開示されておらず、 登記情報も確認できていません。 「誰が運営しているか」 を辿れる範囲は、 ここで止まります。

2023
ローンチ。 2023-10-31 までクローズドアルファ。
2025-02-18
HyperEVM メインネット稼働。
2025-04-21
バリデータ集合のパーミッションレス化。
2025-10-13
HIP-3 の builder 展開型 perp を導入。
2026-05-02
HIP-4 outcome markets を稼働。

取引コストの全体像 — 手数料・funding・gas と HYPE ステーキングによる減額

perp の取引コストは手数料率だけでは見えません。 2026-07-24 時点の構成要素は次の 4 つです。

取引手数料
perp は tier 0 で maker 0.015% / taker 0.045% から始まり、 直近 14 日のウェイト付き出来高(14 日 perp 出来高 + spot 出来高の 2 倍)に応じて段階的に下がります。 判定は UTC の日次で、 tier は perp・HIP-3 perp・spot に共通で適用されます。 spot は maker 0.040% / taker 0.070% から。
funding
8 時間レートの 1/8 を毎時徴収する形です。 金利成分は 8 時間あたり 0.01% に固定され、 プレミアムはオラクル価格に対して 5 秒ごとにサンプリングされます。 授受は利用者間で行われ、 protocol は取り分を持ちません。
gas
HyperCore 上の取引は利用者側から見て gas 不要で、 取引を有効化する署名も同様です。 HyperEVM のトランザクションは HYPE で gas を支払います。
入出金
入金に Hyperliquid 側の手数料はありません(送金元チェーンの gas は必要です)。 Arbitrum への出金は、 バリデータの gas を賄うため Hyperliquid 側で 1 USDC の定額です。

この 4 つのうち、 手数料表の比較から抜け落ちやすいのが funding です。 保有しているだけで毎時発生するため、 短期で回すか数日持つかによって実質コストの順位は入れ替わります。 読者が見るべきなのは maker/taker の数字単体ではなく、 自分の保有時間を掛けた合計です。

ゼロ手数料の会場でもありません。 perp も spot も無料ではなく、 現在ゼロ手数料なのは初期テスト中の HIP-4 outcome markets のみで、 そこでも手数料は決済・清算時に発生し、 建玉時には発生しません。 担保資産に USDC を使うと taker 手数料が 20% 低く、 maker リベートが 50% 大きく、 出来高換算が 20% 多くなります。

もう 1 つ、 protocol 側が用意している手数料の減額があります。 HYPE をステークすると取引手数料が 6 段階で下がり、 10 HYPE の 5% から 500,000 HYPE の 40% までが設定されていて、 出来高 tier とは乗算で重なります。 ただし docs は、 ステーキングアドレスを取引アドレスに紐づける操作が恒久的で取り消せないこと、 そしてステーキングアドレス側が取引アドレスから資金を移す一方的な権限を持つことを警告しています。 手数料を下げる代わりに、 資金を動かせる鍵をもう 1 つ増やす選択だと理解して判断してください。

Hyperliquid の特徴

同じ perp を扱う会場は他にもあります。 ここでは 2026-07-24 時点の相対的な位置と、 構造として何が違うのか、 そして誰にとって別の会場のほうが良いのかを順に見ます。 国ごとの利用可否は次章が担当します。

主要な perp DEX との位置関係(2026-07-24 時点の相対値)

DefiLlama の同一基準で 24 時間出来高を並べると、 順位は次のようになります。

Hyperliquid73.62億 USD
Aster16.51億 USD
ApeX Protocol12.56億 USD
Lighter11.83億 USD

報告ベースの 24 時間 perp 出来高シェアは 40.1%(30 日ベースでは 37.1%)。 建玉では差がさらに開き、 perp 全体 180.76億 USD のうち 114億 USD、 およそ 63% を占めます(2 位の Aster は 19.16億 USD)。 中央集権取引所を含むデリバティブ全体で見ても、 CoinGecko の建玉では Binance の 385,354 BTC に次ぐ 2 位(173,366 BTC)です。

ここで正直に書いておくべきことが 2 つあります。 perp 各社の報告出来高は wash やインセンティブ由来の歪みを含みうること、 そして銘柄数も範囲の取り方で変わること(本体 177 / HIP-3 込み 295 / CoinGecko 集計 362)です。 chainhelm は比較に使うメトリクスを少数に固定し、 基準を明示し、 アグリゲータの数値を監査済みの事実としては扱いません。 順位そのものより、 どの基準で数えたのかを読者が確認できることのほうが重要です。

構造的な違い — オンチェーン板・HIP-3 の市場開設・HLP という受け皿

多くの perp DEX は、 AMM やオラクル型の価格形成を採るか、 オフチェーンのマッチングエンジンで約定してオンチェーンで決済します。 Hyperliquid は約定と証拠金計算の両方を専用 L1 のコンセンサス状態の中に置いており、 これが前章の遅延・スループット数値の裏にある実質的な差です。

市場の開設も会場の決定事項ではありません。 HIP-3 では、 誰でも一定量の HYPE をステークすれば独立した perp dex を展開でき、 市場・オラクル・レバレッジ上限・担保・手数料配分を自分で決めながら、 HyperCore の約定・証拠金・清算を継承します。 deployer のステークはバリデータ投票でスラッシュされ、 スラッシュ分は burn されます。

500,000 HYPEHIP-3 の展開に必要なステークdeployer は最大 100% スラッシュの対象
9builder dex の数2026-07-24 時点
42.81億 USDうち「xyz」(TradeXYZ)の 24 時間出来高HIP-3 全体 42.91億 USD のうち
約 2.459億 USDHLP の総エクイティ2026-07-24 時点

上の図が示すとおり、 「誰でも開設できる」 という設計の実際の中身は、 1 つの builder dex への強い集中です。 パーミッションレスであることと、 分散していることは別の話だと読んでおくのが正確でしょう。

HLP は、 コミュニティが所有する vault です。 マーケットメイクを行い、 清算されたポジションを引き受け、 手数料を積み上げます。 中央集権取引所が自社のバランスシートに抱えている受け皿の役割が、 ここでは公開の預入対象になっている、 と言い換えられます。 損益がオンチェーンで見える利点と、 損失が預金者に及ぶという帰結は同じ構造の裏表で、 後者はリスク章で詳しく扱います。

入口の作りも特徴的です。 取引に必要なのは非カストディウォレットの接続と gas 不要の署名 1 回だけで、 本人確認の工程はありません(embedded wallet を裏に持つメールログインも選べます)。 商品面では、 2026-05-02 から HIP-4 outcome markets が稼働しており、 全額担保・レバレッジなし・清算なしという設計で、 perp や spot と同じ証拠金口座に同居しています。

他の取引所を選ぶべき読者と、 この DEX が向く読者

先に、 他の会場が勝つ場面から書きます。

米国およびカナダ・オンタリオ州に居住・所在・法人設立している人は、 利用規約 1.6 条の Restricted Person にあたり、 インターフェースの利用を厳格に禁じられています(制裁・輸出管理の対象地域の市民も、 居住地を問わず同じ扱いです)。 この読者にとって別の会場は好みの問題ではなく、 合法な唯一の経路です。

会場が運営する法定通貨の入出金レールや、 運営者による救済を必要とする読者にも、 別の会場が向きます。 法定通貨のオンランプは独立した第三者に委任されており、 利用規約は受託者義務を否認し、 会社はウォレットの保管も支配も行わないと述べ、 取引は不可逆で、 紛争は拘束的仲裁に付されます。 免許・登録された会場であることを要件とする読者は、 そもそも要件を満たしません — 規約 1.3 条は、 インターフェースも Hyperliquid も、 いかなる法域のいかなる政府機関からも免許・承認・認可・推奨・登録を受けていないと明言しています。

向くのは、 自己管理に慣れたデリバティブトレーダーと、 発行された API キーではなくウォレット署名で認証するアルゴリズム取引の層。 保護・法定通貨レール・監督下のレバレッジ上限を求める読者は、 明確に対象外です。chainhelm 編集チームの評価

自動売買との相性が良いのは、 認証がウォレット署名で完結し、 レート制限が累積出来高に連動し、 最小注文額が 10 USD と参入障壁が低いためです。 なお、 この章の比較は客観的な位置づけであって、 制限の回避策として別の会場へ誘導するものではありません。 国ごとの利用可否は次章で扱います。

Hyperliquid の規制動向

この章の主語は protocol 側です。 どの地域を公式に締め出しているのか、 その制限がどう効いているのか、 そして 2026 年に当局が何を言ったのか。 読者自身の国での可否は次章に置きます。

公式に締め出している対象 — 利用規約の Restricted Persons と outcome markets の別枠

利用規約(最終更新 2026-06-15)は、 除外の対象を条文で定義しています。

米国利用不可規約 1.6 条の Restricted Person。 居住・所在・法人設立・登記事務所のいずれかが該当する個人および法人
カナダ・オンタリオ州利用不可同 1.6 条。 米国と同じカテゴリで列挙
制裁・輸出管理の対象法域利用不可同 1.6 条。 該当地域の市民は居住地を問わず対象。 国名の列挙は無し
outcome markets(別枠)指定法域で制限規約 1.7・1.8 条。 会社が随時指定し、 リストは非公開

制裁・輸出管理の枝が意図的に列挙されていないのは、 適用される制裁レジームに応じて対象が動的に決まるためで、 一次情報から固定リストを導くことはできません。 二次情報に出回る国名を「公式リスト」 として提示しないのは、 そのためです。

2 つ目の、 より狭い制限は HIP-4 outcome markets だけに掛かります。 規約 1.7 条は Excluded Persons を、 会社が随時指定する法域と、 アクセスが違法となる者または取得していない免許を要する者として定義し、 1.8 条は outcome markets タブをブロックする技術的措置を講じうるとし、 10.2(k) 条はそのリスト更新によるアクセス喪失の責任を否認しています。

このゲートは実際に動いています。 2026-07-25 に日本の回線から確認したところ、 outcome markets タブは「Outcome market features are not available in your jurisdiction. This restriction applies only to outcome markets; other features may remain available.」 を返し、 perp・spot・vault・staking は通常どおり表示されました。 どの国がいつ指定されたのかは公開されていません。

制限はどう効いているか — 契約上の禁止と、 フロントエンド側のゲート

文書化されている執行手段は、 主に契約です。 規約 1.9 条は利用が適法であることと所在を偽っていないことの表明を求め、 3.1.5 条は制限の回避行為を禁じ、 6.2 条は裁量による停止・終了を留保しています。 規約が記述する技術的なブロックは outcome markets に対するものだけで、 インターフェース全体の IP レベルのゲートを述べた一次情報の声明は確認できていません。 二次情報にはその趣旨の主張がありますが、 chainhelm は未確認として採用しません。

◆ ◇ ◆

これとは別に、 技術層で観測された事実があります。 2026-07-25 の本番フロントエンド bundle の調査では、 サーバ側の IP ゲートが存在し、「ipBlocked」「userIpBlocked」 の状態が「Not available in your jurisdiction」 を表示して接続・入金・出金を無効化すること、 そしてクライアントがリクエストごとに制限コードを解決する legal-check エンドポイントを参照することが確認されました。 対象集合はクライアント側から列挙できないため、 ここからも国リストは導けません。 契約が制限を定め、 bundle はゲートの存在を示す — どちらも、 公開された国リストは示しません。

構造としては二層に分かれます。 規約 1.1 条は、 インターフェースが分散型・パーミッションレスなブロックチェーンとの相互作用を仲介するものであり、 Hyperliquid Corp. はそれを所有・支配・運営せず、 その機能・セキュリティ・可用性を変更できず、 インターフェースが唯一のアクセス手段ではないと述べています。 1.2 条は、 取引が分散型のバリデータ集合によって執行され、 パーミッションレスに展開されたものを含む市場を会社が審査・承認していないと述べています。 つまり、 地理的除外が制限しているのは公式フロントエンドの利用であって、 プロトコルそのものではありません。 これは構造の説明であり、 規約 3.1.5 条が制限の回避行為を禁じている点と併せて読む必要があります。

2026 年に名指しした当局と、 向かっている方向

2026 年に入って、 複数の当局と業界団体が Hyperliquid の名前を挙げました。 いずれも執行措置ではありません。

2026-04-16
米下院農業委員会の公聴会で、 議員が名指しで言及。
2026-05-15
CME Group と ICE が、 相場操縦と制裁回避への懸念から CFTC と議員に精査を要請。
2026-05-21
英国 FCA が Warning List へ追加(掲載は 2026-06-07 更新)。
2026-06-26
シンガポール MAS が Investor Alert List へ追加。
2026-06-30
豪 ASIC が Report 835 で市場構造上の観察として言及。 同日、 韓国金融研究院が FSC へ提出した報告書が、 拘束力のない提言の中で代表的な DeFi 事業者として引用。

FCA の掲載は、 許可なく金融サービスを提供・宣伝している可能性があること、 そして金融オンブズマンサービスと FSCS の保護が及ばないことを述べたものです。 ここで混同してはいけないのは、 警告リストへの掲載・調査報告の提言・公聴会での言及・業界からの圧力が、 4 つの異なるものだという点です。 まとめて「規制当局の動き」 と書くと、 実際より事態が進んでいるように読めてしまいます。

米国での接触も、 現時点では対話と第三者からの圧力にとどまります。 2026-07-14 には SEC の Crypto Task Force のスタッフが、 当事者側の要請により Hyperliquid Policy Center・XYZ Ltd.・Sullivan & Cromwell の代理人と面談しましたが、 メモに執行措置の記録はありません。 この領域で米国の先例とされる CFTC の 2023 年の和解は DeFi perp の提供者に対するもので、 Hyperliquid に対する措置ではありません。

免許は、 どの法域でも保有していません(規約 1.3 条が明言しています)。 そして 2026-07-24 時点で、 Hyperliquid および関連事業体に対する訴訟・執行措置・和解・制裁・正式な手続は、 いずれの法域でも確認されていません。 ただし、 警告が無いことは認可ではなく、 警告リストへの掲載も違法の認定ではありません。 この 2 文はどちらも正確に読んでください。

動きは両方向に出ており、 まだ決着していません。 関与の側では、 Hyperliquid Labs が 2025 年 5 月に perp と 24 時間取引に関するコメントを CFTC に提出し、 Hyper Foundation は独立の Hyperliquid Policy Center に 1,000,000 HYPE を拠出して 2026-02-18 にワシントン D.C. で発足させ、 同センターと Phantom は 2026-07-09 に、 オンチェーン開発者と自己管理ウォレットを登録規制の対象外とするよう CFTC に求めました。 引き締めの側では、 HIP-3 が株式・指数・商品の perp へ広がるにつれ、 既存取引所からの圧力が具体化しています。 2026-07-24 時点の法的状態は不変です — 米国とオンタリオは除外のまま、 免許は無く、 執行措置も起きていません。

日本での Hyperliquid の利用可否

Hyperliquid は日本の金融庁に登録しておらず、 登録制度は業者側に向いた仕組みです。 日本の居住者が海外の DEX にウォレットを接続することを禁じる規定はありません。 一方で利益は雑所得として課税され、 全額が自己申告になります — この会場は税務書類を発行しません。

日本では未登録のまま利用でき、 利用者側を禁じる規定は無い

まず、 画面の状態と登録の状態を分けて見ます。

perp・spot・vault・staking通常表示2026-07-25 に日本の回線から確認。 geo-block の割り込み画面も法域モーダルも無し
outcome markets利用不可「Outcome market features are not available in your jurisdiction.」 を表示
金融庁の登録なし暗号資産交換業者の登録一覧に不掲載
金融庁の警告リスト掲載なし無登録業者に関する 2 つの警告リストのいずれにも不掲載

つまり日本は、 outcome markets の除外には入るものの、 一般の除外には入っていません。 ただしこの実測は単一の日本 egress IP からの観測です。 chainhelm は「あなたの国から利用できることを検証済み」 という書き方はしません。 なお、 日本がジオフェンスされているとする二次情報が 1 件ありますが、 規約の記述とも実測とも矛盾するため、 本記事では繰り返しません。

規制上の位置づけも、 掲載が無いこと自体は何も保証しません。 2025-12-10 の金融審議会ワーキング・グループ報告書は海外の無登録業者と DEX に一節を割き、 DEX に対する明確な規制手法は確立していないとして継続的な検討を求めています。 掲載が無いことは認可ではなく、 日本の当局が Hyperliquid を名指しした事実もない、 という状態です。

利用者側に何が適用されるかは、 もう少しはっきりしています。 日本の法令に、 居住者が海外の無登録会場を利用したこと自体を禁じ、 あるいは処罰する規定はありません。 資金決済法上の義務(無登録の海外業者が日本国内の者に勧誘することを禁じる 63 条の 22 を含む)は、 業者側に向いています。 ここに但し書きが 2 つ付きます。 1 つは、 日本の投資者保護が一切及ばないこと。 もう 1 つは、 2026-07-23 に令和 8 年法律第 64 号として公布された改正法により、 枠組みが 1 年以内に金融商品取引法へ移るため、 本記事の記述は改正前の制度についてのものだということです。

国内ルールの射程についても、 誤解しやすい点があります。 暗号資産デリバティブの 2 倍レバレッジ上限は内閣府令を通じて登録業者を拘束するもので、 無登録のオフショアプロトコルには及びません。 実務上の帰結は、 保護が伴わないまま、 国内の上限をはるかに超えるレバレッジに晒されるということです。 これは規制の射程についての説明であって、 高いレバレッジを海外に求めるべきだという話ではありません。

日本の税務は全額自己申告 — 雑所得・総合課税で年間報告書は出ない

税務は、 読者が自分で背負う部分がもっとも大きい領域です。

所得区分
国税庁の指針は暗号資産の利益を雑所得として申告の対象とし、 FAQ は暗号資産の証拠金取引による所得を申告分離課税の対象外として、 総合課税の累進税率で申告する扱いを示しています。 perp 取引の所得はこの枠で捉えられます。
20% の申告分離課税
令和 8 年度税制改正大綱の 20% 申告分離課税は、 登録業者を通じて移転される特定の暗号資産に限られるため、 無登録のオフショア会場での利益は大綱の文言上その外側に落ちます。 ただし大綱は政策文書であって、 成立した税法ではありません。
年間取引報告書
非カストディの会場は発行しません。 取得価額の再構成は、 利用者自身の作業になります。

この 3 点はいずれも、 会場側が代わりにやってくれない部分です。 chainhelm は税額の試算や個別の申告方法には踏み込みませんが、 記録を後から作り直す手間は接続前に見積もっておくだけの重さがあります。 未確定の論点(DEX に対する規制手法、 outcome markets の指定、 そして大綱の扱い)は、 未確定のまま読んでください。

Hyperliquid 利用前に把握すべきリスク

この会場のリスクは 2 本柱です。 1 つは、 利用者の制御外にある protocol の層。 もう 1 つは、 perp 取引そのものの構造。 起きた事件は、 その 2 つを裏づける証拠として最後に置きます。

監査の範囲とコードの検証可能性 — 利用者の制御外にある層

公開されている監査は、 対象が限定されています。

公開監査は 2 件
いずれも Zellic による Arbitrum ブリッジコントラクトが対象です。 2023-08-14 の評価は 6 件の指摘(high 1・medium 1・残りは informational)で critical は無し、 2023-11-27 のパッチレビューはセキュリティ上の問題なしでした。
公開監査が無い範囲
L1 のノードソフトウェア、 HyperCore の約定と証拠金計算、 HyperEVM、 HIP-3、 HIP-4。 利用者リスクの大半が乗る層です。

公式 docs のリスクページ自身も、 この L1 が既存チェーンほどの検証と精査を受けていないと認めています。 さらに、 オープンソース化は部分的です。 ブリッジコントラクトと SDK は公開される一方、 L1 ノードはプロジェクト自身のドメインから取得する署名済みバイナリとして配布され、 GPG 鍵で検証する形になっています。 資金を預かるコンセンサスと約定エンジンを第三者が独立に検証したり、 ソースから再現ビルドしたりはできない、 ということです。 監査の空白と、 検証可能性の空白が同じ層で重なっています。

権限とアップグレードの構造には、 一方で堅い部分もあります。 ブリッジコントラクトはアップグレード不可で、 ソース調査では proxy パターン・initializer・delegatecall による更新経路・owner admin のいずれも確認されていません。 ブリッジの権限は固定のマルチシグではなくステーク加重のバリデータ集合が持ち、 入金の反映と出金の承認には 2/3 超の署名しきい値が課され、 ロック解除にはコールドウォレットのクォーラムを要する係争期間が挟まります。 ただし、 プロトコル変更は新しい署名済みノードバイナリとして配布され、 バリデータが採用する形で、 ガバナンスの timelock は文書化されていません。 クォーラムはごく短時間で動きえます — 2025-03-26 の上場廃止は約 2 分で執行されました。

バリデータ集合は 2025-04-21 にパーミッションレス化されています。

34バリデータ数2026-07-24 の API 照会
27active フラグ正確な数は情報源によって食い違う
約 4.361億 HYPEステーク総量2026-07-24 時点

chainhelm はアクティブ集合の数を確定した数字としては扱いません。 集中している箇所も残ります。 ノードバイナリが非公開であること、 公式フロントエンドが単一の会社による運営であること、 そしてクォーラムが即応的に動けること。 コンセンサス障害に対する自動スラッシュは実装されておらず、 応答しないバリデータは懲罰的でない jail に置かれます。

◆ ◇ ◆

価格の供給源も、 外部に委ねていません。 外部のオラクル事業者は使わず、 バリデータが 8 つの中央集権会場の spot 価格に Hyperliquid 自身の価格を加えた加重中央値を 3 秒ごとに publish し、 清算所価格はバリデータ提出値のステーク加重中央値になります。 このオラクル価格は funding を動かし、 証拠金計算と清算に使うマーク価格の構成要素でもあります。 docs 自身がオラクル操作をリスクとして挙げており、 文書化された緩和策は建玉上限と、 オラクル価格から 1% を超えて離れた指値を板に置けない規則の 2 つです(HLP は両方の適用外)。 価格が板の外から来る以上、 板の内側だけを見ていても清算の条件は把握できません。

取引構造そのもののリスク — レバレッジ・清算・ADL・funding

レバレッジの上限は市場ごとに違い、 上限に近いほど清算までの距離は短くなります。

40 倍BTC の最大レバレッジ本人確認・適合性の関門なしで即時利用可能
25 倍ETH の最大レバレッジ2025-03-12 のインシデント後の上限
当初証拠金の 1/2最大レバレッジ時の維持証拠金大半の市場は 3-10 倍とはるかに低い

清算の受け皿がどこにあるかも、 中央集権取引所とは違います。

HLP は隔離された保険基金ではありませんコミュニティ所有で誰でも預け入れできる vault が、 マーケットメイクを行い、 清算エンジンからポジションを引き受け、 清算損益を直接吸収します。 つまり損失は預金者に及びます。 2025 年には実際に三度(2025-03-12・2025-03-26・2025-11-12)、 この形で損失が発生しました(規模は下の記録のとおり)。 HLP が清算リスクを吸収しきれない場合は、 代わりに auto-deleveraging が利益の出ている反対側の建玉を強制的に閉じます。

その auto-deleveraging は、 すでに一度動いています。 クロスマージンの auto-deleveraging がプラットフォーム全体で初めて発動したのは 2025-10-11 の全面安局面で、 21:16-21:21 UTC の時間帯と報告されています。 複数の会場でヘッジしていたトレーダーは片脚だけを閉じられ、 もう一方の脚が開いたまま残る形になりました。 これは極端な条件下で機構が設計どおり動いた事象であって、 プロトコルの障害ではありません。 なお、 二次報道に出回る規模の数字は未検証です。 ヘッジを前提に建てる場合、 「自分の意思では閉じていない脚がある」 状態が起こりうると織り込んでおく必要があります。

手数料表に出てこないコストとして、 funding もあります。 毎時徴収され、 利用者間で授受されるため、 スキューに逆らう建玉は価格の方向と無関係にコストを積み上げます。 保有時間が延びるほど、 headline の手数料比較との差は開きます。

最後に、 資金へのアクセスそのものです。 自己管理である以上、 シードフレーズが単一障害点になり、 取引は不可逆で、 誤りを取り消してくれる運営者はいません。 入金のしきい値も容赦がなく、 5 USDC 未満の USDC 入金は反映されずに embedded wallet へ回され、 1 USDC 未満の入金は消失します。 小さく試すつもりの少額入金ほど、 この線に引っかかりやすい点は覚えておいてください。

2025 年に起きた 4 件の記録と、 救済・継続性の不在

事件は、 誇張も過小評価もせずに並べます。

2025-03-12
50 倍の ETH 建玉が、 トレーダーが含み益を引き出して証拠金を維持水準未満に落とす形で解消され、 HLP が 400 万 USD 超の損失を吸収。 Hyperliquid はプロトコルの脆弱性は関与していないと表明し、 現在も有効な最大レバレッジの上限はこのときに引き下げられた。
2025-03-26
操作されたミームコイン perp により HLP に 1,200 万-1,350 万 USD の含み損。 バリデータ集合が約 2 分で上場廃止と定価での建玉決済を可決。 フラグの立っていない利用者は Hyper Foundation により補填され、 その後、 上場廃止のオンチェーン検証が導入された。
2025-07-29
API サーバがトラフィック急増で機能不全となり、 約 37 分間注文の送信ができなくなった。 L1 はブロックを生成し続け、 返金が行われた。
2025-11-12
別の相場操縦局面で、 HLP に約 490 万 USD の不良債権。

この記録の正直な読み方は 2 つです。 1 つは、 ブリッジ・コントラクト・約定エンジン・コンセンサス層に対する成功した exploit は現在まで報告されていないこと。 もう 1 つは、 繰り返し現れているのが経済的な損失パターン、 すなわち薄い市場の操作によって不良債権が HLP の預金者に押し付けられる形だということです。 稼働そのものは安定していて、 2026-07-24 時点のステータスページは全システム正常、 90 日稼働率 100%、 短時間の計画アップグレードが 2 回のみでした。 つまり、 警戒すべきなのは「サイトが落ちること」 より「薄い板が操作されること」 の側です。

そして、 何かが起きたときの救済は用意されていません。 免許はどの法域でも保有しておらず、 利用規約は受託者義務と資産の保管を否認し、 取引は不可逆で、 紛争は外国法を準拠法とする拘束的仲裁に付されます。 当局が言及している場合も、 現地の言葉で同じことを述べています。 英国の警告は金融オンブズマンサービスへのアクセスも FSCS の保護も無いと明記しています。 この口座の背後には、 預金保護も補償制度も苦情処理機関も存在しません。

継続性も、 前提として置かないほうが安全です。 アクセスは予告なく変わりえます。 outcome markets の除外リストは会社の裁量で指定され、 利用規約はリスト更新によるアクセス喪失の責任を否認しており、 フロントエンドは単一の会社が運営する 1 つのインターフェースです。 法定通貨のオンランプは独自の規約・サポート・要件を持つ第三者サービスで、 Arbitrum へのネイティブブリッジには固有の係争期間の仕組みがあります。 依存関係が増えるほど、 自分の資金に手が届くまでの経路は長くなります。